少し前の話ですが、2月14日は 思いがけない大雪でした。
夕方のバスで東京に戻った息子が、午前1時になってもまだ山梨辺りにいるらしい。
心配で眠れず落ち付かないので外に出てみました。
雪は止み、不思議な事に、時間が止まっている気がしました。
雪と一緒に大気の汚れが落ち、妙に透明で、
桜並木の木の枝に積もった雪は幻想的でした。
白い雪と黒い枝とオレンジの光、どこかで見た様な気がして・・・あぁそうだー思い出しました。
ナルニア国物語のライオンと魔女のワンシーン。
ルーシーがナルニアの国へ初めて行き、フォーンのタムナスさんに遇うこのシーンでした。
ルーシーがナルニアの国に行った程の驚きはありませんが、
いつもの街がこの夜だけ特別な街でした。
誰もいない静まり返った深夜、除雪車だけが通って行きました。