Genの思いつ記(Gen建築設計所)

人はいろいろであります。いろいろな日常を思いつくままに記録していく建築設計事務所のブログです。

変化

2007年03月02日 | うんちく・小ネタ

ボクは小学生のころ、非常に恥ずかしがりで(今は面影がない?)人前など、苦手でした。音楽の時間にリコーダーの実施試験があると顔を真っ赤にして吹いていました。女の子が「背比べをしよう」といい、背比べをしているだけで、顔を真っ赤にしてました。自分では赤面症?などと思ってましたから。

小学校3年生から学級委員という制度があり、何故か3~5年生まで3学期になると学級委員をいていました。人前にたって進行をしたりするのですが、いや~大変でした。これではいかんという気持ちがずっとあって、6年生のとき発作的に何故か、後期の生徒会長に立候補したのです。「清き、清き一票を~」など今ではとても言えそうもないことを体育館で演説?したりしました。結果は副会長。このとき初めてマイクをもって全校生徒の前で話をしました。その荒療治でも人前が恥ずかしいということは かわりませんでした~。

中学になっても、ぜんぜんダメでしたが、友達にはめられて 何故か水泳部のキャプテン。これは部活動をサボっていたら ならされたという感じです。高校ではサッカーをしていたのですが、部費を牛耳ろうという趣旨のもと、サッカー部の同級生で役割分担をして、立候補。ボクはジミ~な、庶務。重要な役割は嫌でしたからね~。

そんな高校の終わりぐらいのとき、一冊の本に出会いました。司馬遼太郎の「竜馬が行く」。この本を読んで何かが かわりました。あの時代に命をかけてモノゴトを成し遂げようとする志、貪欲なまでの知識欲、おおらかな人間性、敏感な感受性、確固たる思想、とても新鮮でした。こんな人たちの歴史があり、今があるのか、と強くかんじ、とても印象に残りました。自分では その本との出会いから変わってきたと思います。(当然、司馬遼太郎のファンです)

今でも人前で話すのは得意ではありません。個人対個人などならいいのですが~。でも、何故か人前で話す機会が多くなりました。これは どういうことなのでしょうか? なにかがそうさしている?それは何なのかな~と思っています。おさな馴染みの友人にも「なんでそうなったん?」といわれることがあります。人の将来なんてわからないものです。どこで、どう変わるかなんてわかりません。だから、人は化けるから、人には期待してしまいます。