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土舗装の冬季施工にあたっての注意

2017-12-22 22:28:46 | うんちく・小ネタ

公共工事は、期末に工事が集中するために、強風、 降雨、降雪、降霜などの天候不良、また、日照時間が短いことから. 作業時間が拘束され,円滑な施工が阻害されることが多くなります。
アスファルトやコンクリートでも外気温5℃以下の場合には材料温度の低下、養生時の凍結などから施工を控える様に土舗装でも固化不良となる事があり、外気温が5℃以下での施工は避け、施工後凍結(0℃以下)が予想される場合は、工事を中止するか、凍害防止のために、適切な保温養生をしていただくことが必要となっています。そして、施工後も十分な強度が出るまで養生を続けてください。
土舗装は、外気温5℃以下になると固化材の反応がストップし、固化しきれないで凍結融解(剥離)が発生する恐れがあるので、暖かい日を選んで工事をしていただくことになります。
また、工事終了時間は、日没前(午後3時頃)までに早く終えていただくことが望ましいといえます。さらに、夜間は、急激に温度が下がると、固化反応がストップします。そして、ストップするだけでなく、固化反応させるために散水した水が凍結すると、せっかく施工した土舗装であっても水の膨張で土舗装が破壊されてしまいます。
つまり、施工後、30日間の中で最低気温が0℃以下になる日が予想される場合、工事は不可とされている厳しい場所もありますので、12月から3月までは施工を避けることがベストということです。
ポイントは、
① 外気温が5℃以下では工事を中止する。
② 施工後、夜間凍結が予想される場合も工事を延期する。
③ 夜間気温が下がりそうな場合、凍結防止剤を使用する。

【除草・抜草について】

土舗装は、施工前の除草・抜根が不十分な場合、ジオベストの防草効果が薄れてしまいます。
また、冬季は、雑草が枯れていても根っこが残っていて、芽生えようとしている雑草の存在に気がつかないということがよくあります。雑草には、1年で枯れるものもあれば、何年にも渡り生き続けるものもありますので、雑草の発生サイクルを見極め、中途半端に除草・抜根をしないようにしましょう。雑草は非常に繁殖力が強いので、出来る限り根っこまで取り除いてから土舗装をしましょう。
除草・抜根が不十分な場合、土と固化材の混合が十分に出来ず、工事の途中で除草・抜根を行なわないといけないので、工事の遅れにもつながります。
ジオベストは、養分の不溶化で防草対策を行ないますが、上の写真のように雑草が群生してしまうと、表土から取り除いて土舗装をする以外ありません。

【樹木からの雨垂れに注意】

冬季に土舗装を行うと、夏場と違って土舗装がなかなか硬化しません。よって、その間に雨が降ると、樹木からの雨垂れなどによって写真のように土舗装の表面が傷ついてしまうことがあります。よって、硬化するまでは雨垂れが当たらないよう、ブルーシートなどで覆う必要があります。
また、降雨だけでなく土舗装の現場が低地にあるために、水の流入によって、未硬化の土舗装が流失したり、水ミチが出来ることもあります。よって、土舗装に水が流入しないように水の流れを変えることが必要です。
また、再生材の路盤で施工したために水が透水せず、表層に水が溢れたり、滞留することもあります。最悪の場合、凍結剥離や水の凍結膨張で破壊されることもあるので、路盤材の選択と水には注意しましょう。
もちろん、適度な水勾配は必要です。
いずれも冬季施工ならではの注意事項になります。
よって、土舗装を予定されている場合、事前に弊社にご相談をいただくのがベストです。
■ジオベストのご相談は
ジオサプライ合同会社 広島082-299-0681 神戸078-843-2561 名古屋052-766-6419
福岡092-518-3537へ。
もしくはジオサプライのホームページhttp://www.geosupply.jp/よりお問い合わせください。

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