読売新聞に、抗うつ剤のSSRIを服用すると、
若い世代では 自殺の衝動を 引き起こすことがある、という記事がありました。
因果関係は まだ不明だそうですが、
副作用に注意しつつ 適切に服用することが大切とあります。
SSRIは 従来の抗うつ剤に比べて 副作用が少ないため 普及しましたが、
米英で 服用により自殺願望が起きた という報告がありました。
65才以上では 自殺願望は低下するが、
18~24才では 危険が高まると 警告されたといいます。
うつ病は 脳内の神経伝達物質の バランスが崩れて、感情や思考が 低減しますが、
抗うつ剤は このやり取りを円滑にして 活力を高めます。
しかし 元々自殺願望がある場合、薬で気力が亢進して、
実際に 行動に移してしまう 危険性があるというのです。
特に若者は 脳が発達途中なので、
衝動を抑える働きが 弱いのかも知れないということです。
そのため、服用は 医師の指示に従って 少量から始め、
少しずつ増量して、適量を見つけていくことが 大切と書かれています。
特に 初めの数日が要注意で、1ヶ月過ぎれば 落ち着いてくるそうです。
誰もが自殺願望を 起こすわけではなく、
SSRIは患者によって 治療に不可欠なので、
勝手に飲むのをやめて 症状を悪化させたりしないよう、
医師と充分 相談することが大切 だということです。
研究は日々進んで 色々な情報も出てくるので、
惑わされず 慎重に対処していく 必要がありますね。