ゴエモンのつぶやき

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NPO「とら太の会」総理大臣表彰、障害者や園児らの交流評価

2010年12月01日 01時04分15秒 | 障害者の自立
 熊本県八代市で障害者支援や学童保育などに取り組むNPO法人「とら太の会」(会員約450人)が、子供や若者、その家族らの育成支援への功績を認められ、内閣総理大臣表彰を受賞した。

 同会は「次世代に引き継げるように活動を続けたい」と意欲を燃やしている。(北川洋平)

 とら太の会は1983年、八代市の幼稚園教諭だった山下順子理事長(57)を中心に、障害児の療育サークルとして市内の福祉施設などで活動を開始。「様々な立場の人々が集う共生の場作り」をモットーに、その後は自宅を開放して障害者の作業所、無認可保育所を運営するなどしていた。2003年には八代市妙見町に造った木造平屋約230平方メートルの施設「とら太の家」に拠点を移し、学童保育の運営や、高齢者、不登校・引きこもりの若者らの一時預かり事業なども行っている。

 施設は1日平均約100人が利用。保育園の幼児らが障害者と遊んだり、作業所の仕事を高齢者が手伝ったりするなど、世代や立場を超えた交流が見られる。施設に通う不登校の学生らが、懸命に働く障害者らの姿を見て、再び学校に通うきっかけを得るなどしたという。

 こうした取り組みが、「1軒の建物に作業所や保育所があり、高齢者や不登校、引きこもり者が集う全国に例を見ない活動を行っている」と評価された。

 山下理事長は「共生というテーマに向かって、地道に取り組んできた活動を評価してもらえてうれしい。さらなる飛躍を目指したい」と喜んだ。

(2010年11月30日 読売新聞)


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