忘備録です。
今回の怪我の壊死していた部分も塞がり、ケガ後丸3か月たち、外科的な治療は終わりとなる。
しかし今後山登りを続けていいのか不安があったので、再診療をお願いした。
このところ筋力が落ち、体のバランスがおかしいのに気づいていた。
たった3か月で、乱れてしまう私の体。山登りを再開したいという焦る気持ちと
股関節に負担をかけ続けても良いのかという不安。
それをはっきりさせたいと、レントゲンをお願いした。
昨日までは腰が痛かったのに、今日はなんともない。病院に行かなくてもいいかな?
とも思いながらの受診。
レントゲン技師の方には、股関節が悪いことをすぐに見抜かれた💦
まずは股関節のお勉強
股関節痛の原因となる病気
変形性股関節症の分類はその原因が明らかでない一次性と先天的または後天的な関節疾患、外傷など明らかな原因による二次性とに分けられます。わが国では、その原因の殆どが二次性であり先天性股関節脱臼や臼蓋形成不全といったの股関節生まれつきの形成異常が原因となります。
臼蓋形成不全と先天性股関節脱臼
正常な股関節は大腿骨頭が骨盤の臼蓋にはまり込んで形成されます。骨盤の骨(臼蓋)は大腿骨頭をほぼ全体を覆って体重を支えています。日本人にはほかの国と比べ骨盤の臼蓋(股関節の屋根)の不完全な発育のため大腿骨頭の覆いが少ない人が多く見られます。このような状態を臼蓋形成不全といいます。
体重が股関節の浅い覆いに集中するため、股関節が不安定となりガクついて軟骨が早い時期より磨り減り始め関節が壊れ始めてしまいます。特に臼蓋形成不全は女性に多く見られます。また生まれつき股関節が脱臼・亜脱臼している先天性股関節脱臼という人もいます。原因は不明ですが遺伝などの影響も考えられています。そのため親戚縁者で変形性股関節症の方が見える方で股関節の痛みがある方は、早めに専門医の診察をお勧めします。
XP線画像の計測にてCE角が10度以下、AHIが60%以下の臼蓋形成不全の場合は変形性股関節症が進行する可能性が高いため、後述する臼蓋回転骨切り術などで臼蓋被覆を改善する手術が必要となります。
変形性股関節症の病期(病気の進行)
レントゲン写真にて関節の隙間(関節裂隙)の広さから病気の進行程度を判断します。
前期股関節症→初期股関節症→進行期股関節症→末期股関節症と4段階の病期で進行します。
前股関節症(ぜんこかんせつしょう)
臼蓋形成不全など股関節形成に異常がみられますが、関節の形(関節軟骨)はまだ保たれています。
この時期は長時間歩行後に脚がだるい、疲れ易いなどの症状があります。
初期股関節症(しょきこかんせつしょう)
関節軟骨が磨耗して関節の隙間が狭くなりはじめた時期です。
骨の周囲がX線で白くなって見えます(硬化)。
この時期には筋力強化などのリハビリテーション治療が必要です。
関節の変形の進行を予防するために関節温存手術を行う場合があります。(整形外科のサイトより)