goo blog サービス終了のお知らせ 

「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

子供を保護するための 実践的な提案 (5)

2013年04月27日 20時58分07秒 | 「境界性パーソナリティ障害=BPD」より
 
(前の記事からの続き)

《離婚を考えているなら》

 子供を虐待から守れない 不安を感じるでしょう。

 男性のほうが この不安を持ちます。

・ 裁判所は母親寄りです

・ 裁判所は、 身体的虐待は立証できても、 感情的虐待には無関心です

・ ボーダーの女性の中には、 親権を失うことで半狂乱になったり、

  相手の信頼を 傷つけようとする人がいます

  裁判の場は、 ボーダーの人の スプリッティングを助長します。

  ボーダーの人の 脆弱なアイデンティティや 根深い不安に対する 脅威となります。

  積極的なアプローチをする必要があります。

・ 受け身でなく、 戦略的に考える

  衝動的に行動しない

・ 争点を取捨選択する

・ 自分が標的にならないようにする

・ 誠実であること

・ 配合者の行動パターンを示す 証拠を集める

○ 幼い子供たちに話をすること

 4~6歳の子供には、

 「誰が何と言おうと、 パパはお前を愛しているよ」 と伝えます。

 母親の言葉を 取り消そうとする必要はありません。

○ 年長の子供たちに話をすること

 8~10歳の子供には、 事実に基づいた 情報を与えることです。

 あなたの愛情に満ちたでき事を、 一緒に思い出させてください。

 どんなことであれ、 配偶者を侮辱することは 言わないでください。

 10代の子供には 使う言葉が異なります。

 「離婚は パパとママにとっても とても辛いことだよ。

 誰が何と言おうと、 パパはお前を愛しているよ。

 恐くなったりしたら、 すぐに電話をかけておいで」

● 子供を持つことを 考えている人へ

 これから 子供を作ろう考えているなら、

 ボーダーの人が 充分に回復に向かうまで 待ったほうがよいでしょう。

 子供は、 常に親に無力感を与えるものです。

 自分の感情が認められないことが、

 ボーダーの人の行動化を起こす 最も大きな要因になります。

 親の仕事というのは、 この世で最も大変な仕事なのです。

〔 「境界性パーソナリティ障害=BPD」 第2版 (星和書店) より〕
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする