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ジオベスト

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含水比

2012-02-26 18:11:30 | インポート

土の含水比は、土塊を構成している土粒子、水、空気のうち、土粒子に対する水の質量比を百分率で表したものです。中国地方で産出される真砂土の自然含水比は630%とバラつきがあります。また、砂や礫が多いと含水比は低く、細粒分が多いほど含水比は高くなります。という具合に、多くの種類の土がある中で真砂土ひとつをとってみてもさまざま条件で含水比が変わるので、ジオベストによる土舗装をする場合は、工事をする前に粒度試験や配合試験(一軸圧縮試験)を行い、設計図書に使用する真砂土に対する固化材量と含水比を明記するようにしています。

適正含水比を守るために、水分を多く含む真砂土の場合、予め乾かしてから使用することや雨天時は施工を中止したり、雨の翌日も1日開けて、含水比を測定して適正含水比であることを確認してから施工することが必要になります。

これまでに地盤改良シンポジウムで、含水比と一軸圧縮試験の関係を「MgO系固化材料による土系舗装」というテーマで8%~14%までの含水比変化による圧縮強度の変化を発表していますが、含水比の微妙な変化で仕上がりが変わりますので注意しましょう。

生コンプラントで練る場合は、予め材料の含水比を測定して、乾燥質量を計算し、コンピューターで正確な湿潤重量配合比で混合できますので全く問題はありませんが、簡易ミキサーの場合は、出来るだけ乾燥させた状態で混合する方が混合不良がなくよく混ざるので、材料の自然含水比を8%以下に乾燥させてから練ることをお奨めします。そして、敷均・転圧の時に、適正含水比の散水をするのがベストです。

耕運機で混合する場合は、雨天時にはシートをかけて雨を避け、雨天後もできるだけ乾いた状態にしてからジオベストと混ぜ、高含水比にならないように注意します。そして、転圧後に適正含水比の散水を行うことで固めることができます。

適正含水比の水の量ではパサパサしてまとまりにくいという意見が多いのですが、適正含水比を守って、少しぐらいパサパサ感があるぐらいの方が結果的にいい仕上がりになり、強度が出ます。ただし、夏場は乾燥しやすいので、若干水分を多めにして施工しましょう。

■ジオベストのお問い合わせは

ジオサプライ合同会社

http://www.geosupply.jp 

広島082-299-0681 神戸078-843-2561まで

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