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一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』

2008-03-30 | キネマ
タイトルは原題の直訳で、そこから想像されるように相当強烈なパロディーです。

ボラットというカザフスタンのTVレポーターが、成功の秘訣を探るためにアメリカに渡ってドキュメンタリー番組を作る、という設定で、そのことでアメリカのおかしな部分をパロディにすることを意図しています。

全編にわたり男尊女卑、ユダヤ人やジプシーへの偏見、知的障害者などアブナい表現がちりばめられています。

ボラット役でプロデューサーのサシャ・バロン・コーエンは(カザフスタンとは何の関係もない)ユダヤ系イギリス人、監督のラリー・チャールズも『隣のサインフェルド』の脚本家と、いかにも一癖ありそうな連中の作品らしいともいえます。


アメリカ人はともかく、カザフスタンの人は怒るだろうなぁ、というのが一番の感想です。
特に導入部はそのへんの引っ掛かりがあって大笑いとはいかない部分がありました。

サシャ・バロン・コーエンの痩せ型長身・ヒゲに黒髪という風貌が一番の理由なのでしょうが、主人公をアフリカ人にすると差別だと言われ、北朝鮮だと普通過ぎる、というあたりで中央アジアを選んだ、ということもあるのかもしれません。



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