ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

視覚障害者の劇鑑賞手助け 豊島区でボランティア講座

2010年12月17日 01時17分13秒 | 障害者の自立
 視覚障害者の演劇鑑賞をサポートするボランティア講座が15日、東京都豊島区東池袋の劇場「あうるすぽっと」と周辺で開かれた。

 講座は視覚障害者が駅から劇場内の座席やトイレまで安全に誘導できるよう計4回行われる。この日はアイマスクを着けた受講者を別の受講者が実際に誘導した。

 受講者は22~26日に同劇場で開かれる劇団昴(すばる)の「クリスマス・キャロル」で実際にサポートする。昴では視覚障害者が演劇を楽しめるよう、レシーバーなどで舞台上を説明する音声ガイドを実施している。

MSN産経ニュース

聴覚障害者の「デフリンピック」知って 

2010年12月17日 01時15分22秒 | 障害者の自立
 大分市の県立聾(ろう)学校(横山賢校長)で、聴覚障害者の国際大会で活躍する選手が来校する「デフリンピック教室」があった。中学部と高等部の生徒33人が参加し、スポーツの楽しさや努力することの大切さを学んだ。

 デフリンピックは、4年に1度開催される国際的なスポーツ大会。スタート音や審判の合図などを視覚的に工夫する以外はオリンピックと同じルールで行われる。2009年には台北で開かれ、日本からは245人が出場した。
 同大会に出場しバドミントン混合ダブルスで銅メダル、団体も5位に入賞した小堀知史選手(39)=熊本県=らが来校。小堀選手は、バドミントンを始めたきっかけや、トレーニング方法などについて講話。「職場の理解がなければ大会出場も難しい。今は、13年にあるギリシャ大会に向けて練習に励んでいる」と話した。
 その後、生徒らは小堀選手と勝負。小堀選手のスマッシュに拍手喝采が上がった。対戦したバドミントン部で高等部3年の菊地英史君(18)は「動きが速くてすごかった。大会に出場し金メダルを目指したい」と笑顔。小堀選手は「夢を持って頑張ることが大事」と生徒らにエールを送った。
 全日本ろうあ連盟スポーツ委員会の田原直幸さんは「デフリンピックは知名度が低く、ろうあ者でも知らない人が多いのが実情。頑張っている選手がたくさんいるので、応援してほしい」と呼び掛けている。

大分合同新聞

野球ボール再生、1球50円 宇治の障害者支援NPO

2010年12月17日 01時13分32秒 | 障害者の自立
 障害者の就労を支援する宇治市のNPO法人が、ボロボロになった使用済みの野球ボールの再生に取り組んでいる。球児らに道具を大切にする意識を育んでもらい、障害がある人の自立も支援する事業として注目されている。

 土が染みこんで茶色くなった古いボールが机のうえにずらり。破れた革が、一つひとつ、縫い合わされていく。作業に従事する男性は「まだまだ使えます。すぐ直りますよ」と笑顔で話した。

 同市小倉町老ノ木のマンションの一室にあるNPO法人「就労ネットうじ みっくすはあつ」。知的障害などがある10~60歳代の男女28人が利用し、食料品の製造や販売、清掃などを通じて、自立を目指している。ボールの再生もその一環だ。

 名付けて「エコボール」。1球あたり50円で修繕を請け負う。再生によりボールの寿命は3~4倍程度になる。新品は400~500円程度なので割安だ。1時間で15球程度を仕上げ、700円以上の報酬を得る利用者もいる。

 横浜ベイスターズなどで投手として活躍し、現在はコンサルティング業を営む大門和彦さん(45)が、社会貢献を考える催しで知り合った同NPO法人管理者の小畑治さん(41)に提案。大門さんが東宇治高野球部に所属した時、部員たちで修繕しながら使った経験をヒントにした。

 去年9月に再生事業を始め、現在、京都や大阪の高校や大学計6校の野球部から依頼があり、月の修理数は1千球を超える。今夏は、再生ボールを使用している京都翔英高校(同市)が全国高校野球選手権京都大会で決勝に進出し、利用者を活気づかせた。

 同市内のスポーツ用品店が無償で針と糸の提供を申し出るなど反響も広がる。小畑さんは「就労支援につながっているほか、地域社会とのつながりが深まったこともうれしい」と話す。

 同NPO法人では、活動への協賛金(団体1口3千円、個人1口1千円)を受け付けている。問い合わせは「就労ネットうじ みっくすはあつ」(0774・23・7920)へ。

朝日新聞

障害者と一緒にダンス 横須賀美術館が参加者募集

2010年12月17日 01時11分41秒 | 障害者の自立
 横須賀美術館(神奈川県横須賀市鴨居)は、来年1月9日に開催する障害者と健常者が一緒に体を動かすワークショップ「からだの声に耳をすます」の参加者を募集している。

 同美術館では平成19年から、障害者が参加できるワークショップを毎年開催してきた。今年は、舞踏家の中嶋夏氏を講師に迎え、知的障害者と参加者全員でダンスに取り組む。

 午前の部(10時半~午後0時半)と午後の部(2時半~4時半)の2回実施。小学生以上で参加は無料。募集は各回20人。はがきに参加者全員の氏名▽年齢▽障害の有無▽参加か見学の選択▽各参加者の希望の部▽代表者の郵便番号▽住所▽電話番号-を明記し、〒239-0813 横須賀市鴨居4の1、同美術館まで申し込む。12月24日必着。

MSN産経ニュース

発達障害者向け就労支援 ハローワークに専門相談員 全国45カ所

2010年12月17日 01時09分59秒 | 障害者の自立
 仕事をなくし、貧困に直面する人たちの中に、発達障害と思われる人たちが多くいる。社会的な支援を受けられず、派遣の仕事を転々とした後、不況で仕事を失うのが典型例だ。各地のハローワークや、発達障害者支援センターでは、就労に向けた支援が始まっている。 (市川真)

 「仕事が遅いと、しかられ続けた。それが劣等感になって、うまくしゃべることができなかった」。派遣先の工作機械の梱包(こんぽう)の仕事を、一カ月で辞めた愛知県の男性(29)は振り返る。

 普通科高校を卒業したときは、就職氷河期。プレス関係会社の入社試験で不合格となり、母親が店長をしていた小売店で手伝いを一年半。その店もつぶれ、派遣の仕事を転々とした。人間関係で辞めざるを得ないことが多く、梱包の仕事は七カ所目だった。

 半年前、通院する心療内科でうつと社会不安障害と診断され、カウンセラーから「もともとは発達障害だったかも」と言われている。中高生のときから、対人不安とマイナス思考が強かったという。男性は「自分に合った仕事を探したいが難しい」と話す。

 生活困窮者への住居や物資を支援するNPO法人「自立生活サポートセンター・もやい」(東京都新宿区)には、派遣切りなどで住む場所を失った人たちが次々支援を求めてくる。「発達障害を疑われる人たちが相当数いる」。スタッフの一人は印象を語る。

 稲葉剛理事長は「中高年世代にはもともと発達障害という概念自体がなく、以前は、そういう人たちも労働市場に社会の一員として受け入れられ、働くことができた。それがリーマン・ショック以降、最初に切られることになったのでは」と語る。派遣の仕事を解雇になり、労働組合に相談が持ち込まれることもある。

      ◇

 全国のハローワークや、都道府県と政令市にある発達障害者支援センターなどには、発達障害と思われる就労希望者から相談が多く寄せられる。発達障害の人は一般就労と同様、ハローワークなどで職探しをするほかに、障害者手帳を取得し、障害者雇用として就労できることもある。

 ハローワークを訪れても、自分の障害やその特性を企業側に伝えずに就労を目指す例が多い中、全国四十五カ所の窓口では、専門の就職チューターが相談業務に携わっている。

 「長所や得意分野を見極めて仕事を選ぶことが大切」と、ハローワーク名古屋中(名古屋市)の就職チューター川北勉さん。仕事が覚えられなかったり、社内や取引先とコミュニケーションがうまく取れなかったりして、転職を繰り返す人もいる。川北さんは、面接に半年ほどかけ、相談者と信頼関係をつくったうえで、職業訓練や就職試験に二人三脚で臨む。

 就労を果たしてもすぐに辞めては意味がないとして、定着支援に積極的に取り組む団体も。なごや障害者就業・生活支援センター(同)の支援の対象は、発達障害の確定診断を受けた人。一週間程度の企業研修を実施し、「仕事が本人の負担にならないか」「企業側にとってその人は戦力となるか」などを双方が見極めてから、雇用契約を結んでもらう。その後も定期的に相談に乗り、定着率の向上を目指す。

 関東地方のある発達障害者支援センターの相談員によると、発達障害ではないと思われる人が「自分は発達障害なのでは」と相談してくることも多いという。発達障害に関する断片情報があふれ、発達障害に原因を求めやすい風潮も強まっているというのだ。

 この相談員は「障害というほどではなく、その人の個性ととらえた方がいい人も多い。そういう人の対応に追われると、本当に支援が必要な人への対応が手薄になる」と話し、発達障害への正しい理解を求める。

中日新聞