ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者就職雇用相談会

2010年12月01日 01時13分38秒 | 障害者の自立
 障害者の雇用促進を図ろうと29日、伊那地区障害者就職雇用相談会が伊那市で開かれました。

 相談会はハローワーク伊那が開いたもので、2年ぶりの開催となります。

 去年は雇用情勢の悪化から開催できませんでしたが、今回は製造業を中心に14社が参加、120人の障害者が相談に訪れました。

 56人以上の従業員がいる企業の障害者法定雇用率は6月1日現在ハローワーク伊那管内が1.53%で前の年を0.03ポイント下回っています。

 県平均は1.78%、また全国平均は1.68%となっています。

 また管内で仕事探しの登録をしている障害者は10月末現在で411人いるということです。

 ハローワーク伊那では、景気は引き続き厳しい状況にあるが、企業に対し法定雇用率達成のための指導と障害者の就職促進に努めていきたいとしています。

伊那毎日新聞

街のバリアなくそう 障害者やお年寄りが段差など点検

2010年12月01日 01時09分09秒 | 障害者の自立
 仙台市中心部の道路事情を調べ、バリアフリー(障壁除去)化につなげようと、市は26日、青葉区のJR仙台駅周辺などで「まち歩きワークショップ」を開いた。
 市内の身体障害者やお年寄り、出産経験のある女性ら約20人が参加。市民の利用頻度が高い中心部の三つのルートを設け、路上の段差の有無や、階段に手すりがついているかどうかなどを市職員らと一緒に点検しながら歩いた。
 意見交換会では「点字ブロックが途切れているため歩きにくい歩道があった」「歩行者用信号機が聴覚障害者対応になっていなかった」などの指摘があった。
 市はバリアフリー新法に基づく市独自の基本構想を策定しており、今回のワークショップを反映させる。基本構想の中間案は来年1月上旬までに策定する予定。


2010年11月30日火曜日

河北新報

共に生きる:障害者差別をなくす条例/1 駐車スペース /熊本

2010年12月01日 01時07分02秒 | 障害者の自立
 ◇泣き寝入りの人多く
 夜間照明に乗用車が浮かび上がる。九州自動車道の広川サービスエリア(SA)=福岡県広川町。車椅子に乗った松川健二さん(59)=菊池市泗水町=は障害者用駐車スペースに止められた1台の車の横で、じっと運転手を待っていた。松川さんの「戦い」だ。

 健常者の運転手が戻ってきた。松川さんは愛車でその車の前をふさぎ、驚く運転手にやわらかい関西弁で「ここには止めんといて。お宅らの場所ではないでしょう」と語りかける。SAに限らず、松川さんはこれまで駐車場で数百台に声を掛けた。多くの運転手は「すみませんでした」などと謝るが、今も違反駐車はなくならない。

 松川さんは23年前、印刷会社に勤務していた京都府京田辺市で過労状態のまま居眠り運転。5メートル下の田に転落する労災事故で、胸椎(きょうつい)に障害を負って脇より下がほぼ動かなくなった。05年には旧植木町の交差点で追突事故にも遭い、熱さや痛みを全く感じない「不全まひ」の状態に。

 駐車専用スペースが障害者にとって本当に必要だと分かってほしいという思いで、運転手への声掛けを続けてきた。つえをついたり車椅子を動かす握力の低い人は、店頭から遠い距離の移動は本当につらい。「昔に比べればスペースは増え、電車などにも障害者用の空間ができた。ただ設置しただけで、どう使われているか設置者が関心を払っていないケースも多い。私のようには声を上げられず、泣き寝入りしている障害者は多い」

 松川さんは昨年2月から、県内にある障害者関連の23団体の仲間と、障害の有無にかかわらず共に暮らしやすい社会を目指す条例をつくるための勉強会を20回以上重ねてきた。

 検討中の条例案では、社会全体に対し「障害者が健常者と同じような生活を送ることができるような配慮」を求める。例えば、車椅子の人が2階にあるラーメン屋に行きたいのに階段しかない場合どうするか。エレベーター設置など経営者らにとって重い負担を強いられる懸念も出ているが、松川さんは「条例案では、店側に過重な負担はさせないと明記している。階段をおぶってもらったり、屋外でも食べられるようにするなどの配慮をしてもらえればありがたい」と話す。

   ◇  ◇

 障害者や難病患者らが、健常者と変わらない生活を送るための条例案が検討されている。なぜ条例が必要なのか。課題は何か。関係者を訪ねた。つづく

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 ■ことば

 ◇障害者への差別をなくす条例
 08年の蒲島郁夫知事の県知事選マニフェストで制定準備が明記された。今月、県の条例検討委で「素案」が完成。12月に意見公募した上で来年2月に県議会への提案を予定している。仮称は「障害のある人もない人も共に生きる熊本づくり条例」。同様の条例は千葉県と北海道で施行されており、12年4月に施行されれば西日本で初となる。

毎日新聞 2010年11月30日 地方版


ことば:障害者への差別をなくす条例 /熊本

2010年12月01日 01時05分19秒 | 障害者の自立
 ◇障害者への差別をなくす条例

 08年の蒲島郁夫知事の県知事選マニフェストで制定準備が明記された。今月、県の条例検討委で「素案」が完成。12月に意見公募した上で来年2月に県議会への提案を予定している。仮称は「障害のある人もない人も共に生きる熊本づくり条例」。同様の条例は千葉県と北海道で施行されており、12年4月に施行されれば西日本で初となる。

毎日新聞 2010年11月30日 地方版


NPO「とら太の会」総理大臣表彰、障害者や園児らの交流評価

2010年12月01日 01時04分15秒 | 障害者の自立
 熊本県八代市で障害者支援や学童保育などに取り組むNPO法人「とら太の会」(会員約450人)が、子供や若者、その家族らの育成支援への功績を認められ、内閣総理大臣表彰を受賞した。

 同会は「次世代に引き継げるように活動を続けたい」と意欲を燃やしている。(北川洋平)

 とら太の会は1983年、八代市の幼稚園教諭だった山下順子理事長(57)を中心に、障害児の療育サークルとして市内の福祉施設などで活動を開始。「様々な立場の人々が集う共生の場作り」をモットーに、その後は自宅を開放して障害者の作業所、無認可保育所を運営するなどしていた。2003年には八代市妙見町に造った木造平屋約230平方メートルの施設「とら太の家」に拠点を移し、学童保育の運営や、高齢者、不登校・引きこもりの若者らの一時預かり事業なども行っている。

 施設は1日平均約100人が利用。保育園の幼児らが障害者と遊んだり、作業所の仕事を高齢者が手伝ったりするなど、世代や立場を超えた交流が見られる。施設に通う不登校の学生らが、懸命に働く障害者らの姿を見て、再び学校に通うきっかけを得るなどしたという。

 こうした取り組みが、「1軒の建物に作業所や保育所があり、高齢者や不登校、引きこもり者が集う全国に例を見ない活動を行っている」と評価された。

 山下理事長は「共生というテーマに向かって、地道に取り組んできた活動を評価してもらえてうれしい。さらなる飛躍を目指したい」と喜んだ。

(2010年11月30日 読売新聞)