ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

前回の続き

2006年11月30日 01時21分38秒 | 障害者の自立
サービスの報酬単価が単位せいになり、支給時間の国庫補助も減りました。

2.単位制の導入サービス報酬には、障害児施設、精神障害者施設を除き、全面的に単位制が導入されます。居宅サービスの1単位の単価は、級地区分率によって定まるもので、丙地10円、特別区10.72円(10.98円)、特甲地10.60円(10.81円)、甲地10.36 円(10.49円)、乙地10.18円(10.24円)となります。 注:()内は、行動援護、児童デイサービス、短期入所、外出介護、障害者デイサービス、共同生活援助の1単位の値。 
(厚生労働省告示第二百三十二号 平成18年3月31日  官報 号外 第73号)
3.介護保険よりも低い介護報酬の設定 4月から9月末までのホームヘルプのうち、買い物や通院などの身体介護の報酬単位数は、30分230単位、1時間400単位、1時間半580単位、その後は30分当たり82単位増となります。 
ホームヘルプのうちの家事援助は、30分80単位、1時間150単位、1時間半225単位、その後は30分当たり75単位増となります。 (厚生労働省告示第百六十九号 平成18年3月29日  官報 号外 第70号) 
10月からは、身体介護1.5時間で580単位(0.5時間230単位、1時間400単位、排泄に時間を要する者等は3時間まで30分75単位加算)、家事援助 1.5時間で225 単位(0.5時間80単位、1時間150単位)が基準となります。なお、市町村が特にやむを得ない事情があると判断した場合には、報酬基準時間(身体介護で3時間、家事援助で1.5時間)を超える部分につき、30分70単位増のサービスも認められます。 
高齢者の介護保険では、生活援助(家事援助)が1時間未満が208単位、1時間以上が291単位となっており、障害者ヘルプよりも高い報酬が設定されています。
障害者ヘルプについて、過大なボランティア精神が教養されていること自体、ヘルパー事業者の障害者を敬遠する風潮が生まれないか、心配です。 4.従来の国庫補助基準よりもひくい国庫負担基準の設定 支援費制度の国庫補助基準額一般障害者 25時間(69,370円)視覚障害者等移動介護利用者 50時間(107,620円)全身性障害者 125時間(216,940円)
 自立支援法では、ホームヘルプなど自立支援給付の国庫負担は、義務的経費となりました。しかし、訪問系サービス(居宅介護、行動援護、重度訪問介護、重度障害者等包括支援)を対象に、国庫負担基準が定められました(日中活動系サービスを含めた基準についても、今後検討)。自立支援制度における国庫負担の基準額 ○ 居宅介護対象者の場合区分1  2,290単位区分2  2,910単位
区分3  4,310単位区分4  8,110単位区分5  12,940単位区分6  18,680単位障害児  7,280単位 各市町村への交付金の額は、各区分ごとの利用者数とこの金額を乗じた額の総和に、これまでの利用実績を勘案して決まります。その二分の一を国が、残り四分の一ずつを都道府県と市町村が負担します。したがって、区分1では利用者個人レベルで見ると、およそ11,000円を国が負担し、5,500円ずつを都道府県と市町村が負担することになります。上記の基準額で家事援助を受けるケースを考えて見ますと、区分1で15時間、区分2で19時間、区分3で26時間半のサービスしか受けられません。

障害者自立支援法の問題点整理(1)

2006年11月29日 00時44分46秒 | 障害者の自立

久しぶりに更新します。

10月に制度が全面的に始まりました。それから早2ヶ月経とうとしてます。

いろんな問題で相談に来られる方も増えています。そんな中、この自立支援法の問題点を何回かに分けて掲載していこうと思います。

初回は「どんな問題点があるのか?」並べてみます。

1.1割り負担の導入<o:p></o:p>
2.単位制の導入<o:p></o:p>
3.介護保険よりも低い介護報酬の設定<o:p></o:p>
4.従来の国庫補助基準よりもひくい国庫負担基準の設定<o:p></o:p>
5.食費の自己負担の導入<o:p></o:p>
6.新介護保険法下における介護保険優先に基づくサービス提供の制限<o:p></o:p>
7.実質を伴わない不服審査基準<o:p></o:p>
8.柔軟化に事寄せた賞罰主義<o:p></o:p>
これらの意味で、支援費制度は、2006年3月をもって終了し、新たな障害者<o:p></o:p>
自立支援制度が4月からスタートしたものと考えられます。<o:p></o:p>
10月以降は、さらに次のような問題点をはらんでいます。<o:p></o:p>
9.実態を反映しにくい障害程度区分認定<o:p></o:p>
10.ユニバーサルデザインの品目を除外することになる日常生活用具の指定<o:p></o:p>
11.予想される地域生活支援事業の地域格差
以上が大まかな問題点です。これを読まれて「他にもこんなことあるよ」と
言われる方コメントをお書き下さい。12月23日に佐賀市の高木瀬公民館で
勉強会を企画しております。その際に行政の方や、市議さんや国会議員の方の
参加も予定してます。そこでの問題提起、現場からの要望として「要望書」
として提出していきたいと思います。ご意見をお待ちしております。