一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

『恋愛適齢期』と『ロスト・イン・トランスレーション』

2010-08-01 | キネマ
あまりに暑いので週末は家でDVD鑑賞。
塩野七生の『日本人へ』で触れられていた2作が未見だったので選択。
最近面白いの映画がないのか自発的な選択をする気力がないのかは微妙なところ。


『恋愛適齢期』

ジャック・ニコルソンとダイアン・キートンの大人のラブストーリー。
60台の男と50台の女のホンネを随所にのぞかせながらのウイットの効いた会話がごちそう。
ホンネの世界で勝負すると男は女に勝てない、というところをスッピンで目尻や首筋の皺も気にしないダイアン・キートンの熱演が証明してます。





『ロスト・イン・トランスレーション』

こちらはビル・マーレイ演じるミドルエイジ・クライシスの男が主人公。
小さなカタルシスはあったけど、主人公はアメリカに帰ったらいずれポルシェを買ってしまうんだろうな、というようなストーリー。
ヨーロッパだと文化へのコンプレックスがあるし、東南アジアとかアフリカだとボランティア精神に目覚めるし、南米や中近東だと文明の衝突をしてしまうので、「ロスト・イン・トランスレーション」が起きる舞台としては日本がちょうどよかったのかもしれません。


コメント
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