ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者に不適切指導 福島県「虐待ではない」

2016年11月19日 03時12分17秒 | 障害者の自立

 福島県の知的障害児入所施設「大笹生学園」(福島市)で40代の男性職員が男子園生(17)にカッターナイフを持たせ、「自分(職員)を刺せ」などと発言した問題を巡り、県は17日、一連の不適切な指導は「心理的虐待には当たらない」との調査結果を公表した。この園生が今月上旬、先天性の心臓疾患で死亡したことも明らかにした。
 調査では、県と児童相談所の職員らが施設職員や園生本人に聞き取りした。園生は8月29日の指導後、通学する特別支援学校から施設に戻るのを渋る態度を2週間ほど示した。それ以外は普段と変わらず、「心理的外傷はみられない」と判断したという。
 園生は10月末に体調不良で入院し、亡くなった日に容体が急変した。県は「指導と死亡の間に因果関係はない」と説明した。職員に対する処分は事実関係を再び確認して検討する。

 


【新刊】「改正障害者総合支援制度のポイント(平成30年4月完全施行)」

2016年11月19日 03時08分29秒 | 障害者の自立

「改正児童福祉法・児童虐待防止法のポイント(平成29年4月完全施行)」発行のお知らせ

中央法規出版株式会社(本社:東京都台東区、代表取締役社長:荘村明彦)は、2016年11月、「改正障害者総合支援制度のポイント(平成30年4月完全施行)」(2,600円+税)及び、「改正児童福祉法・児童虐待防止法のポイント(平成29年4月完全施行)」を発行いたしました。改正後条文、新旧対照表を収載し、改正内容をわかりやすく表示した、自治体担当者や事業者・施設の関係者必携の書です。

 ★制度改正のポイントを、図表を使ってわかりやすく解説!


 ★改正後条文は、改正箇所を明確にして収載!


 ★新旧対照表で改正内容が一目でわかる!


 ★調べたいことがすぐわかる、便利な索引付き!

【本の体裁】

『改正障害者総合支援制度のポイント(平成30年4月完全施行)』
定価:本体2,600円+税
体裁:B5判・204頁
発行日:2016年11月25日
編集:中央法規出版編集部
発行・発売:中央法規出版株式会社
ISBN978-4-8058-5444-0

『改正児童福祉法・児童虐待防止法のポイント(平成29年4月完全施行)』
定価:本体2,600円+税
体裁:B5版・212頁
発行日:2016年11月25日
編集:中央法規出版編集部
発行・発売:中央法規出版株式会社
ISBN978-4-8058-5445-7

【本件に関するお問い合わせ】

〒110-0016 東京都台東区台東3-29-1
中央法規出版株式会社 販売促進課(担当:大貫)
TEL03-3834-5815/FAX03-3837-8035 http://www.chuohoki.co.jp


タンデム自転車、公道走行解禁 12月から静岡県内

2016年11月19日 02時59分01秒 | 障害者の自立

12月1日から公道走行が可能になる二輪タンデム自転車

 静岡県警は17日、2人乗りの二輪タンデム自転車を12月1日から県内の公道で走行できるようにすると発表した。2020年の東京五輪・パラリンピックの自転車競技が伊豆市で開催されることなどを踏まえた措置で、解禁は都道府県別で14番目。2人でこぐため息をぴったり合わせれば楽に走れるほか、視覚障害者の行動範囲を広げる手段としても普及が期待される。
 二輪タンデム自転車は二つのペダルとサドルを備えた乗り物。2人が前後に並び、協力してペダルをこいで走る。後ろに乗る人はハンドル操作の必要がないため、視覚障害者らが後部座席に乗って楽しむこともできる。
 公道走行は県道路交通法施行細則で禁止されているが、障害者競技団体などから解禁を求める声が上がり、安全性が確認できたとして改正に踏み切る。タンデム競技はパラリンピックの正式種目。

 公道走行実現を働き掛けてきた関係者からは歓迎の声が上がる。「自転車のまち」を推進する静岡市は今月、タンデム自転車の試乗体験会を開催したばかり。交通政策課の担当者は「レンタサイクルがあれば乗ってみたいという声があった。視覚障害者に自転車の楽しさを知ってもらうきっかけにもなる」と期待する。
 伊豆の国市に拠点を置く日本パラサイクリング連盟の権丈泰巳理事長は「タンデム自転車の国際大会を開催した際に、公道を走れず選手に不便を掛けることがあった。パラリンピックの合宿誘致にもプラスに働くのではないか」と話した。
 都内の取扱業者によると、二輪タンデム自転車は輸入品が中心。競技用を除くと7万~10万円前後が売れ筋という。

 ■ヘルメット着用を 県警は事故警戒
 県警は二輪タンデム自転車の公道走行解禁に伴う交通事故に神経をとがらせる。桜井弘人交通部長は「走行速度や周囲の交通状況に気を配ってほしい」と注意喚起し、ヘルメットの着用を呼び掛けている。
 県警によると、公道走行が可能な13府県では10月末現在、二輪タンデム自転車による交通事故は発生していない。ただ、2人でペダルをこぐためスピードが出やすくなるほか、1人乗り自転車よりも車輪一つ分ほど車体が長いためカーブを曲がる際に注意が必要になるという。
 二輪タンデム自転車が走行できるのは車道や路側帯、自動車専用通行帯で、歩道は通行できない。県警はこうした交通ルールの周知にも力を入れる方針。

2016/11/18    @S[アットエス] by 静岡新聞


<2020年への伝言>白杖(3) 受け手側も意識を変えて

2016年11月19日 02時51分13秒 | 障害者の自立

 中野区視覚障害者福祉協会会長の高橋博行さん(49)=東京都中野区=が、高田馬場駅(新宿区)近くにある日本点字図書館で買い物があるというので、同行させてもらった。

 中野駅から地下鉄東西線に乗る。高橋さんも記者もICカードを持っていたので、記者が先に改札を抜け、すぐ後ろから高橋さんも入場。高橋さんは通路の真ん中に敷かれた点字ブロックに沿って歩き、「ここが三、四番線ですね」とホームへの上り口を確認した。

 ホームに上がると、「今、電車が止まっているかどうかが分からないんです」と高橋さん。階段を上がりながらアナウンスに耳を集中させる時が、駅で最も緊張するという。電車がホームに入ってきた。「アナウンスがなかったら、自分が乗る線に入ってきているのか、その隣なのかも分からない」。駅のアナウンスは重要な情報源だ。

■短時間で乗るのは賭け

 「一人で乗ってみますね」という高橋さんを見守った。ドアが開き、降りる客がほぼいなくなったかなと感じるタイミングで少しずつ前に進む。つえで車両とホームの隙間を慎重に確認しながら乗り込む。「欄干のない橋を渡るような感じ。短時間で乗り込むのは、賭けみたいなものです」

 こんな場面こそ手助けしなくてはと感じたと伝えると、高橋さんは「ホームで立っている時に声を掛けてもらって、『一人で大丈夫』と言う人はまずいないと思う。本当にありがたいです」と答えた。

■声掛けははっきりと

 声掛けは「肩を貸しましょうか」「何かお手伝いしましょうか」と、はっきりと伝える。その際は対面でとか、相手の体に軽くタッチしてなどと言われることが多いが、高橋さんは「どこからでも構わないと思う」。つえを持っていない方の手で肩をつかんでもらい、ドアまで誘導すれば一緒に乗車できる。

 点字図書館では、小学校の授業で障害について話す際に使う道具を探した。対応した職員は、触れて目盛りが確認できる計量スプーンなどを、高橋さんが確認しやすいように手に持たせ、特徴も言葉で詳しく伝えた。目の不自由な人に物を渡す時の参考になった。

 記者はこれまで白杖(はくじょう)で歩く人に対して、「一人で自由に歩きたいという思いもあるのだろうから、声を掛けるのは失礼なのでは」と感じていた部分があった。高橋さんに伝えると、「確かに障害者も人によって考え方はさまざまで、難しい面はある」。自身も以前は周りの目が気になり、「放っておいてほしい」と思う時期があったという。

 「でも、声を掛ける側だけでなく、受け手も意識を変えなくては社会は変わらない」と高橋さん。「今は、助け合いだと思っています。自分が困っているところは補ってもらおう、と考えられるようになったら怖いものはなくなりました。私も別のところで、だれかの役に立てるかもしれない」

 取材前は障害のある人と長時間行動することに緊張もあったが、高橋さんの話を聞くうち、「自分もだれかの役に立てそうだ」と思えるようになっていた。

2016年11月18日   東京新聞


相模原・やまゆり園建て替え 亡くなった方の名刻んだ慰霊碑建立を

2016年11月19日 02時47分48秒 | 障害者の自立

 四十六人が死傷した相模原市緑区の県立知的障害者施設「津久井やまゆり園」の建て替えをめぐる県の説明会が十六日夜、地元の千木良(ちぎら)公民館であった。施設の建て替えに向けて本年度中に基本構想を作る方針を示した県に対し、住民の女性からは「絶対忘れてはいけない事件。亡くなった方の名前も入れた、誰でも慰霊できる碑を造るべきだ」との意見が出た。

 住民二十三人が出席。市が進行役を務め、県は小島誉寿(たかとし)福祉部長らが説明に臨んだ。六十億~八十億円で二〇一七年度から四年間掛けて全面的に建て替えるとし、入所者はその間、横浜市内の県立施設へ仮居住などするため全員がやまゆり園を離れると方針を述べた。

 住民から要望があった慰霊碑について、県側は「遺族によっては、やまゆり園への入所を知らせておらず、偽名で葬儀せざるを得なかった方もいる」と紹介。先月のお別れ会でも各遺族に氏名公表の意向確認をしたとし「悲しみはまだ癒えていないとの話を頂いた。名前を刻むかどうかはもう少し時間を掛けて意向を確かめたい」と述べた。

 施設を運営するかながわ共同会の米山勝彦理事長は「事件が発生した二十六日を(毎月)祈りの日としている」とし、風化防止へ取り組んでいると紹介した。

 住民からは「基本構想の作成に障害者も加えるべきだ」「防災拠点にもしてほしい」との意見もあった。説明会は十八、十九日にもある。 

2016年11月18日   東京新聞