ゴエモンのつぶやき

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障害者アート「頑張ってる姿に感動」でいいの? 1本の映画が映し出す作品の本質

2018年06月30日 13時22分04秒 | 障害者の自立

滋賀県の障害者施設・やまなみ工房――。障害者のアート活動界でユニークな試みが注目されている施設だ。現在、88人の通所者が作品をつくっている。小さな工房がいま障害者アートで世界的な注目を集めている。どこまでも自由で、豊かなアート活動を続けるやまなみ工房に迫ったドキュメンタリー映画「地蔵とリビドー」の上映がアップリンク渋谷で6月30日から始まる。

監督を務めたのは、障害者アートの魅力を広めるクリエーターチーム「PR-y(プライ)」を主宰するクリエイティブディレクターの笠谷圭見さんだ。大阪市在住で、広告会社に所属している。本業もこなしつつ、やまなみ工房に通って彼らの活動を支えてきた。

 この映画の主役は「やまなみ工房」から生まれた作品とアーティストたち。彼らは実名で登場し、その日常が包み隠さず描かれている。

映し出される「ありのまま」

ちょっと変わった地蔵を作り続ける山際正己さんの独り言であったり、吉川秀昭さんの「目、目、鼻、口」と呪文のように唱えながら土の塊に割り箸を使い、螺旋状に小さな穴をあける姿もすべて、ありのままを映す。

岡元俊雄さんは寝転びながら、墨汁をつけた割り箸で紙に絵を描く。幾重にも重なった線で描かれた人物画は岡元さんでしか描けない独特の迫力をもって、その姿をあらわす。

鎌江一美さんの粘土作品のタイトルにはすべて「まさと」さんという名前が入る。施設長の山下完和(まさと)さんのことだ。山下さんへの好意が独特の粘土作品に結実する。 

作品がいつ完成するのか。彼ら自身も含めて、それは誰にもわからない。どう評価されるかも彼らはあまり興味がない。好きなときに、好きなように描く。一つの事実として言えるのは、作品が彼らと他者との確かな結節点となっていることだ。

終盤にさっと挿入される「個性を障害と捉える野蛮な社会が着せたレッテルを脱がして ありのままの姿を写真に収めたい」という笠谷さんの言葉は、そのまま映画のキーワードになっている。

「やまなみ工房は一つのモデル」

彼らの作品に魅了された人たちも率直な意見を口にする。

川久保玲率いるコム・デ・ギャルソンとのコラボでも話題になったアメリカの障害者アート誌「RAW VISION」の編集局長エドワードM・ゴメズは、彼らの作品に賛辞を惜しまない。

「何にも強要されない自由な精神がある。ここにはアーティストの創作性が最大限発揮できる環境がある。一つのモデルである」

やまなみ工房の作品とコラボした商品をつくるファッションブランド「NUDE:MM」のデザイナー、丸山昌彦さんも「洋服は絵と違って、どこへでも着ていける。彼らの絵の魅力を知ってもらいたい」とパリ、東京などでの展示会の反応に自信を見せていた。

「障害者が頑張って作った」は美しいストーリーなのか?

とりわけ印象に残ったのが、アートディーラー、小出由紀子さんの言葉だ。小出さんは「マーケット(需要)がある」と断言したうえで、こう述べる。

「日本では障害がある、という点に注目が集まるが、特にアメリカでは障害の有無や性別や人種を超えて、その作品に作り手の真実があるかどうかが注目される」

現代アートとしての作品そのもの評価よりも、「障害者が頑張って作った」という美しいストーリーが重視される。これはいかにも日本らしい評価だ。しかし、それは本当に「作り手の真実」なのだろうか。作品に込められているのは彼らの内なる衝動であり、彼らのコミュニケーションそのものであるように思えてならない。

注目のラストシーン

この映画のラストシーンで、やまなみ工房のアーティストたちのポートレートの撮影風景がある。スタイリストが、個々人にあわせたスタリングをする。颯爽と着こなし、ポーズを決める彼らをプロのフォトグラファーが撮影する。

「障害者を見世物にするのか」という批判も飛んできそうな撮影だが、撮影の風景はこう問いかけてくる。これはアーティストが普通にやっていることを、普通にやっているだけであり、「障害者」だからやってはいけないと考えるのはなぜか?、と。

ラストシーンに映されるのは、この社会への批評である。

この一本を見るだけで「障害者は生きていても仕方ない」といった声が、いかに現実をみていない言葉か。よく伝わるはずだ。

上映は6月30日にアップリンク渋谷を皮切りに、7月にも都内、9月から大阪で上映が予定されている。今後の細かい日程は公式ホームページで更新される。

2018年06月29日        ハフィントンポスト


茨城・つくば市が障害者への「合理的配慮」に助成金

2018年06月30日 13時12分44秒 | 障害者の自立

 茨城県つくば市は6月から、障害を理由とする差別の解消に向けた「合理的配慮」の提供を、商業者や自治会に促す支援制度を始めた。障害者が安心して利用しやすい設備を設置した飲食店などに助成金を支給する。市によると、導入した自治体は県内初という。

 助成金の上限金額は、設置する設備によって異なる。視覚障害者向けの点字の飲食店メニューや、聴覚障害者や知的障害者、自閉症の人の困りごとや気持ちの理解をイラストで助ける「コミュニケーションボード」の作成には1万円。身体障害者が入店しやすくなる折りたたみ式スロープや、聴覚障害者向けの筆談ボードの購入は5万円。身体障害者向けの段差の解消や手すり設置に伴う工事は10万円と、3段階で設定している。

 2016年4月に施行された障害者差別解消法は、障害者の障壁を取り除くために、負担が重すぎない範囲で対応する「合理的配慮」を自治体や国に義務づけている。兵庫県明石市では先行して、合理的配慮の理念に基づき、設備を設置した飲食店などに助成金を支給している。

朝日新聞


障害者に学ぶ作品の発想力 太田川学園アートディレクター 羽鳥智裕

2018年06月30日 12時59分42秒 | 障害者の自立

羽鳥智裕(はとり・ともひろ)さん(39)=北広島町

 「広島に来るまで、障害のある人たちとの接点は全くなかった。職を探しているとき、縁あって紹介されたのがここだった」。知的障害者の支援施設「太田川学園」(安佐南区)で勤め7年がたつ。今月10日まで泉美術館(西区)で開かれた展覧会「ハナサクモリの芸術家たち」ではアーティスト5人を陰ながらサポートし、成功に導いた。

  埼玉県上尾市出身。東京の花店に就職し、顧客の注文に応じて花や枝などを花器にさす「生け込み」や、結婚式、イベントでの装飾に携わった。「花の美しさを別の形で表現したい」と、ビルの屋上を借り切って、音楽と飲食を融合したパフォーマンスを企画。その後フリーとなり、ドイツ・ベルリンに1カ月半滞在してパフォーマンスを繰り広げるなど、独自のアートの世界を築いた。

 縁もゆかりもない広島に移住したのは、2011年3月11日に発生した東日本大震災がきっかけだった。「言葉で表現しにくいのだが、『とにかく西に行こう』と思った。栃木県で暮らす知人が広島出身で、当時住んでいた東京の部屋はそのままにして、4日後には家族で電車に乗っていた」と振り返る。

 広島市内の空き家で数カ月過ごし、北広島町に移住した。紹介を受け学園を訪ねた同年8月、理事長室で見た一人のアーティストの絵の出来栄えに驚いた。「世の中には『障害者アート』という概念があるが、作品の素晴らしさは、障害の有無とは関係ない。『この人と張り合いたい』と純粋に思ったし、生活ぶりをじっくり見てみたくなった」

 今回の展覧会に出展した5人の作品は、描く対象が全く違い、表現方法もバラエティーに富む。発語しない男性は、部屋や廊下の壁に、長方形をつなぎ合わせ彩色した絵を描いている。「食べる、そして寝る。それ以外はひたすら好きな絵を描く。やり続けることは難しいが、彼らはそれを淡々とこなす。私たちは、そこから多くを学べる気がするんです」

 毎日新聞        2018年6月29日


障害者支援施設が園児に 卵から育てて贈る 

2018年06月30日 12時41分59秒 | 障害者の自立

 山陽小野田市社会福祉事業団の障害者支援施設「みつば園」の入所者ら11人が28日、同市加藤北の真珠保育園を訪れ、カブトムシの成虫やさなぎ計14匹を子供たちに贈った。

  みつば園では、26年前からカブトムシを産卵から羽化まで育て、市内の小学校や幼稚園、児童館に配布している。プレゼントを受け取った園児たちは、みつば園の職員から特徴や育て方を教わり、カブトムシを触るなどして熱心に観察していた。

 年長組の冨田晴翔ちゃん(5)は「触っても怖くなかった。家でも飼ってみたい」と喜んでいた。みつば園は来月中旬までに190匹を45施設に届ける予定。

〔山口版〕毎日新聞

 

 


障害者の技能知って 6/30「アビリンピック高知大会」

2018年06月30日 12時32分19秒 | 障害者の自立

 障害のある人が職場や学校で培った技能を競う「アビリンピック高知大会」が30日、高知市桟橋通4丁目のポリテクセンター高知で開かれる。主催の「高齢・障害・求職者雇用支援機構」高知支部の担当者は「一般企業の方に障害のある人の高いスキルを見てもらい、将来の就職につながれば」と来場を呼び掛けている。

 障害者の雇用促進などを目的に毎年、全国で大会が開かれている。「ワード・プロセッサ」「ビルクリーニング」「喫茶サービス」など7種目に、知的・身体・精神障害者計65人が参加する。

 参加者は、特別支援学校の生徒や就労継続支援事業所で働く人らで、今後、一般企業への就職を希望する人もいるという。

 午前9時からで、入場無料。問い合わせは「高齢・障害・求職者雇用支援機構」高知支部(088・837・1160)へ。

2018.06.29       高知新聞