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一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

組織運営の難しさとか世代論とか

2006-06-07 | あきなひ

村上ファンドを見てみると主要メンバーの異常なまでの「内輪」度合いに気づきます

創業メンバー(現パートナー)は
 村上 世彰 1983年 東大法学部卒
 丸木 強   1984年 東大法学部卒
 滝沢 建也 1983年 東大法学部卒
そして顧問弁護士で監査役の
 中島章智   1984年 東大法学部卒

とほとんど同級生に近いですね(中島氏は生年や弁護士登録年次からみると実際に同級生かも)

ブティックの投資顧問業という性格から、機動性や価値観の統一が求められるために仲間うちで強固な連帯を取るというのは合理的な行動だと思います。
※団塊の世代と団塊ジュニアにはさまれた谷間の世代としては、(スポンサーとしてならさておき)上の世代の人間とビジネスで組んでもロクなことはない、という気持ちも、わからなくもありません。

しかし、ファンド7本で運用資産が4,000億を越え、しかもアクティビストを売り物にしている(=その分役者が必要)となると、体制的には限界に近かったのではないかと思います。
その結果、7本のファンドは合同運用に近い形で、最後は阪神電鉄の1点買いによる大勝負をせざるを得なくなっていたのかもしれません。


一方でホリエモンの組織運営は、近づいてくる人の中で使えそうな人をとりあえず使い、逆に使えない・気に入らないと思えばすぐにクビにする(袂を分かつ)という感じで、そのへんまことにドライというかあっけらかんとしています。

それが、収益の源泉のファイナンス事業に偏った運営になり、また、そういう「わがまま」なスタイルが最後には宮内氏の供述のきっかけにもなったのだと思います。


このような村上ファンドの「この最後まで内輪で抱える」スタイルとホリエモンの「自己中・あっけらかん」スタイルの違いは、経営者の性格(エリート意識と圧倒的な自負心)によるのでしょうか、はたまた世代の特性(谷間の世代と団塊ジュニア)によるものなのでしょうか。

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