ゴエモンのつぶやき

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鹿沼市公式サイト一新 視覚障害者へも配慮‎

2010年12月27日 01時21分48秒 | 障害者の自立
音声読み上げや文字拡大など

下野新聞によると、栃木県・鹿島市では、同市の公式サイトを全面リニューアルしたという。リニューアルしたサイトでは、視力の弱い人向けの音声読み上げや文字拡大、外国語への翻訳連動など、新たな機能を追加して視覚障害者にも配慮したサイトとなっている。

自動翻訳機能も充実

同リニューアルでは誰でも情報を得やすいよう工夫がなされている。視覚障害への配慮もそうだが、外国語については、使用者の多い英語、中国語、ポルトガル語の自動翻訳をより使いやすい機能にした。また、地図と連動して施設検索機能も追加した。

同市ではgoogleなど公開されている無料サービスを積極的に活用し、低コストでの機能充実をはかったという

日刊!目のニュース

「若楠どんぐり村」が移動販売車導入

2010年12月27日 01時20分16秒 | 障害者の自立
佐賀市三瀬村 移動販売車の前で商品をアピールする通所者ら  佐賀市三瀬村の知的障害者通所授産施設「若楠どんぐり村」に、移動販売車「どんぐり号」が導入され、25日に通所者らに披露された。施設で手がけるパンや乳製品を広範囲で移動販売できるようになり、関係者は「通所者の給料アップにつながれば」と期待を寄せている。
 トラックを改造した車両は、競輪とオートレースの収益金からの補助を一部受けて購入した。荷台の後方にパンや野菜の3段の陳列棚、前方にアイスクリームやシュークリームなどの乳製品を入れる冷蔵・冷凍庫をそれぞれ配置。施設を運営する社会福祉法人「若楠」によると、県内の授産施設が移動販売車を導入するのは初の試みという。25日は通所者や従業員が新車の導入を祝って餅つき大会を開き、つきたての餅を客に振る舞った。
 施設には現在、53人が通っており、施設がある「三瀬ルベール牧場 どんぐり村」で飼育している牛やヤギなどの世話をはじめ、牧場の管理、園内のパン工房やレストランで仕事をしている。導入を機に現在週1回の訪問販売を週2回以上に増やすことや、買い物が困難な高齢者、障害者世帯への宅配サービスを検討しているという。
 施設の圓日徹也・総務企画セクション長(54)は「29日の初出動は福岡市内に遠征する。売り上げアップの起爆剤として期待するとともに、施設利用者が社会に貢献して頑張っている姿をアピールしたい」と話していた。
(2010年12月26日 読売新聞)

古里の旬を届けて25周年 西和賀障害者通所施設の宅配便

2010年12月27日 01時16分26秒 | 障害者の自立
 岩手県西和賀町沢内の障害者通所施設が取り組む「ふるさと宅急便」が今年、25周年を迎えた。年4回、利用者らが生産した特産物など四季折々の品々を首都圏在住者中心に届け、心の交流を続けている。人口減少や高齢化が進む中、「障害者が地域おこしの主体者になれる」と、施設関係者は手応えを感じている。
 町内唯一の障害者通所施設「ワークステーション湯田・沢内」。21日、利用者や保護者、地域住民ら約30人が集まり、のし餅や黒豆、しめ飾りといった正月用品、大根、白菜、ナメコなどの箱詰め作業に精を出した。
 発送先は会員約250人。もち米、野菜は町内の休耕田や畑を借り受けて収穫するなど、ほとんどが利用者の生産品だ。淀川淳次さん(37)は「幸せな気分になってほしい」と、願いを込めた。
 宅配便のきっかけは、旧沢内村の故深沢晟雄村長が掲げた「生命尊重」の理念に共感した村内外の人々だ。村は深沢村政の1960年、全国初の老人医療費無料化に踏み切り、追随した国が83年に有料化した後も堅持。これを顕彰し、村で集会が開かれた。85年、村にようやく福祉共同作業所が開所。集会参加者らが会員となり、障害者の仕事にしようと「ふるさと宅急便」がスタートした。
 発送は2、6、9、12月の年4回。山菜、リンドウ、しみ大根など旬の特産品を提供する。会報や町の広報誌も入れ、情報発信を忘れない。
 当初からの会員も少なくない。東京都足立区の久保俊子さん(94)は「生まれも育ちも東京の私にとって、ふるさとからの贈り物。年齢的に訪問するのは難しいが、これからも続けたい」と、到着を心待ちにしている。
 「心の交流があるから長続きしているのだと思う。必要としてくれる人がいて、利用者の励みになる」と高橋典成施設長(63)。町は65歳以上の人口が占める割合を示す高齢化率が40%を超える中、「地域の活力を取り戻していければいい」と話している。


河北新報

セミナー:障害者の地域共生考える きょう、さいたまで /埼玉

2010年12月27日 01時13分34秒 | 障害者の自立
 障害者が地域で共に生きていく「ノーマライゼーション」を考える公開セミナーが26日、県障害者交流センター(さいたま市浦和区大原3)で開かれる。
 日本福祉大埼玉県地域同窓会が主催。障害者福祉に詳しい同大の大泉溥教授の基調講演に続き、長瀞町立長瀞中で盲導犬とともに教壇に立つ全盲の新井淑則(よしのり)教諭や、県障害者雇用サポートセンターの小野博也所長らによるパネルディスカッションが行われる。
 午後1時からで、会員以外は500円の参加費が必要。JRさいたま新都心駅から無料送迎バスが利用できる。同会事務局(電話048・479・3402)。

毎日新聞 2010年12月26日 地方版

ヘルパー・点訳・手話通訳… 裁判員に障害者、対応は?

2010年12月27日 01時11分35秒 | 障害者の自立
 県内で初めて視覚障害のある男性が裁判員に選ばれ、先月審理に参加した。男性は、判決後、他の障害者に対しても「及び腰にならないで参加して欲しい」と呼びかけた。障害者が裁判員に参加する課題を探った。
 「視覚障害があるんだけれどもサポートしてもらえるだろうか」。今回参加した松山市の60代の男性から地裁に連絡が入ったのは、選任手続きの1カ月余り前だった。家族は心配していたが、男性は「国民の義務を果たすため選ばれたら参加しよう」と決めていたという。
 今回の裁判では、選任手続き日の午後から公判が始まる日程だったため、地裁は選任された時の事を想定して、あらかじめ男性との間ですりあわせを始めた。まず、男性の自宅から裁判所までの往復と、裁判所内の移動に関して、男性に付きそうガイドヘルパーを用意した。男性が実際に裁判員に選ばれると、法廷内では男性の席を裁判官の隣にして、裁判官から説明を受けやすいよう配慮した。
 地裁から事前に連絡を受けた検察側と弁護側も、男性が選ばれた時のことを考慮して選任手続き前から、裁判員に配る冒頭陳述や弁論のメモを、点字に訳して用意した。地検では、点訳する機械がなかったため、外部の機関に依頼したという。法廷内では、証拠としてモニターに映される写真について、何がどう写っているか、ひとつひとつ言葉で説明する配慮を見せた。
 男性は、証人尋問や被告人質問で質問を投げかけるなど積極的に参加。判決後の会見では、「裁判長もかみ砕いて説明してくれて、十分ついていけた。人生で二度とない経験ができた」と話した。他の裁判員も、「積極的に参加していて違和感がなかった」などと感想を述べた。
 一方で課題も残った。男性によると、男性は中途失明者のため、左手の人さし指のみで点字を読む。両手で点字を読める人と比べて、読むのに時間がかかるという。そのため、公判では冒頭陳述などを読み上げるスピードについていくのが難しかったという。点字を読み取る速度は個人差が大きい。その人にあった速度で話す必要性が求められる。
 また、男性は会見で「(裁判員が通る通路の)階段に手すりを設けて欲しい」と施設面の課題も指摘した。地裁の西山孝総務課長(51)は、「このように意見を言ってもらうことで、初めて気づくこともある。今後の改善につなげていきたい」と話す。
 視覚障害以外の障害者が裁判員に選ばれた場合は、どうなのか。
 地裁は2008年から09年にかけての改修工事で、裁判員裁判に向けて建物内の階段に車いす用の段差解消機を取り付けるなどバリアフリー化を進めてきた。
 昨年には手話通訳士を呼んで聴覚障害者を裁判員とした模擬裁判も開くなど、積極的に準備してきている。だが、県聴覚障害者協会によると、聴覚障害者は必ずしも手話ができるわけではなく、筆談や絵を使うなど、コミュニケーション方法は様々という。参鍋由美会長(52)は「事前に打ち合わせを重ねて、その人に合ったサポートをする必要がある」と指摘。その上で、「裁判員制度が障害者にとって社会参加のきっかけになるのはとてもいいこと。もし選ばれたらぜひ参加してみたい」と手話で答えた。
 西山課長は「どの程度のサポートが必要か、相手のニーズを事前に正確に把握することが大切になってくる。ソフト、ハード両面で可能な限りサポートできる環境を整えたい」と話している.

朝日新聞