「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

弁証法的行動療法の内容 (4)

2011年11月15日 23時39分01秒 | 「BPDサバイバル・ガイド」より
 
(前の記事からの続き)

3. 電話カウンセリング

 セッションの合間に 患者が助けを必要なときは、

 治療者が電話, メール, その他の方法で対応します。

 自殺の危機を減らす, 新しいスキルを 応用するのを助ける,

 治療者と患者の間の 問題を解決するためです。

4. セラピスト・ コンサルテーション

 患者を扱う治療者にも ストレスがかかるので、 治療者のための治療も必要です。

 治療者同士で 週に1回ミーティングを行ない、

 弁証法的行動療法の 様々な問題について語ります。
 

 弁証法的行動療法は、 科学的な 複数の臨床試験によって、

 他の治療法より 効果があることが証明されています。

 自殺企図や自傷行為, 怒りの問題, 薬物使用や摂食障害,

 うつ状態や絶望的な気持ちが、 従来の治療より 軽減することが分かっています。

〔 「境界性パーソナリティ障害  サバイバル・ガイド」 (星和書店) より 〕