一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

『ラバー』

2012-09-11 | キネマ
命を持ったタイヤが破壊する能力に目覚め、その力はついには人間に向かう・・・という映画。

設定はとても面白いし、タイヤの表情も動作やアングルを工夫して豊かに描いているのですが、ちょっといろいろ詰め込みすぎなのが残念です。

製作側や観客というメタレベルを取り込んだり、作者の映画への思いや楽屋落ちなど、「前衛的」な手法はてんこ盛りなのですが、ちょっと消化不足の観も。

それならそれで完全に拡散させてしまえばよかったのですが、微妙な自己主張が中途半端な感じで残念です。

繰り返しになりますが、設定が面白いだけに、もっと面白くできたような感じがします。









コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『Le Chef』 | トップ | 『ミッション:8ミニッツ』 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

キネマ」カテゴリの最新記事