兵庫県の加古川市消防本部は9日から、聴覚や言語に障害があるなど、音声での緊急通報が困難な人を対象とした新システム「NET119」を運用する。携帯電話やスマートフォンのインターネット機能を活用して文字による確実な通報ができるほか、ボタン操作のみで救急車や消防車の出動要請ができるという。
利用者は事前登録が必要。「救急」「火事」「その他」など、状況に応じたボタンを押して通報できる。また、チャット機能を使い、通報を受けた消防と登録者との間で、周囲の状況や体の状態などについて、文字での対話が可能になる。
同市消防本部によると、音声での緊急通報が難しい人はこれまでファクスを使った通報が一般的だったという。システムは地図情報システム会社「ドーン」(神戸市)が開発。県内では神戸市、姫路市の各消防局が導入した。加古川市消防本部での登録者が神戸、姫路市などへ外出している際にシステムを使うと、現地の消防局が対応できるという。
対象は加古川市、稲美町、播磨町に住み、音声での緊急通報が困難な人。登録は、加古川市障がい者支援課▽稲美町健康福祉課▽播磨町高齢障害福祉チーム-でできる。21、22日の午後1~4時には加古川市民会館で登録説明会がある。
加古川市消防本部が新たに導入する緊急通報システム「NET119」の画面
2016/11/9 神戸新聞NEXT