「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

BPDの行動は意図的ではない (1)

2014年01月13日 21時06分45秒 | 「BPDファミリーガイド」より

 BPDをもつ人との関係を 理解しましょう。

 BPDの人とノン・ボーダーの人の 関係(心理学的な相互作用)は、

 どの人たちも びっくりするほど類似しています。

 人を びくびく怯えて生活させたり、 行き詰まりを感じ続けさせたりするような、

 機能不全の相互作用のパターンです。

○ ほとんどの BPDをもつ人の行動は わざとしているのではありません

 家族は BPDの人の行動を 個人的に捉えてしまいます。

 それは 感じる必要のない 苦痛につながります。

 なぜなら、 BPDの行動は 意図的ではないからです。

o BPD色の眼鏡で 世界を見ましょう

 BPDの人に感情移入をしてみる、 2ヶ月間の演習をします。

 ノートを用意してください。

第1週: 小学生時代から始めて、

 自分が人前で 恥ずかしい思いをしたことを 全て思い出してください。

第2週: 家族が皆さんに 酷い苦痛を与えたことを 全て思い起こします。

 次に、 愛情ある関係全てについて、 同じことを行なってみましょう。

第3週: 誰かに激怒したことを 書き出してください。

第4週: 死にたい気持ちに なったことはありますか? 

 生活の中で コントロールできないものはありますか? 

 自分の嫌いな部分を 全てリストにしてください。

(次の記事に続く)

〔「境界性パーソナリティ障害ファミリーガイド」 ランディ・クリーガー(星和書店)
 〈監訳: 遊佐安一郎〉 より〕
 
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