四日市市文化会館で5日、市障害者大会が開かれ、よっかいち失語症友の会会長の堀本一治(かずはる)さん(70)が、失語症患者として初めて実行委員長を務めた。
大会は年に一度、市内の10の障害者団体が主催。地域の社会福祉の充実を目指して、市などへの要望の決議や体験発表があり、今年は500人が参加した。
実行委員長は主催団体の持ち回り。失語症は言葉を話したり読んで理解するのが困難になるので、友の会では、順番が回ってくると、家族や支援者が委員長を務めてきた。
今回、堀本さんは「ゆっくり話してもらったり、少しの協力があれば自分でもできる」と委員長を務める意思を伝え、意思疎通が難しいと思われていた打ち合わせも順調にこなした。この日は、手の動きを交え、言葉を出さなくても参加できる合唱などの成功を見届け、胸をなで下ろした。
外見ではわからない障害とともに生きる人は少なくないことから、堀本さんは「どんな障害があるのかまず知り、社会で何が必要か考えてほしい」と障害者への理解を求めていた。
中日新聞
大会は年に一度、市内の10の障害者団体が主催。地域の社会福祉の充実を目指して、市などへの要望の決議や体験発表があり、今年は500人が参加した。
実行委員長は主催団体の持ち回り。失語症は言葉を話したり読んで理解するのが困難になるので、友の会では、順番が回ってくると、家族や支援者が委員長を務めてきた。
今回、堀本さんは「ゆっくり話してもらったり、少しの協力があれば自分でもできる」と委員長を務める意思を伝え、意思疎通が難しいと思われていた打ち合わせも順調にこなした。この日は、手の動きを交え、言葉を出さなくても参加できる合唱などの成功を見届け、胸をなで下ろした。
外見ではわからない障害とともに生きる人は少なくないことから、堀本さんは「どんな障害があるのかまず知り、社会で何が必要か考えてほしい」と障害者への理解を求めていた。
中日新聞