( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/49948218.html からの続き)
引き続き、読売新聞の うつ病の記事から。
うつ病の患者数は、10年前に比べて 2倍になっているそうです。
「心の風邪」 と言われるようになって 受診しやすくなったことや、
診断基準が変わったことが 要因と見られています。
ある調査では、過去1年以内に 大うつ病にかかった人は 2.1%だといいます。
そのうち 医療機関にかかった人は 25%で、
受診率は 諸外国に比べると まだ低いということです。
ボーダーも 人口の1~2%と言われており
(体感的には そんなに多いかなという 気もするのですが)、
うつ病と同じくらい ということなのでしょうか。
にもかかわらず、
うつ病が認知度が高まり、
マスコミでも 普通に取り上げられるようになったのに対して、
ボーダーはまだ その名前を知らない人も 少なくありません。
ボーダーの認知の普及は、これから始まるところでしょう。
上述のように、うつ病は 「心の風邪」 という表現が されるようになってから、
一般にも理解が 広がりはじめました。
ひとつのキーワードの存在というのは 大きな力を持ちます。
「ストーカー」 「セクハラ」 などというのも、
それまでも存在していながら 認識されていなかったものが、
言葉ができて 概念が与えられることによって、一気に 表に出るようになりました。
(小泉内閣の支持率の高さも、一言で対立を表す 分かりやすいフレーズのためでした。)
ボーダーは 本質的に理解されるのが 難しいものですが、
的確なキーワードは できるでしょうか。
「愛を求める人」、何かその辺りから 考えられるかも知れません。
そういう言葉を作るのも 必要なことでしょうね。