中山道続きなのですが・・・
毎年数回歩く南木曽町の妻籠宿から馬籠宿に続く旧中山道の遊歩道。
春にはまだ早い静かな木曽路を歩いてみました。
今、ここは外国人観光客がたくさん歩いていて、日本人に会う方が珍しいくらいです。
この日はたまたま天候の加減か観光客は少なかったのですが、
普段は行き交う外国人でいっぱいの人気のコースです。
どこかで聞きなれた鳥の声が聞こえると思ったらージョウビタキのオスでした。
ジョウビタキは冬鳥で、秋に日本に渡り、桜の咲く頃には中国の方へ渡って行きます。
ジョウビタキを見つけると冬が来たんだなぁ・・と思い、いなくなると春になったんだなぁ・・と感じる身近な鳥です。
妻籠宿から馬籠宿までの遊歩道は約6.5kmです。
多くの人は片道、馬籠宿から妻籠宿を歩き、バスで戻るみたいですが、
馬籠宿から妻籠宿の方が下り坂で歩き安いからでしょうか。
一人、静かな山道を歩いていると
こんなかわいらしい物を見つけました。
朴の葉っぱをきれいに切って、道の脇に並べてありました。
ふと、自分が笑顔になっているのを感じます。
どんな人が作ったのだろう??
外人さんぽいよね。
途中の無料休憩所では、いつも全世界からの観光客の人たちとお話しすることが出来ます。
この日も、韓国、オーストラリア、フランス、アメリカでしたっけ?
とにかく、今を生きる人たちは英語は話せなくてはいけないと、心から思います。
岐阜県に入り、馬籠宿までもう少し。
小さな何か白いものが干してあったので、何かなぁ??と覗き込んでいると
家の人が「大根」だと教えてくれました。
こうやって干しておくとビタミンが増えて、甘味が凝縮して美味しくなるんだって。
南木曽町のおばちゃんたちは、冬の間有名な「ねこ」を背負っています。
梅が満開、フクジュソウも満開でした。
そして、リーンリーンと鈴のような、虫の音の様な声の主は、
カヤクグリでした。
カヤクグリは雀に似ていますが、イワヒバリの仲間です。
夏は高い山にいますが、冬は低い山に下りてきます。
恵那山が見えてきました。
ここからもう一度、南木曽町の駐車場まで戻ります。
往復でおよそ13km。20000歩を超えます。冬の運動不足にはいいウォーキングコースです。