一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

『サラバ』

2015-02-24 | 乱読日記
かなりボリュームのある小説なので積読になるおそれが高かったのだが、季節外れに罹ったインフルエンザの病み上がりの暇なときに一気に読了。

とても面白かったので、自分のつまらない感想を読む前に本を読むことをおすすめする。




あらすじはネタバレになってしまうので省略するが、語り手である主人公が「語り手」から「主人公」になる物語。

最初は、面白いがどこに着地するのかわからないように見える物語が、下巻に入るあたりから一つの方向に加速し、最後の大団円を迎えるまでの構成も見事。


歳を取るとなかなか小説に素直に感動しないようになってしまうのだが、とても面白かった。






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