Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

お葬式

2007年03月13日 | ブログ

昨日はお通夜。今日はお葬式であった。めずらしくお寺で行われた。○○院、○○ホールとかでは無く、本当のお葬式という感じであった。○○院などというのは何かイベント化されているようで変な感じがする。様々な状況があるでしょうが、自宅やお寺で行われるほうが、それらしい気がする。

冠婚葬祭などといわれるが、考えてみるとボクの場合は結婚式よりもお葬式のほうが多い。この先を考えてもどうもその傾向は変わらないと思う。

亡くなった人の年に近い母親はお通夜の日の昼に一人涙していたという。「あんなに いい人だったのに・・・」この感情だけで一人泣いていた。あれほど気の強い人だったのに・・・。親の年を感じてしまう。

ふと、一緒に住んでいない親とあと何回顔を会わせるのだろうと考えてしまう。親にはお世話になってばかりで親孝行なんて全然出来ていない。何かしてあげたいが、会うとそんな行動はしていない。母親がクモ膜化出血で倒れたとき、家族と親戚で順番に病室に泊まった。真暗な部屋に心電図の光や定期的に作動する血圧計の音の中で猛烈に反省したのを思い出す。その後は幸い何の障害も無く無事に退院した。

亡くなった方と同じ年齢の父親は「少し早いか遅いかや。ワシもいつ死ぬかわからんしなあ」といっていた。いつかはそうなるのだろうけど・・・。死ぬときに未練や悔いは残したくない。でもそんなのが無く死ねる人っているのだろうか。普段はそんなこと考えないが、お葬式などにいくと考えさせられる。