一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

買収対抗策の前になすべきこと (フジテレビvsライブドア 番外編その3)

2005-03-25 | M&A
改めてバリュエーションの勉強をしようと「企業価値評価」第3版(ダイヤモンド社)を読み始めた。
マッキンゼーが書いたバリュエーションの教科書。


そこに、いい一節があった。

「・・・当時(80年代)のアメリカ産業界では、事業再編(リストラクチャリング)の嵐が吹き荒れていた。多くの企業でコンサルティングを進めるなかで我々マッキンゼーは、クライアント企業がM&A(合併・買収)の危機にさらされている現実に直面した。企業は買収をしかけられる前に、買収で創造される価値を洗い出し、それを自社が自ら達成する必要がある。そして、これこそが企業経営者にとって買収からの最大の防御となる、と考えた。」(前掲書「訳者まえがき」ページ)


企業経営者は「ポイズン・ピル」だの「クラウン・ジュエル」だの「ホワイトナイト」だのを勉強する前に、すべきことがある、ということだ。


企業価値評価―バリュエーション;価値創造の理論と実践

ダイヤモンド社

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2 コメント

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たゆまぬ努力 (nori_992-07)
2005-03-26 08:38:44
普段のたゆまぬ努力は、何事でも大切ですね。

なるほど、あとから慌てても遅いです。
おっしゃるとおりです (go2c→nori)
2005-03-26 17:26:59
ホリエモンも、本当に提携したいのであれば、ここから粘り強く交渉すべきですね。

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