ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

県が虐待防止セミナー 松山

2011年01月31日 01時03分38秒 | 障害者の自立
 県障害者虐待防止対策セミナーが29日、松山市湊町7丁目の市総合コミュニティセンターで開かれ、障害者や家族、県内で障害者支援に携わる関係者ら約450人が参加し、表面化しにくい虐待の実態などを学んだ。
 障害者虐待について学び、障害者の権利と尊厳が守られる社会を目指して県が初めて開催した。
 毎日新聞社の野沢和弘論説委員が「障害者虐待の現場から」と題して講演。知的障害がある長男との歩みの中で感じた葛藤や悩みについて、具体例を交えながら、さまざまな虐待の形について紹介した。その上で「はっきりとSOSを発信できない障害者が被害に遭っているのが、障害者虐待の問題。本来障害者の代弁をすべき立場の人たちが権利侵害をしていることもある」と問題提起し、「障害者のためと思ってやっていることが権利侵害につながっていることはないか」と呼び掛けた。

愛媛新聞 -

医療功労賞に長尾さん

2011年01月31日 01時00分57秒 | 障害者の自立
南国の施設長 障害者就労支援40年

 第39回医療功労賞(読売新聞社主催、厚生労働省、日本テレビ放送網後援、エーザイ協賛)の県受賞者に、南国市左右山の身体障害者通所授産施設「ウィール社」施設長の長尾恭代さんが選ばれた。作業療法士として、リハビリによる機能回復だけでなく、障害者の就労支援などを40年以上続けてきた。「その人がその人らしく生活できるためには、病院治療では限界がある。障害と向き合い、社会の中で生活できる力をつけることが大切」と話す。31日、県庁で表彰式が行われる。(沢本梓)
 自身も軽度の障害を持つ。生後6か月で小児マヒを発症し、両足が不自由。肢体障害児の支援施設で暮らした。10回以上の手術に耐え、マラソンができるまでに回復。「医療にかかわる仕事がしたい」と、18歳で当時唯一の作業療法士養成機関だった国立療養所東京病院付属リハビリテーション学院(東京)に入学した。
 日本に作業療法の専門家がいなかった時代。外国人講師が、自作のプリントを教科書代わりにして教えていた。英語の授業に苦戦しながら勉強に励み、22歳の時に国家試験をパスした。
 働き始めた頃、障害者はたまに外出しても、街の人に好奇の目で見られ、伏し目がちに歩いていた。そんな姿を変えようと、施設の入所者をマイクロバスで高知市の中心商店街に連れていき、買い物をしながら歩いた。「見られてもいいじゃない、堂々と生きているのだから」。次第に、一人で喫茶店に入れる人、趣味を楽しむ人も出てきた。
 障害者職業センターやハローワークと連携し、実習の受け入れ先を探す活動もしてきた。「右手が不自由なら左手で字を書く、服を着るといった『生活力』を一緒にトレーニングしていく。障害が重くても働きたいという気持ちはある。少額でも自分の手でお金を稼ぐというのはすごい喜びになる」
 現在は21人が通所する授産施設の施設長。「帰ったら必ず連絡してね」と、利用者が帰路につくまで心配する。その傍ら、専門学校で障害者支援について講義を続け、「医療の専門知識を持ちながら地域に飛び込み、地域活動を支えられる人に」と指導する。
 社会へ踏み出す障害者を支えてきたその目は、母のような慈愛に満ちている。「障害者への理解は進んでいるけど、就労面ではまだまだ。できることが半分しかなくても、その人の役割が認められる社会になってほしい」と願う。

(2011年1月30日 読売新聞)

女子代表奮闘記「アイ・コンタクト」ろう者サッカー映画応援歌

2011年01月31日 00時57分47秒 | 障害者の自立
彦根出身の歌手 GOMA♀さん

 聴覚障害がある女子選手でつくる「ろう者サッカー女子日本代表チーム」の奮闘を描いたドキュメンタリー映画「アイ・コンタクト」の公式応援ソング「AIO」の作詞を、彦根市出身のシンガー・ソングライターGOMA♀(ごま)さん(27)が手がけた。歌も担当しており、「AIOを通じて映画の良さを広め、彦根での上映が実現すれば、ぜひライブで歌って盛り上げたい」と話している。(福永正樹)
 「アイ・コンタクト」は、2009年夏に台湾で開かれた聴覚障害者五輪「デフリンピック」に初出場した日本代表チームを追った作品。高校生から30代の既婚者まで、「もう一つのなでしこジャパン」の選手18人を、学校や職場、家庭での姿を通して浮き彫りにし、ろう教育の歴史なども紹介している。
 約1年前、仕事を通じて完成前の映画を見る機会を得たGOMA♀さんは、「目と目を合わせ、気持ちを伝え合う選手たちの生き生きとした姿に、伝えることの大切さを改めて実感した」と感動し、応援ソングを作ろうと決意。上映中に頭に浮かんだ言葉をメモに書き留めて、作詞した。作曲は音楽プロデューサーの長部正和さんが担当した。
 「aio aio aio yeah」。サンバのリズムにのった明るい曲で、サビの「aio」という言葉には「I」「愛」「eye」「会い」などの意味を重ねたという。GOMA♀さんは手話も学び、映画のPRイベントなどで手話を交えて歌っている。エフエムひこね(彦根市立花町)では、映画と歌のPR番組の収録も行った。
 映画は2月4日まで大阪市西区のシネ・ヌーヴォで、12~18日には兵庫県宝塚市のシネ・ピピアで上映される。ともに一般1500円、学生1200円、高校生以下とシニア1000円。また、エフエムひこねで収録した番組(15分)は、3日の午前9時と午後4時15分に放送される。
 「AIO」は、CDと手話付きDVDのセット(1500円)で販売している。問い合わせはGOMA♀さんの公式ホームページ(http://gomaco.tv/)。



FMラジオの番組収録で、手話を交えて映画と応援ソングをPRするGOMA♀さん(彦根市立花町で)


(2011年1月30日 読売新聞)

ゆっくり心を込めて… 柴田トヨさん『くじけないで』 広島市立中央図書館で朗読

2011年01月31日 00時51分10秒 | 障害者の自立
 本紙の「朝の詩」に投稿した詩などをまとめた99歳の詩人・柴田トヨさん=宇都宮市=の詩集『くじけないで』の朗読会が29日、広島市中区の市立中央図書館であった。約70人が参加し、柴田さんの詩の世界に耳を傾けた。

 柴田さんは、92歳から詩を作り始めた。本紙一面の「朝の詩」の常連投稿者で、昨年発刊した処女詩集『くじけないで』(飛鳥新社)は、詩の世界では異例の100万部を突破するベストセラーとなった。

 同図書館では、解説を交えるなどして、視覚障害者も参加しやすい「バリアフリー朗読読書会」を毎年開催。22回目の今回は、訪問看護サービスを受けている柴田さんにちなみ、介護サービスの利用方法についての講演会も行われた。朗読会では「ひろしま音読の会」代表の森岡三恵さん(54)が、詩集の中から34作品を紹介。柴田さんのこれまでの軌跡を紹介しながら、日常生活での出来事や、亡くなった母や家族への思いをつづった詩を、ゆっくりと心を込めて朗読した。広島市西区の主婦、西田昇子さん(75)は「全てが身近に感じられて、一つ一つが心に染みた」と話していた。

MSN産経ニュース

「障害者の権利条例」制定へ さいたま市、政令市で初めて

2011年01月31日 00時48分29秒 | 障害者の自立
 さいたま市は二月の定例市議会に「障害者の権利の擁護等に関する条例(ノーマライゼーション条例)」案を提出する。成立すれば北海道と千葉県に次いで三例目で、政令市では初めて。関連の予算計九億七千万円を当初予算案に計上する。 
 条例案は、障害がある人の地域での共生を目指し、差別や虐待を禁止。自立や社会参加への支援を市が行うことを定めた。差別や虐待の訴えがあり、当事者間で調整がつかない場合は、障害者や市民なども入った「権利擁護委員会」をつくり、あっせんや勧告をする。
 保証人不在などで、今までは難しかった障害者の民間住宅への入居を支援するなど、賃貸契約の相談に二十四時間応じるサポート事業を条例制定と同時に試行。新年度予算に約七百二十七万円を盛り込んだ。また、今まで利用範囲を余暇活動での外出時に制限していた「移動支援事業」の対象範囲を通学・通所を含めるよう拡大。介助者の人件費などとして、九億一千九百万円を増額する。
 条例制定は、清水勇人市長が選挙公約に掲げていた。当選後の二〇〇九年十一月から、障害者施策推進協議会が話し合いを重ね、昨年十二月に条例制定を求める答申を出していた。

東京新聞