新風舎の著者たちが、我が子である著書を 裁断処分から救うため、
在庫を買い戻しています。
管財人からは 定価の20%という数字が 示されていますが、
こういう場合の相場は 10%以下だそうです。
しかも新風舎では、すでに著者が制作費を 支払っているのですから、
二重の負担を 強いています。
無料返還を求める要望書が 出されていますが、応えられていません。
(僕の場合は、初版増刷を 新風舎の支出でしていますから、
少し事情が異なりますが。)
しかも、在庫の数も 正確に把握できず、
社員もほとんどいなくなった 混乱した現状で、
著書が 本当に手元に届く 保障もないのです。
その場合は 返金すると言っていますが、
管財人の朝令暮改が 繰り返されるなか、どこまで信用できるか 分かりません。
恐くて入金できない という人もいます。
裁断処分との板挟みで 狼狽しています。
新風舎に 電話も繋がらない状況で、
動揺のあまり 仕事にいけなかった という人もいました。
しかし それでも、お金を振り込む人が 次々と出ています。
二次被害に遭うことさえ 覚悟の上です。
そうしなければ、自分の本を救えないのです。
著者は 本がかわいいのです。
何としても 助けたいのです。
例えは良くないかも 知れませんが、
人質に取られた 我が子を救うために、身代金を振り込む 親のような心境です。
僕も、一定数の 「境界に生きた心子」 を 買い戻すつもりです。