応援の力 他府県関係者から驚きと感謝
「こんなに盛り上げてくれたのは初めて」。バレーボール精神障害者の部が実施された八幡浜市の会場で、他府県の関係者から驚きと感謝の言葉が聞かれた。
県内外を問わず、出場チームに最高の試合をしてもらおうと、市は市民の協力を得てチームごとに数十人の応援団を編成。スティックバルーンなどで鼓舞するのはもちろん、選手のニックネームを連呼する熱の入りよう。愛媛チームの試合かと錯覚するほどだった。粋な計らいに涙ぐむスタッフもいた。
精神障害は外見では分かりにくく、世間の理解は不十分という。メンタルの強さも問われるスポーツをすることは簡単でないときもあろうが、それを乗り越え戦う姿はスタンドの盛り上げを受け、いっそう輝いて見えた。
2017年10月30日(月)(愛媛新聞)
「愛媛国体の次はえひめ大会!みんなで盛り上げよう」―。全国障害者スポーツ大会(28~30日)を前に、八幡浜市の精神障害者ボランティア団体などがこのほど、バレーボール(精神障害者の部)競技を応援する「みんなでもり上げる会」(愛称・みーも)を結成した。関係者は「愛媛ならではの温かい心で、多くの人が精神障害への理解を深められる機会にしたい」と参加を呼び掛けている。
「みんなで盛り上げよう」と障スポ大会のバレーボール・精神障害者の部をPRするみーものメンバー
2017年10月12日(木)(愛媛新聞)