「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

マインドフルネスの基礎を学ぶ - 4つの 「what」 スキル

2016年06月11日 20時48分27秒 | 「DBT実践トレーニングブック」より
 
※ 練習3-1-1
 
 現在の瞬間に よりじっくりと 焦点を当てる練習です。
 
 時間の感覚に マインドフルになるのを援助します。
 
 時間がとても早く過ぎると 感じる人々もいます。
 
 彼らは 物事を急いで行なったり、
 
 いつも 次にやることや失敗しそうなことを 考えています。
 
 時間がゆっくり過ぎると 感じる人々もいます。
 
 彼らは 時間があると思っているために、 しばしば約束に遅れてしまいます。
 
 この練習は、 実際の時間の過ぎ方に マインドフルになれるようにしてくれます。
 
● 指示
 
 [数分間 邪魔されない部屋で、 気を散らす音を 全て消してください。
 
 数を数えたり、 時計を見たりせずに、 ただ座っていてください。
 
 1分間が過ぎたと思ったら、 時計をチェックし、
 
 実際にどれだけ時間が過ぎていたか 確かめましょう。]
 
 1分間に満たなかった場合、 1分より長くなってしまった場合、
 
 この練習の結果は あなたにとって どのような意味があるのでしょうか? 
 
 マインドフルネスの目的のひとつは、
 
 瞬間瞬間のあらゆる経験に対する より正確な認識を発達させることです。
 
〔「弁証法的行動療法 実践トレーニングブック」星和書店
(マシュー・マッケイ,ジェフリー・C・ウッド,ジェフリー・ブラントリー)
 訳/遊佐安一郎,荒井まゆみ〕より
 [星和書店の許可のうえ掲載]