ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

洗車店 評判ピカイチ

2010年12月25日 01時22分46秒 | 障害者の自立
 知的障害者の自立支援施設を運営する社会福祉法人「あさか会」(大阪市住吉区)が洗車施設を併設し、丁寧な仕上げで人気を集めている。施設を利用する男女7人が手作業で車体を磨き上げ、口コミで評判に。開店後5年間で売り上げも年々伸び、これまで平日だけだった営業を土日に広げることも検討、「障害者就労のモデルに」と期待が膨らんでいる。

 同会運営の施設「はぁとらんど浅香」の敷地内に、乗用車1台分のスペースを「まちの洗車屋にじ」と名付け、開設した。施設職員の野田隆広さん(30)が中心になり、周辺の企業経営者らに協力を呼びかけて運営している。

 野田さんは施設の外でも仕事ができるよう厳しく指導。スタッフの障害者らは数十種類の洗剤やワックスを使って体をいっぱいに動かし、ピカピカになるまで車体を磨いている。

 開店当初は不安も多かったというが、手を抜かない作業に客の反応も良く、「一番上手な店に出会えた」と言われたこともあるという。

 2005年の開店から07年度までは年間売り上げは40万円以下だったが、08年度は160万円、09年度は360万円と徐々に増え、今年度は10月末で既に300万円に達した。スタッフの工賃もアップし、以前携わった園芸や木工作業の約10倍の月2万円を稼ぐ大阪市東住吉区湯里、長岡利和さん(25)は「貯金したり、プロ野球を見に行ったりできるようになった。仕事も頑張ろうと思える」と話す。

 店を見学した京都府のビル清掃会社が新たに障害者の採用を決めるなど、理解を深めるきっかけにもなっているといい、野田さんは「障害者だからできない、というイメージを変えていきたい」と力を込める。

 午前9時~午後3時半。雨天の場合と土日、祝日休業。問い合わせは090・9867・6989へ。

(2010年12月24日 読売新聞)

障がい者施策の2次意見が完成、差別禁止を明記

2010年12月25日 01時19分47秒 | 障害者の自立
障害者基本法の改正案もまとまる
障がい者を中心とした、障がい者福祉や教育のありかたを見直す政府の「障がい者制度改革推進会議」が、2010年12月17日に、2011年の通常国会に提出する障害者基本法の改正案、各施策の2次意見案をまとめた。

包括的な障害者対策を
改正案には障がい者に対する差別の禁止条項を設けたほか、障がい者が地域で生活する権利も明記されている。

また、難病患者などの障がい福祉サービスに対象外にされやすい人が、実際にサービスの対象外にならないよう、「障がい」の定義を包括的にするように求めた。

障がい者の働く場ニュース -

盲導犬:目指す子犬と視覚障害女児、ふれあい笑顔 母親の歌懸け橋に--太田 /群馬

2010年12月25日 01時17分16秒 | 障害者の自立
 視覚障害者の娘のために歌を作った太田市東長岡町の町田有規(ゆき)さん(35)の活動を知った夫婦が23日、盲導犬を目指す子犬を連れて町田さん宅を訪れた。次女天音(てん)ちゃん(6)が盲導犬と暮らすのはまだ先になるが、歌をきっかけにした子犬との出会いを心から喜んでいた。

 町田さん親子を訪ねたのは、同市の会社員で盲導犬候補の子犬を1歳ごろまで育てるボランティア・パピーウオーカーの森田隆久さん(54)、文子さん(55)夫妻、雄のラブラドールレトリバーのイチ(生後8カ月)。

 今秋、わずかな視覚で空の色などを感じる天音ちゃんを見た町田さんは、障害者と健常者が共に暮らせる世界を願って「この空の下で」を作詞・作曲。CDの自主制作を新聞を通じて知った森田さんがイチの訪問を申し出た。盲導犬を利用できるのは18歳以上だが、「盲導犬の助けを得てパワフルに活動する視覚障害者を多く見てきた。今から盲導犬に親しんでほしい」と伝えた。

 動物好きの天音ちゃんはイチの来訪に大喜び。頭や背中に触れて「ふわふわして気持ちいい」と話し、追いかけっこなど3時間以上を過ごした。イチが帰る際、「一緒に暮らしたい」と泣き出して別れを惜しみ、泣きながら見送るほど。

 町田さんは森田さんの来訪に「歌をきっかけにつながりが生まれた。優しさ、思いやりがうれしい。将来は盲導犬と暮らすことを考えたい」といい、森田さんは「喜んでもらえてよかった。イチに会いに来て」と天音ちゃんを慰めていた。

 東日本盲導犬協会(宇都宮市)によると、同協会所属のパピーウオーカーは県内で森田さんを含め7人。全国で盲導犬の希望者は約7800人いると推定されるが、実働は約1070頭(今年3月末現在)。慢性的に盲導犬が足りないという。

毎日新聞 2010年12月24日 地方版


障害者の主張 5人発表 佐賀 日頃の思い、300人耳傾ける

2010年12月25日 01時15分13秒 | 障害者の自立
 障害者らが普段の生活で感じていることなどを発表する「第1回障害者の主張大会」(県障害者社会参加推進協議会主催)が23日、佐賀市のアバンセで開かれ、来場した約300人が耳を傾けた。

 障害者やその家族らが当事者の目線で語ることで、社会全体の障害者に対する正しい理解につなげようと企画。車いすで生活する人や人工肛門をつけた人ら5人が、15分の持ち時間で日頃の苦労や提言などを述べた。耳が不自由な男性は、コミュニケーションを取ることの難しさを手話で主張し、通訳者が男性の思いを言葉で来場者に伝えた。

 知的障害者らの社会参加を目指し、就労の場を提供しているNPO法人「わかば」(鳥栖市)の利用者、緒方貴音さん(29)は「僕の楽しみ」と題して発表。部品組み立てや野菜の仕分けなどの仕事を頑張っていることに触れながら、両親に対する感謝を口にし、「自分の力でみんなを引っ張っていき、頼りになる人になりたい」と今後の目標を語った。

 わかばの職員、小川和哉さん(37)は「発表は本人の自信になり、施設の仲間たちを勇気づけることにもなる」と話していた。

(2010年12月24日 読売新聞)

介助犬描き「障害者週間」最優秀賞 久米中・池内さん

2010年12月25日 01時13分42秒 | 障害者の自立
 障害を持つ人たちへの理解を深めようと内閣府が募った「障害者週間のポスター」(朝日新聞厚生文化事業団など後援)の中学生部門で、松山市立久米中3年の池内麻里菜さん(15)が最優秀賞に輝いた。

 受賞作は、池内さんが夏休みの宿題として出した。「真剣な表情」の女性と、寄り添う介助犬が大きく描かれている。女性の強いまなざしに生きることへのひたむきさを込め、「そっと見守って」の言葉には一緒に助け合おうというメッセージを託したという。ポスターを描くきっかけは、「かわいい」と思った犬が実は介助を手伝う訓練犬だと知ったこと。盲導犬や介助犬が任務に就いている際には手を出したり、話しかけたりしてはいけないことも、授業で学んだという。

 池内さんは「賞を狙って描いたわけではないので受賞には驚いた。後からうれしさがこみ上げてきた。障害を持つ人たちに、これからも自然体で接していけたらと思っている」と話している。

朝日新聞