鬼押ハイウェーに入ると浅間山がすぐ近くに見えて来ました。
迫る浅間山を左手に真っすぐ開けた道が続くので気持ちがいい・・・。
長野県から群馬県の嬬恋村に入ります。
このまま進むと浅間山の噴火溶岩からなる奇岩のある鬼押し出し園に着きます。
1783年、7月8日の浅間山の大噴火にとって流れ出した大量の火砕流が山腹を猛スピードで下り、
鎌原村を直撃したのだそうです。
鬼押し出しはこの噴火の際の流出した溶岩流でできています。
園内中央にこの噴火によって犠牲になられた霊を供養するため、浅間山観音堂が建立されています。
父は被っていた帽子をとり一礼してから鐘を突きました。
鬼押し出し園からは四方に山々が見えました。
北アルプス連峰や谷川連邦、日光男体山まで見えるようですが、この日は黄砂の影響か白く霞んであまりはっきりはみえませんでした。
長野県は南北に長いので、南の端の飯田市に住んでいると浅間山を見る事はほとんどありません。
長野県県歌「信濃の国」に(浅間はことに活火山・・)と歌われているので誰もが活火山だという事は知っているのですが、
実際に見たのは初めてでした。
浅間山は今までに数え切れないほどの爆発と噴火を繰り返し、右隣にある黒斑山は古い時代の噴火によってできた山だそうです。
硫黄の匂いが漂ってきます。
鬼押し出し園を過ぎると直ぐに草津温泉です。