BPDをもつ人との関係を 理解しましょう。
BPDの人とノン・ボーダーの人の 関係(心理学的な相互作用)は、
どの人たちも びっくりするほど類似しています。
人を びくびく怯えて生活させたり、 行き詰まりを感じ続けさせたりするような、
機能不全の相互作用のパターンです。
○ ほとんどの BPDをもつ人の行動は わざとしているのではありません
家族は BPDの人の行動を 個人的に捉えてしまいます。
それは 感じる必要のない 苦痛につながります。
なぜなら、 BPDの行動は 意図的ではないからです。
o BPD色の眼鏡で 世界を見ましょう
BPDの人に感情移入をしてみる、 2ヶ月間の演習をします。
ノートを用意してください。
第1週: 小学生時代から始めて、
自分が人前で 恥ずかしい思いをしたことを 全て思い出してください。
第2週: 家族が皆さんに 酷い苦痛を与えたことを 全て思い起こします。
次に、 愛情ある関係全てについて、 同じことを行なってみましょう。
第3週: 誰かに激怒したことを 書き出してください。
第4週: 死にたい気持ちに なったことはありますか?
生活の中で コントロールできないものはありますか?
自分の嫌いな部分を 全てリストにしてください。
(次の記事に続く)
〔「境界性パーソナリティ障害ファミリーガイド」 ランディ・クリーガー(星和書店)
〈監訳: 遊佐安一郎〉 より〕