死刑囚の訴えから連続殺人の首謀者を告発した「新潮45」の実話をもとにした2013年の映画。タブレットにDLして機内で視聴。
死刑囚役のピエール瀧、首謀者役のリリー・フランキーの演技が光る。それぞれ、善悪の意識・行動原理が世間一般(や映画に出てくる典型的な犯罪者)と異なる二人が、周りの「普通の人」を犯罪に巻き込んでいくところが迫力がある。そして、事件を過去に遡って掘り起こそうとする記者役の山田孝之が抱える違和感、自らの正義感との葛藤とあわさって、重くて救いがない、そしてその意味でいい映画になっている。
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