「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

「バンテージポイント」

2008年02月27日 22時46分19秒 | 映画
 
 有楽町 国際フォーラムで、ジャパンプレミア試写を 観てきました。

 定員5000人という、僕が知っている中で 一番大きな会場ですね。
 

 米大統領が、大観衆の面前の演壇で 狙撃されます。

 シークレットサービスはじめ、8人の 重要な目撃者がいますが、

 それぞれの視点 (バンテージポイント) からは 異なった光景が見えています。

 TVディレクター,地元の私服警官,ビデオを撮っていた旅行者,

 暗殺者たち,事件とは無関係の女の子,大統領、

 様々なエピソードが展開します。

 映画は、狙撃直前の12:00amから 23分間の出来事を、

 それぞれの視点から 描きます。

 一人の視点の映像が終わると 時間が巻き戻され、

 再び12:00amから 別の人物の視点で描く という構成です。

 無関係だった幾つもの伏線が 次々と絡み合い、

 スピーディに 真相が明かされていきます。

 裏の裏をかき、さらにまたその裏をかく 陰謀,策略。

 サスペンスあり、カーチェイスあり、

 息をつく間もなく、手に汗握るとはこのことでしょう。

 ぐっと胸に迫る クライマックスもあります。

 斬新で緻密な構成が、見る者を引きつけた 映画でした。