日本共産党 群馬県議会議員 酒井ひろあき

あなたとつくる、希望の群馬。

梅村衆院議員と突風被害を受けた伊勢崎市の農家らを見舞い要望を聞く

2015年06月16日 | 視察
きょう(16日)、梅村さえこ衆議院議員と伊勢崎市内で突風被害を受けた農家などを見舞い、要望を聞きました。
ダウンバーストとみられる突風により、民家の屋根瓦が飛ばされ、グランドのネットの支柱が折れ曲がり、トウモロコシ畑や鶏舎の被害も。
裏の資材置き場の鉄パイプが民家を直撃、その一部は屋根を越えて前庭に停めた車のフロントガラスを割りました。
片付け作業に追われていた住民の男性は「こわかった。屋根に穴が開いて雨水がもれてきた。ブルーシートで覆っているが、また強風が来たら大変」と話していました。
昨年2月の大雪で被害にあったビニールハウスを直したというトマト農家は「雪害で補助を受けて、やっとこの3月に再建したばかり。保険にもまだ入っていないので、この先どうすればいいのか」と心配していました。
梅村さんは「お見舞い申し上げます。要望を政府や県、市にしっかり伝えます」と被災者を励ましました。
この件で、17日に地方議員らと群馬県に要請を行う予定です。







谺雄二さん一周忌・人権賞受賞記念のつどい 草津町栗生楽泉園で開催 

2015年06月14日 | ハンセン病
谺雄二さんの遺志を受け継いで―一周忌・人権賞受賞記念のつどい―が13日、草津の栗生楽泉園で開かれ、妻と参列しました。
栗生楽泉園入所者自治会長の藤田三四郎さんが主催者あいさつした後、
ハンセン病違憲国賠訴訟全国原告団協議会事務局長の竪山勲さん、
全国ハンセン病療養所入所者協議会事務局長の藤崎陸安さん、
ハンセン病市民学会事務局長の遠藤隆久さん、
全国人権連副会長の吉村駿一弁護士、
谺さんの友人で入所者の岸従一さんらがそれぞれ思い出を語りました。
私も僭越ながら、谺さんとの出会いや、ハンセン病問題の全面解決へ向けた県議会での取り組みなどについて話しました。

姜(きょう)信子さんが「千年の詩」と題して記念講演。浄瑠璃師の渡部八太夫氏が「葛の葉」を公演しました。
つどいには、梅村早江子衆院議員が参列しました。


以下、私のあいさつ全文です。

日本共産党群馬県議会議員の酒井宏明です。谺雄二さんの一周忌にあたり、このような機会を与えてくださり本当にありがとうございます。心より感謝申し上げます。本日は、昨年の総選挙で北関東ブロックから国会へと送っていただいた梅村さえこ衆院議員が参列していることをご紹介いたします。
谺さんとの出会い、すなわちハンセン病問題との出会いは2001年、人間回復に向けた裁判闘争が大きな山場を迎えていたときでした。画期的な熊本勝利判決、そして国との和解。原告団、弁護団をはじめ、全国各地につくられた支援組織、群馬では「ともに生きる会」の方たちの寝食を忘れた大奮闘によって勝ち取られてきたものだと確信します。あらためて関係者のみなさんに心からの敬意を表します。
当時私は、日本共産党群馬県議団の事務局員として、宇津野洋一元県議らとともに、ここ楽泉園で入所者自治会のみなさんから直接お話を伺いました。どれもショッキングな話ばかりでした。強制隔離政策や重監房のことなど、それまでほとんど無知、無関心でいた自分を情けなく思いました。
「しんぶん赤旗」記者になって、はじめての選挙が草津町議補欠選挙でした。谺さんが立候補し、「医療施設として地域に開放する、療養所の社会化」「療養所にいながらにしての社会復帰」などを訴えました。残念ながら及びませんでしたが、車いすから降りて、不自由な体を押して必死で訴える谺さんの姿は今でも忘れません。神美知宏さんも応援にかけつけていました。
その後、何度も楽泉園に通いました。谺さんをはじめ、鈴木幸次さん、浅井あいさん、鈴木時治さん、中原弘さん、沢田五郎さん、桜井哲夫さん、多くの元患者さんとの出会い、そして別れがありました。
2005年、谺さんたちや「ともに生きる会」の人たちと韓国ソロクト療養所も訪問しました。釜山の街で、豪放磊落に盃を交わし、夜遅くまで将来の展望を語っていた谺さんの姿がつい昨日のことの様に思い出されます。まさに国境を越えた運動家であり、「人間回復」裁判をたたかい勝利へと導いた緻密な理論家でもあった谺さん。詩人・文学者として、そして日本共産党員として、とてつもなく「人間の器の大きい」人でした。
私は4年前に県議会議員となり、厚生文化常任委員会や一般質問で、ハンセン病問題を取り上げてきました。ハンセン病問題の全面解決へ向けて、療養所のある県としての責任をはたすべきではないかと、医療看護の充実を国に働き掛けるとともに、強制隔離など県の誤った政策を検証するための委員会の設置や資料の収集・保存・活用を再三求めました。県立文書館に行って調べたりもしました。伊藤祐司県議も当局を追及し、ついに県は、専従チームをつくって資料の収集にあたり、今年3月「群馬県ハンセン病行政資料調査報告書」を出すまでに至りました。
こうした前進面はあるものの、谺さんの提唱した「人権のふるさと」としての療養所へ、入所者の思いや苦しみ、悲しみに寄り添い、最後の一人までの在園保障と名誉回復、差別と偏見克服の取り組みは道半ばです。ハンセン病問題基本法の完全実施に向けた運動のさらなる発展が求められています。
私は、ハンセン病市民学会にここ数年、毎年参加し、各地の療養所を訪れ、元患者や支援する会の人たちとも交流してきました。昨年の草津での市民学会期間中に谺さんが息を引き取られ、帰らぬ人となりました。奇しくも熊本判決のあった5月11日。霊安室の棺の中で眠る谺さんが「俺はすべてやりきったぞ、あとは任せたぞ」と語りかけているように私は感じました。
昨年、重監房資料館がオープンしました。重監房復元の取り組みでは、高崎高島屋前で2003年9月、谺さんは「10万筆集めるんだ」と自ら署名運動の先頭に立ちました。こうしたたたかいなくして、重監房の復元はなかったといえます。その完成まで見届けた谺さん。今年の市民学会に谺さんの姿はありませんでしたが、その遺志はしっかりと受け継がれていると確信します。
戦後70年の今年、戦争か平和かの重大な岐路に立たされています。戦後最悪ともいえる安倍政権のもとで、憲法9条を踏みにじり、アメリカと一緒に海外で戦争する国づくりが進められています。戦争は最大の人権侵害です。沖縄県辺野古への米軍新基地建設の強行、原発再稼働、TPP推進、社会保障切り捨てと一体の消費税増税。平和と民主主義を破壊し、国民生活を犠牲にする暴走を断じて許すわけにはいきません。
群馬では、まもなく県知事選挙がはじまります。憲法を暮らしに生かす県政の会の萩原貞夫予定候補が連日奮闘しています。ハンセン病問題の全面的解決、栗生楽泉園を人権のふるさとに、こうした谺さんの願い、遺志を実現するためにも大事な選挙です。ぜひ勝ち抜いていきたい。
最後に、本日のつどいを主催された栗生楽泉園自治会及び群馬ハンセン病訴訟を支援し、ともに生きる会のみなさん、並びにご参列のみなさんのご健勝を祈念申し上げ、ごあいさつにかえさせていただきます。



群馬・八ツ場ダム予定地 遺跡の徹底調査約束 酒井県議の質問に答えて(しんぶん赤旗2015.6.12)

2015年06月13日 | しんぶん赤旗
八ツ場ダム予定地の遺跡発掘調査について質問した文教警察常任委員会の様子が「しんぶん赤旗」に報道されました。
17日に、超党派で現地を視察し、県埋蔵文化財事業団などから説明を受ける予定です。
興味のある方はご連絡ください。



群馬・八ツ場ダム予定地 遺跡の徹底調査約束 酒井県議質問(しんぶん赤旗2015.6.12)

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「戦争法案」廃案を求める意見書を採択せよ 第2回定例会が閉会 酒井議員が反対討論

2015年06月12日 | 群馬県議会
第2回定例県議会が本日閉会しました。私が、議案と請願結果の一部に反対する討論を行いました。
以下、その全文です。

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今期初めて登壇します。酒井宏明です。日本共産党を代表して、通告してあります、議案および請願について委員長報告に反対の立場から討論を行います。

第115号議案および承2号のうち法人事業税の税率変更についてです。これは、所得割を引き下げる一方で、外形標準課税の税率を2年かけて2倍に引き上げるものです。県内の対象企業は2062社、そのうち赤字の企業は278社。所得が赤字の法人でも、賃金などを合わせれば付加価値がプラスとなり、容赦なく課税されることになります。
一方で、資本金10億円以上の大企業には減税に次ぐ減税。内部留保は285兆円に上ります。赤字の企業から搾り取って、空前の利益をあげている大企業には減税の大盤振る舞い。やることが逆さまではないでしょうか。富の平準化を図るという税の目的に反し、将来小規模法人まで適用されるおそれのある外形標準課税の拡大には、反対です。

116、117号は、共通番号制、いわゆるマイナンバー法施行に伴う関連条例の改正です。
今回発覚した日本年金機構による125万件もの個人情報の大量流出は、マイナンバー対象の年金情報そのものです。番号の利用範囲がよりデリケートな個人資産や医療情報へと広がることで、ひとたび情報が漏えいすれば、プライバシー侵害はさらに深刻になります。
来年1月から、年金や雇用保険、税金申告などの手続きの際に、個人番号の記載がもとめられます。個人に代わって税や社会保険の手続きを行う勤務先や金融機関などにも番号を提出しなければなりません。しかし、民間事業者すべてが番号を適正に管理することは不可能です。東京商工会議所でも1万件以上の会員企業情報の大量流出が判明しました。どんなにセキュリティ対策を講じてもサイバー攻撃から絶対安全とは言い切れません。
政府の言う「国民の利便性向上」よりも、個人情報の流出や他人による番号の不正利用、なりすましなどによる犯罪被害の方がはるかに深刻です。
マイナンバー制度は中止すべきです。よって本議案に反対です。

122号は、八ッ場ダム予定地の県道路線を廃止する議案です。除雪など道路管理の負担を町に負わせるものであり、認められません。

次に、請願についてです。
厚生文化1号、産経土木2号は、旅館ホテルや大規模小売店舗の耐震改修促進の請願です。宿泊客・利用客の安全性を最優先し、県としても補助制度を創設すべきです。よって、継続でなく採択を求めます。

産経土木1号は、「記憶 反省 そして友好」の追悼碑、いわゆる朝鮮人犠牲者追悼碑の設置期間更新を求める請願です。
戦時中、多くの朝鮮人が日本に連行され、過酷な労働を強制されたことは歴史的事実であります。追悼碑は、こうした蛮行を記憶、反省するとともに、犠牲者を悼み、平和と友好を願い建立されたものです。県議会も全会一致で認めた、県民共有の財産にほかなりません。
追悼集会での政治的発言などを理由とした県の撤去命令は、難癖をつけて、一部右翼団体、レイシストの理不尽な要求に屈した恥ずべき行為であり、県政史上の汚点といっても過言ではありません。
むしろ、戦後70年という節目の今年こそ、県主催で朝鮮人追悼行事を行うべきではないでしょうか。また、差別感情をあおる在特会などの妨害行為やヘイトスピーチに対してこそ、厳しい姿勢で臨むべきです。
朝鮮人追悼碑を撤去する道理は微塵もなく、設置許可の更新を求める請願は当然の願いです。不採択に強く抗議し、採択を主張します。

次に、総務企画1号及び5号は、高崎競馬場跡地へのコンベンション施設計画の見直しを求める請願です。
この間の論戦で、計画のずさんさが浮き彫りとなり、県は需要調査をやり直しました。展示場の規模は5千平方メートル未満という回答が圧倒的だったにもかかわらず県は結局、最大2万平方メートル、当初計画より100億円も多い380億円と上方修正しました。いったい何のための調査でしょうか。
全国で同様の施設が苦戦しています。北陸新幹線も最速列車は高崎に停車しません。
周辺住民からは「静かで安心して生活できる環境が壊される」「地域が分断される」など不安の声が出されています。
需要調査も住民の切実な声も無視した「箱モノ先にありき」では、将来に禍根を残します。八ッ場ダムと同様、巨大な負の遺産になりかねません。既存の施設の有効活用と、奇跡的に残された貴重な空間を市民県民の立場で生かすことこそ求められています。よって両請願の採択を強く求めます。

同2号および4号は、戦争法案の廃案などを求める請願です。
安倍政権は、「平和安全法制」というごまかし、偽りの看板で、憲法9条を破壊し、アメリカと一緒に戦争する国づくりをすすめています。
今月4日の衆院憲法審査会では、与党も含めて合意した参考人の憲法学者3人がそろって、戦争法案は「憲法に違反する」との認識を表明しました。集団的自衛権を「合憲」だとする政府の論拠がことごとく崩れ去り、戦争法案の違憲性とともに、この法案を推進する勢力の異常な対米従属性、歴史逆行性が浮き彫りとなりました。
さらに、国民の多数が「今国会での成立」に反対し、8割が政府の説明は「不十分」とこたえています。圧倒的多数の憲法学者研究者が反対を表明しています。昨日、群馬弁護士会が廃案を求める声明を出すなど、県内でも急速に反対世論が高まっています。
それにもかかわらず、「夏までに成立」などと、法案を強行成立させようとしていることは、民主主義を真っ向から否定する暴挙です。憲法破壊のクーデターを断じて認めるわけにはいきません。
米軍横田基地への配備が計画されているCV22オスプレイは墜落事故を何度も起こしている危険な軍用機です。群馬上空はこれまでも米軍艦載機の低空飛行訓練が繰り返されてきました。オスプレイの配備で、県民がさらなる危険と不安にさらされることは明らかであり、認めるわけにはいきません。よって本請願の採択を強く求めます。
あわせて防衛省の騒音測定器の設置に伴い休止となっている本県の測定器の有効活用を求めます。

残余の請願については、かねてからの理由により委員長報告に反対です。
間近に迫った県知事選挙は、国いいなり、箱もの大型開発優先の県政の継続か、それとも無駄遣いをなくし、暮らしと福祉最優先、憲法を暮らしに生かす県政への転換かが大きく問われていることを強調して、私の反対討論といたします。



2015.6.10はぎわら貞夫 知事予定候補が、県独自の米軍機の騒音測定継続を求めました

2015年06月11日 | 安保・米軍基地
横田基地及び自衛隊へのオスプレイ配備計画の中止要請と、
群馬上空での米軍機の戦闘訓練に関する要請を県知事あてに行いました。
はぎわら貞夫知事予定候補が県民の不安な声を代弁し、配備計画の中止を強く求めました。



私も同席しました 2015.6.10


米軍機爆音測定を 党県委員会など県知事に要請/群馬(しんぶん赤旗2015.6.11)


横田へオスプレイ 撤回求め要請書 県平和委員会などが防衛相と知事へ(上毛新聞2015.6.11)


ハワイ事故の原因究明ないまま オスプレイが連日飛行/相模原(しんぶん赤旗2015.6.9)






【昼休みデモ】2015.6.24(水)STOP!「戦争立法」 国会の会期延長反対、戦争法案は廃案に(前橋市)

2015年06月10日 | お知らせ
☆STOP!「戦争立法」 昼休みデモ

日時:2015年6月24日(水) 昼12:00集合、12:15デモ出発
場所:前橋公園・南口

デモコース:前橋公園・南口→県庁前→日銀前→東和銀行前(流れ解散)

プラカードや鳴り物を持ち寄って、元気よく行進しましょう!





2015.5.15 STOP!「戦争立法」 昼休みデモ

平和と生活守る県政に はぎわら貞夫群馬知事候補 事務所開きで訴え(しんぶん赤旗2015.6.9)

2015年06月10日 | しんぶん赤旗

平和と生活守る県政に はぎわら群馬知事候補 事務所開きで訴え(しんぶん赤旗2015.6.9)


私も参加しましたが、熱気あふれる事務所開きとなりました。

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