熨斗(のし)

のし(熨斗)について、趣味について、色々なことを綴っていきます

小さな熨斗紙

2011-02-22 19:33:24 | 熨斗

久々にのし屋さんの仕事の話です。

お客様から、小さな熨斗紙はありますか?という問い合わせがありました。

結婚式で使われるのだそうです。

サイズをお聞きしたら、8cm×8cm×8cmの箱だそうで、

熨斗紙としては7cm×15cmくらいがちょうど良さそうでした。

既成の物はありませんので、造ってみました。

これは5分豆熨斗を使っています。(熨斗紙サイズ 7×15です。)

5分豆熨斗は長さが2cmの極小豆熨斗で、一枚一枚手作りで作っています。

日本一小さな熨斗です。

この熨斗は8分豆熨斗といい、5分豆熨斗の次に小さい熨斗です。

大きさはこんな感じで・・・

箱に貼ってみるととても可愛いと同時に、正式な贈り物であるという送り主の意思を

小さいながらに立派に表してくれました。

 

特注熨斗紙の御注文、受け賜ります。

 

(5分豆熨斗使用は1枚35円ほど、8分豆熨斗使用はもう少し安く作ることができます)

(サイズどのようでも可能です。)


雪の夜

2011-02-21 17:38:56 | 飯田

少し前の話ですが、2月14日は 思いがけない大雪でした。

夕方のバスで東京に戻った息子が、午前1時になってもまだ山梨辺りにいるらしい。

心配で眠れず落ち付かないので外に出てみました。

  

雪は止み、不思議な事に、時間が止まっている気がしました。

雪と一緒に大気の汚れが落ち、妙に透明で、

桜並木の木の枝に積もった雪は幻想的でした。

 

 

白い雪と黒い枝とオレンジの光、どこかで見た様な気がして・・・あぁそうだー思い出しました。

ナルニア国物語のライオンと魔女のワンシーン。

ルーシーがナルニアの国へ初めて行き、フォーンのタムナスさんに遇うこのシーンでした。

ルーシーがナルニアの国に行った程の驚きはありませんが、

いつもの街がこの夜だけ特別な街でした。

誰もいない静まり返った深夜、除雪車だけが通って行きました。

 

 

 

 


雪解け

2011-02-19 16:46:07 | 飯田

阿智村清内路にある「姿見不動滝」ー1月末に全面凍結したとの話を聞いたのですが、行く事が出来ず

昨日、ちょっと立ち寄ってみました。

ちょうど日が当たり始め、きらきらと光っていました。

      

氷は溶け、絹糸のような優しい細い水の糸が、高さ20mの所から勢いよく流れていました。

       

先週の大雪で、春はまだまだかなぁと思っていたのですが、自然の世界はやっぱりもう春の支度をしていました。

               

空を見ると、真っ青な空に飛行機雲が・・・・

      

滝を後にして少し歩くと、日当たりのよい所では、(おおいぬのふぐり)や(ふきのとう)も。

 

もうすぐ春だ!!

 

  

 


梅に鶯??ー梅にはメジロ

2011-02-18 13:15:09 | 

鳳来寺近く

12日は全国的に雪で真っ白だったのに、ここは梅の花が咲いていました。

梅の花の中で何やら動くものが・・まん中の鶯色の鳥、分かりますか?

梅に鶯だ!!と思って

今年は春からいい事があるかなぁ・・って喜んでいたら・・

 

 メジロでした。

 

私は鶯だと思ったのに・・・

 

 

 

こんな文章がありました。

梅に鶯とは、取り合わせのよいことのたとえとして使われる慣用句である。

白梅が咲いた枝と、そこにとまる鶯との絶妙の美しさからイメージされた言葉だが、

実際のところは、別の鳥を鶯と間違えて言われるようになったらしい。

鶯は暗い藪が好きな鳥で、明るい場所で咲く梅にとまる事はほとんどないからだ。

どうやら梅にとまるのはメジロのようだ。紛らわしいのが羽の色。鶯は実際には褐色。

多くの人が鶯だと思っている鶯色の鳥はメジロなのである。

メジロは日中、梅の花の蜜を吸いにやってくる。・・・・

 

確かに梅の蜜を吸っていました。

でも、梅にメジロが撮れたからいいや。

 


信濃比叡 火渡り護摩祈祷

2011-02-11 20:23:27 | 飯田

11日、雪の中、阿智村園原の信濃比叡で火渡り護摩が行われました。

天台宗の修行の一つで、信者や観光客が無病息災を祈って、くすぶるおきの上を

素足で渡ります。

僧侶や山伏姿の僧侶がほら貝の重々しい音と共に入場し、

般若心経の読経や

 

矢を射る儀式に続き、

比叡山延暦寺から受け継いだ不滅の法灯からたいまつに火をつけ、

高く積まれた杉の葉の山に点火しました。

   

雪の為か、煙もものすごく、風に煽られ炎はうねるように立ち昇り寒さを忘れました。

  

炎が収まると、僧侶によって丁寧にならされ

 

住職が印を結んで火伏せの行を行った後、素足となって気合いと共におきの上を渡ります。

一般参加者もその後に続きました。