「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

子供が境界性パーソナリティ障害だったら

2013年03月31日 21時11分46秒 | 「境界性パーソナリティ障害=BPD」より
 
 親たちは、 子供に対する責任は 自分にあると思って、

 ひどい行動にも 耐えようとするかもしれません。

 あなたの子供が 自分や他人に暴力的なことをしたら、

 セラピストや公共機関, 家族や友人に援助を求めてください。

○ 治療施設への入所

 入院した子供が、 本当に安全になる前に 退院させられる場合があります。

 退院した子が大量服薬して、 病院に逆戻りしたも例もあるので、 対策が必要です。

○ 警察の介入

 子供が 暴力や脅迫をした時は、 警察に介入してもらうことができます。

 傷害の危険が明らかで 切迫していると説明しましょう。

 子供に精神的な障害があることを 警察に知らせないと、

 反抗的な子供の問題だと 思われるかもしれません。

 危機的な情報を記した用紙を 事前に用意し、 警察に渡すことが勧められます。

 以下のようなことを記入しておきます。

・ 簡単な病歴

・ 診断名とその定義

・ かかりつけ医の名前

・ 服用している薬

 子供の行動がエスカレートし続け、 治療に同意しない場合は、

 精神科救急に収容されるかもしれません。

 危険な行動への対処は、 恐らく最も難しい局面です。

 しかし対策を立て、 外部に援助を求めることで、

 危険性を和らげ、 脅威を減らすことができます。

〔 「境界性パーソナリティ障害=BPD」 第2版 (星和書店) より〕
 


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