剣龍と三光中斑剣龍。
成木になると見た目はほとんど同じですが斑の構造が違います。
自分の棚では混じらないようにしていますがもし他へ行ったら混同しそう。
どうしたらよいのか思い悩んでいましたが結局は名前を変えることに・・・。
自分の棚だけで通用するラベルではあります。
この品種は戦前には美雪覆輪と呼ばれていましたのでそのリバイバルと
これから末永く趣味者の棚で慈しまれるよう願い
三光中斑剣龍のほうは美雪剣龍としてみました。
ということで美雪剣龍はあれから3ヵ月。
仔は1本枯れ落ちましたがもう1本は元気そう。
親木には葉がたくさん付いていますからこの木勢を維持し
めげずに頑張ってほしい所です。
木勢といえば昨年の割り仔小木でも元気一杯。
さすが三光中斑だけあって紺地が多く、いきなり下葉がパラパラという確率も少なさそう。
更に若木だけあって子沢山。
三光中斑とはいえ西出芸ばかりじゃなく真鶴芸も出ますので全部が育つわけじゃなさそうですが
半分くらいは親と同芸で育ってくれるようです。
極小木だったのはあれから5ヵ月。
一番下の木です。
段々と一人前の姿になってきました。
数年生き延びた風格さえ漂っています。
ところで美雪剣龍でも途中で派手になっちゃう木、
作落ちする木が数の中では出てきます。
そんな木を3本寄せ植え。
普通の剣龍だったら速攻枯れるところですが
無事に冬を越しました。
上の極小から育てた木よりさらに小さな木ですが
果たして育つかどうか挑戦中といったところです。
うまく育ってくれたら嬉しい限りです。
あれから2ヵ月。
それまでは完璧な柄で良く出来そうな仔だと思っていたのですが
あれよあれよという間にこうなっちゃいました。
原因不明。
とはいえ最近見ないだけで以前はこんな風に枯れ込むことは良くあったかも。
でも良く天葉1枚残ったものです。
こちらの仔はまだ健全です。
こっちもバッタに齧られた葉は間もなくして黄変し落ちてしまいました。
焼けたり傷ついたりした葉の寿命が短いのも剣龍の特徴です。
こちらはあれから1年。
一番下の木です。
伯青龍からの出物で三光中斑ではなく普通の深覆輪です。
2枚出て下葉2枚落ちたものの大きさは変わらず。
紺地も多く、今の所健闘しています。
見た目は三光中斑剣龍と同じですが出る仔はほぼこんな感じになってしまいます。
来年は焼けて枯れ落ちてしまうことでしょう。
そして新たに仲間入りした伯青龍出の剣龍2鉢。
伯青龍100本作っとけば数年に1度は覆輪が出てきます。
とりあえずこれで剣龍の置き枠が埋まって大満足です。
さて、剣龍はあれから半年。
3月に植え替え、6月に植え替え
更にもう1度植え替えました。
猛暑でも比較的、日に当てていましたので
パラパラッと下葉の落ちた木もあったのですが
その分、葉肉厚くがっしりと仕上がっています。
ただ、この品種が日に強いという訳ではなく
長年そんなところで育てて慣らしただけで
弱光下で育てた木をいきなり日に当てれば
葉焼け、作落ち、枯れまでありますから要注意です。
葉肉を盛ると葉は横に広がりたがり剣龍っぽい風情は消え気味になりますが
急速に伸びたこの仔はいかにも剣芸といった感じです。
昨年は縮こまっていたのですが春からやる気を出したようです。
もう1本アタリが最近出ました。
三光中斑剣龍とはいえ派手な仔も出てきます。
当然消えてしまう公算大なのですが
もしここから覆輪に変身するとしたら相当筋が良いということなのでしょう。
こちらは棚で唯一の3本立ちでしたが
御覧のようにバッタに齧られ意気消沈。
株で見てもしょうがないなと仔を外してしまいました。
天葉は葉幅引き、良くなっていたのに残念です。
極小ポロリ仔は一丁前に2枚近くの葉繰り。
おまけにアタリまで付きました。
普通はとっくにになってたはずなのですがよくぞ生還してくれたものです。
さすが三光中斑剣龍の為せる業といったところです。
偶然に出来たとはいえこの木があるから恐怖心が無くなって
小さな仔でもビシバシ外しちゃうんですよね~。
しかも外した仔が枯れたことはないですし。
置き枠が剣龍だけで埋まるとなかなか壮観ではあります。
あれから4ヵ月。
画像を見比べるまで気付かなかったのですがすでに生育を始めたようです。
下の派手仔は落ちてしまいましたが上の仔2本は葉繰りしています。
こちらはものになりそうかも。
いかに三光中斑剣龍とはいえ御城覆輪並みの増殖は期待できず
5割の歩留まりなら御の字としたものです。
風蘭鉢に植えていると衣装替えは自由自在。
こじゃれた錦鉢に入れて撮影してみました。
3本立ちのほうも下葉落ちることなく無事に越冬。
アタリも潰れていないようです。
こちらはドラゴン模様の鉢に入れてみました。
小さなポロリ木は意外にも健全な根がたくさんあって
今年は作上がりしそう。
仔出しまであるかも
それはともかくポロリから3作して倍くらいの大きさには育っています。
今年は暖かくなったら外棚に出そうと思っていますが
果たしてご機嫌が続くのか損ねるのか
ハラハラしつつ見守る季節が幕を開けました。
そんな雪景色にも似合う剣龍はあれから8ヵ月。
三光中斑ですから柄の構造、姿かたちは御城覆輪に似ていても
すぐに同芸の仔ばかり出て株立ちになってくれるほど甘くはないようです。
この仔は下葉で良い柄でしたのに上で派手になってジ・エンド。
それとは逆に春に派手柄で出ていた仔は上で紺が乗ってきています。
それほど花芽の付かないことが幸いしてもう1本仔が出てくれました。
ただ、春からこれぐらいしか生長していませんのでかなりデリケートな品種ではあります。
極小の木は葉が1枚出て1枚落ちプラマイゼロ。
しかし普通の剣龍なら速攻枯れちゃうほど小さな木ですから
現状維持なら御の字です。
棚で一番大株の木は一枚も下葉が落ちませんでした。
紺の乗りも良くご機嫌そう。
アタリもたくさん付いてくれます。
一方、普通の深覆輪剣龍はあれから半年。
一番下の画像の木です。
下葉はバラバラと盛大に落ちてしまいましたが天葉の紺乗りは良くなってきた感じ。
でも、仔はこれからもこんなのばかり出ることでしょう。
それにしても普通の深覆輪剣龍と三光中斑剣龍はこんな仔が出たときくらいしか見分けが付かないのは
にゃんとも悩ましい所ではあります。
まあ、自分がわかっていればそれだけで十分に自己満足感は満たせますが・・・。
ところでこの品種はここ数年の通年蘭舎内栽培でうまく育ってくれたクチですが
これを来年外棚に置いたら果たしてどうなるのか
以前は日が強すぎて葉を焦がしてしまっていましたが
今回は西日を遮るなどの工夫をしていますからちょっと楽しみです。
先日、剣龍が2鉢も蘭国さんちに旅立ちましたので
ちょうどよく収まっていた枠にぽっかり穴が2つ空きました。
枠が空くと何となく落ち着かなくてほかの鉢を入れたりしましたが
どうもしっくりしません。
そこで思いついたのが伯青龍の株立ち。
ちょっと役不足でもこれを入れればよいのではと思い早速植え替えてみました。
半日仕事と思いきや2鉢を丁寧にばらし20鉢に分けたら日が暮れましたから
今の時期、株分けはやるもんじゃないですね。
それで取り出したのが上の画像ですがいつまで維持できるかといったところ。
ついでのもう1本。
これでも昔はちゃんとしていましたが今は風前の灯火です。
それでも枠の空いたところを埋めることができて
何とか落ち着きを取り戻しました。
そういえばスーパーじゃないほうの普通の剣龍はあれから1年と4か月。
上から4株目の木です。
今の所、元気さがあり覆輪も維持していて三光中斑剣龍と同じような風情ですが
出る仔はこんな感じになります。
紺中通しがありませんから次の葉はユウレイになってそれでアウトでしょう。
剣龍に株立ちが無いわけです。
というか増えないとなると現状維持か木勢を損じて枯れるかのどちらかですから
普通の剣龍でも数が少なく伯青龍からの出物を待つのみといった感じなのでしょう。
その点、三光中斑剣龍にはこんな小さなうちから紺中通しがあり
その後もしっかりと育ってくれます。
それにしてもこんな風にご紹介できるのも春に思い切って株分けしたればこそ。
素立ちの親木のアチコチから仔が出てきました。
花芽が付き難いこともありますし脛齧りから解放されたということもあるのでしょう。
親木の柄は良く出来た普通の剣龍と区別し難いのは確かですが
三光中斑剣龍は仔を出してみれば一目瞭然という木です。
それまでは果たしてどっちなんだろうということもあり得ますから
お手持ちの方は仔が出るまで楽しみに育てられてはいかがでしょう。
何も私のところだけの変化とは限りませんからね。
あれから1作。
下葉を落としながらも葉繰りは2枚半。
以前より一回り大きくなって機嫌は良さそうです。
ただ、いくら三光中斑芸とはいえ仔は真鶴ですから見込みなしでしょう。
思えば昨年夏の猛暑が下葉を落とす原因になってしまいました。
黒牡丹なんかもそうでしたが熱気というか熱風は蘭にもよくなさそうです。
今年以降はしっかりと対策を立てるつもりでいます。
さて、下葉を落としたりしたものの
前回の一番下のポロリの小さな木が枯れずに育ち
しかも天葉は作上がりしていることに意を決して
株立ちは全部株分けしてしまいました。
一番の大株がこの3本立ちです。
今まではもしかしたら枯れるかもという気持ちから
不格好でも割らずに親木にずっと付けていたのですが
三光中斑だから大丈夫という方に気持ちがようやく傾きました。
おかげさまでたくさんの鉢数になりましたが
全体を見回してもすっきりしてますし、それぞれが個性豊かな表情で面白いです。
同じ品種がたくさん並んで、まして覆輪ですから飽きそうなものですが
この剣龍は更にトキメキ感が倍増する不思議な品種ではあります。
あれから7ヶ月。
下葉も落ちずに夏を越して秋も過ごし
それなりの姿になってきました。
あの時のボロボロからは見違えるよう。
とりあえず葉数は9枚半。
この状態が維持できたらまずは御の字です。
とはいえ仔はユウレイ。
というか真鶴芸です。
親木はかなりの古木でようやく出た仔ですのに残念です。
こちらは新たな仔出しは無いものの
新根がたくさん出て力を付けてきました。
普通の品種なら割り頃の仔ですが
これは外したとたん派手気味の葉が速攻焼け落ちてしまいそうで躊躇しています。
親木に付けている分には多少派手気味でもスクスクと大きく育ちますので・・・。
こちらは親木の下葉が何枚か落ちて現状維持といった感じです。
紺地は同じくらいあるのですがどこか弱いところがあるのでしょうか。
それに伴いというか仔も小型のままで推移しています。
思うにこれは仔が付き過ぎなのかも。
親木は仔育て疲れなのかもしれません。
そうだとしても剣龍のこんな株立ちはなかなか見当たりませんから
贅沢な悩みではありますが・・・。
これは伯青龍から変わった三光中斑でない普通の剣龍。
このタイプは何度か枯らしていますがこれはどうなりますことか。
そういえば剣と名が付く品種は受け立ち葉が特徴となりますが
三光中斑タイプの剣龍はその柄の影響で姿が姫葉っぽくなってしまいます。
パッと見、御城覆輪に似てなくも無いような・・・。
でも、成長の過程で天葉が黄色に出てその後、白く冴える
というような幽玄な芸も見せてくれますので
それでつまらないということは全然無いんですけどね。
こちらは前回はイイ感じの姿でしたが
下葉がポロポロ落ちてちょっと間が抜けてしまいました。
最高の生育条件で育てているつもりですが
鉢数ある分、いろいろあるということで・・・。
ただ、仔は姿、柄共に良い雰囲気で株分けしてみたい気にさせられます。
そうそう、最後の極小木は葉が1枚増えていました。
下葉落ちず枯れもせず良くぞ育っているものです。
これが育つようなら上の株立ちでもバリバリ割れそうな気がします。
しかしまあ、調子に乗ったら痛い目にあうのが世の常ではありますが・・・。
あれから7ヶ月。
以前は枯れる寸前まで行った木ですが
近頃は柄、木勢共に安定してきました。
見栄えの良い10枚葉までもう直ぐです。
この株もすくすくと生育中。
こうして株立ちになってみると眩いばかりの白柄が更に目立ちます。
ところで昨日触れた根の形状ですがこれもそうなっていました。
昨年あたりから急に葉が焼けなくなり葉持ちが良くなったのは
細胞壁が丈夫になったおかげなのかもしれません。
そういえばこちらの株も
根は同じような形状です。
以前、葉焼けがひどかった時は
10鉢あったら一鉢くらいはましな姿になってくれるかもと思っていましたが
考えてみると一鉢だけ良く出来るなんてことはありえない話です。
やはり出来ない時は全部だめで出来る時は全部良く出来てるはずです。
葉焼けのない綺麗な葉だけの株が10鉢並べばさすがに壮観で
我ながら見ていてうっとりしてしまいますが
この品種が好きな方なら(たぶんいないと思いますが)こっちのほうがありえない光景と映るかも。
作のブレークスルーとはこんなことを言うのかもしれませんね。
ところで剣龍といえば伯青龍からの出物がほとんどで
大体は縞から変わった単純な深覆輪です。
そんな木は仔が出てもほとんどが派手柄。
プチッと動き出した時点で即効焼け焦げ枯れてしまいます。
株立ちがないのはそんな理由があってのことでしょう。
たとえばこれはあの時の割り仔ですがこれが普通の剣龍です。
一方、株立ちになるのは西出のような三光中斑タイプ。
見た目、大して違わなさそうですが実はピンキリの差。
こんな仔が付いていると西出芸で納得いただけるのではと思います。
伯青龍をたくさん作って観察していますが
普通の覆輪もなかなか出ないのに
三光中斑ともなると滅多に出会うものではありません。
手持ちの木を細々と増やすしかありませんが
株分けするのも怖い気がして・・・。
しかしそんな不安をよそに植え替えの際、
こんなのが手元からポロリとこぼれ落ちました。
小さすぎて今まではとてもじゃないけど枯れてしまう木でしたが
こんな植え方ではどうかと様子を見ています。
これが作上がりするようならしめたもの。
割り仔がたくさん作れそうです。
こんな割り仔がうまく育ったら愛おしさもひとしおでしょう。
さて剣龍はあれから5ヶ月。
紺地はしっかりしてきましたし新根もたくさん伸びましたので
来年は更に元気な姿を見せてくれることと思います。
おっと、久々に仔が出てきました。
出芽で三光中斑がこの品種のお約束です。
こちらの木はそれほど葉焼けもせず落ちもせず順調でした。
こっちも三光中斑から覆輪に変わっていきます。
時々変わらず派手なまま終わるのもありますが・・・。
こちらは一歩前進二歩後退。
下葉の葉淵は焦げやすく焦げるとまもなく落ちてしまいます。
しかし日に当てないとせっかくの剛直な姿が間延びして台無しに。
といった具合になんとも気難しい品種です。
でも、値段が安い割りに入手難で栽培困難、
出来上がった時はすこぶる美しい品種といったらこれぐらいしか思いつきません。
あまり高いのは買えないけれど作マニアというポジションに
ぴったりとフィットする感じではあります。
それはさておき剣龍です。
昨日の伯青龍で過去記事を探していて懐かしい画像を見つけましたので・・・。
あれから5年半。
そのまま育てていますがこんな風に生長していました。
もともとは8年前の木の下から出ていた仔を台切りしたもので
この3本は親仔ではなく兄弟木です。
伯青龍といえども5,6年でこの程度の成長かと言えなくもないのですが
小さな仔でしたししっかり手入れもしていましたのでかなり大きく育っています。
それに引きかえ剣龍はほとんど姿変わらず一本立ちのまま。
元親から姿を現して10数年経過していますので気の長い話です。
今まではアタリが動いても途中で潰れていましたが
今年はちょっと元気が良さそう。
何本かは育ってくれるかもしれません。
それにしてもこうして見るとつくづく剣龍は難儀な品種で
栽培を人にお勧めすることはとてもじゃないですが出来ない気がします。
それでなくても神気漂う雰囲気もありますから
売買の対象にしたら罰が当たりそうで・・・。
あれから7ヶ月。
焼けた下葉が落ち、すっきりした姿になりました。
それにしても柄が派手になって枯れかけた木がよくここまで持ち直すものです。
今年は新根がたくさん出て葉繰りも良くなりそう。
しかし紺地が増えたとはいえ今でも白い柄が眩しい木です。
逆にこんなに元気があるのが不思議な気さえします。
こちらの木は葉淵の焼けた葉は黄変して落ちてしまいました。
また作り直しと相成りますが今回はちょっと勢いが良さそうで
天葉は段付きで太く伸び出してきました。
今年の作は相当期待出来そうとか思っています。
こちらはあの時の一番下の画像の木です。
焦げた葉は全部落ちて意外にすっきりした姿となっています。
仔ものびのびと育って気持ち良さそう。
こっちも天葉の今伸びた分は段が付いて太く出ています。
この勢いが維持できれば秋ぐらいには惚れ惚れした姿を拝めるかもしれません。
まあ、気難しい品種ですから気に入った姿は10年に1度くらいしか拝めなくても
10鉢あったら毎年どれか一鉢は良くなっているかもと思いつつ育てています。
それでもやっぱり作が良くなってくれればと考えますので
木炭に植えたりピートモスに植えたりと訳のわからないことを思い付くのも
この惚れた品種が棚にあればこそなのでしょう。
いつも同じ事をしてたらその結果も同じく代わり映えしませんからね。
あれから4ヶ月。
この柄にしては結構生育旺盛で2枚近く葉繰りしています。
だんだん姿は良くなりつつありますが
まだこの格好ですから~
大好きな品種なのですが輝きを放つのは一瞬で
大部分は作り直しに費やしているような気がします。
その輝きを放っていたこの木は早くも途中の葉2枚が黄変。
天葉も少し派手になっているし仕切り直しです。
そこそこ増えますし伯青龍からも時折出るということで
常に10鉢ぐらいキープしていますからまだ余裕で見ていられるというもの。
もしこれが一本しかなくしかも物凄~く高価な代物だったら
胃のきりきりと痛む日々が続くかも
あれから8ヶ月。
更に焼けた下葉が落ちてしまいました。
それでももうだめかもと思うほど派手になった木が
良くここまで紺地を持ち直すものです。
まだ言うのは早いのですがこの復活力には感動です。
こちらはあれからの下の画像の木。
今のところ葉落ちもなくきわめて順調です。
白覆輪はあくまで神々しい白さ、葉姿も好きなタイプです。
この程度の柄でず~っと維持できれば良いのですが・・・。
こちらはあの時の中段の木。
まずは順調と喜んでいたら
裏っ側に付いていた仔がいきなりこんなことに。
どうにも油断のならない品種です。
あれから3ヶ月。
仔を外してからこうなったのかこうなったから外したのか記憶が定かではありませんが
ともかく惨めな姿となっています。
柄の派手な葉は焼け落ちますからどうしようもないのですが
天葉は紺地を戻してきていますのでまだ望みは無きにしもあらずかも。
しかし、時間が掛かりそう。
それにしても葉が落ちるとアタリまで枯れてしまうんですね。
一方、外した仔のほうは下葉を落としたものの今の所柄は安定。
ただアタリはご覧の通りになり、やはり気難しさは変わりません。
ところでこちらの木。
痛み無く無事夏を越してくれました。
天葉は柄に薄緑の雲を浮かべ徐々に晴れていきますがその移ろう様子など美しさは格別。
仔は地味な三光中斑で出ていますから覆輪の性も良さそうです。
縞から変わった覆輪は普通は大覆輪で、三光中斑で出るものはほとんどありません。
もちろん、伯青龍から出る覆輪もほとんどは大覆輪。
その為、剣龍と名の付く木はそれなりにあってもまずは長く持たないのでしょう。
でも、完成形は同じように見えても元が三光中斑なら話は別。
当然、斑の構造が違いますから力強さもあり、それほど痛い目にあわずに末永く楽しめそうです。
ただ伯青龍をたくさん育てていても偶然に偶然を重ねなければ巡り合わないとしたもので
こんな木が棚にある幸せを噛み締めているところです。
なにしろその美しさ、気高さは棚の中でトップクラスですから。
三光中斑系ともなるとまず、お金では買えない木です。
成木になると見た目はほとんど同じですが斑の構造が違います。
自分の棚では混じらないようにしていますがもし他へ行ったら混同しそう。
どうしたらよいのか思い悩んでいましたが結局は名前を変えることに・・・。
自分の棚だけで通用するラベルではあります。
この品種は戦前には美雪覆輪と呼ばれていましたのでそのリバイバルと
これから末永く趣味者の棚で慈しまれるよう願い
三光中斑剣龍のほうは美雪剣龍としてみました。
ということで美雪剣龍はあれから3ヵ月。
仔は1本枯れ落ちましたがもう1本は元気そう。
親木には葉がたくさん付いていますからこの木勢を維持し
めげずに頑張ってほしい所です。
木勢といえば昨年の割り仔小木でも元気一杯。
さすが三光中斑だけあって紺地が多く、いきなり下葉がパラパラという確率も少なさそう。
更に若木だけあって子沢山。
三光中斑とはいえ西出芸ばかりじゃなく真鶴芸も出ますので全部が育つわけじゃなさそうですが
半分くらいは親と同芸で育ってくれるようです。
極小木だったのはあれから5ヵ月。
一番下の木です。
段々と一人前の姿になってきました。
数年生き延びた風格さえ漂っています。
ところで美雪剣龍でも途中で派手になっちゃう木、
作落ちする木が数の中では出てきます。
そんな木を3本寄せ植え。
普通の剣龍だったら速攻枯れるところですが
無事に冬を越しました。
上の極小から育てた木よりさらに小さな木ですが
果たして育つかどうか挑戦中といったところです。
うまく育ってくれたら嬉しい限りです。
あれから2ヵ月。
それまでは完璧な柄で良く出来そうな仔だと思っていたのですが
あれよあれよという間にこうなっちゃいました。
原因不明。
とはいえ最近見ないだけで以前はこんな風に枯れ込むことは良くあったかも。
でも良く天葉1枚残ったものです。
こちらの仔はまだ健全です。
こっちもバッタに齧られた葉は間もなくして黄変し落ちてしまいました。
焼けたり傷ついたりした葉の寿命が短いのも剣龍の特徴です。
こちらはあれから1年。
一番下の木です。
伯青龍からの出物で三光中斑ではなく普通の深覆輪です。
2枚出て下葉2枚落ちたものの大きさは変わらず。
紺地も多く、今の所健闘しています。
見た目は三光中斑剣龍と同じですが出る仔はほぼこんな感じになってしまいます。
来年は焼けて枯れ落ちてしまうことでしょう。
そして新たに仲間入りした伯青龍出の剣龍2鉢。
伯青龍100本作っとけば数年に1度は覆輪が出てきます。
とりあえずこれで剣龍の置き枠が埋まって大満足です。
明日は日本富貴蘭会の秋季大会です。
もちろん行くつもりで植え替えなど、準備をしていたのですが
気になっていた台風25号がどうやら当日の朝、上空を通過するようです。
外出すれば留守になるこちらも心配ですし、新幹線が時間通り動くのかということもありますから
ぎりぎりまで様子見、といったところでしょう。
もちろん行くつもりで植え替えなど、準備をしていたのですが
気になっていた台風25号がどうやら当日の朝、上空を通過するようです。
外出すれば留守になるこちらも心配ですし、新幹線が時間通り動くのかということもありますから
ぎりぎりまで様子見、といったところでしょう。
さて、剣龍はあれから半年。
3月に植え替え、6月に植え替え
更にもう1度植え替えました。
猛暑でも比較的、日に当てていましたので
パラパラッと下葉の落ちた木もあったのですが
その分、葉肉厚くがっしりと仕上がっています。
ただ、この品種が日に強いという訳ではなく
長年そんなところで育てて慣らしただけで
弱光下で育てた木をいきなり日に当てれば
葉焼け、作落ち、枯れまでありますから要注意です。
葉肉を盛ると葉は横に広がりたがり剣龍っぽい風情は消え気味になりますが
急速に伸びたこの仔はいかにも剣芸といった感じです。
昨年は縮こまっていたのですが春からやる気を出したようです。
もう1本アタリが最近出ました。
三光中斑剣龍とはいえ派手な仔も出てきます。
当然消えてしまう公算大なのですが
もしここから覆輪に変身するとしたら相当筋が良いということなのでしょう。
こちらは棚で唯一の3本立ちでしたが
御覧のようにバッタに齧られ意気消沈。
株で見てもしょうがないなと仔を外してしまいました。
天葉は葉幅引き、良くなっていたのに残念です。
極小ポロリ仔は一丁前に2枚近くの葉繰り。
おまけにアタリまで付きました。
普通はとっくにになってたはずなのですがよくぞ生還してくれたものです。
さすが三光中斑剣龍の為せる業といったところです。
偶然に出来たとはいえこの木があるから恐怖心が無くなって
小さな仔でもビシバシ外しちゃうんですよね~。
しかも外した仔が枯れたことはないですし。
置き枠が剣龍だけで埋まるとなかなか壮観ではあります。
あれから4ヵ月。
画像を見比べるまで気付かなかったのですがすでに生育を始めたようです。
下の派手仔は落ちてしまいましたが上の仔2本は葉繰りしています。
こちらはものになりそうかも。
いかに三光中斑剣龍とはいえ御城覆輪並みの増殖は期待できず
5割の歩留まりなら御の字としたものです。
風蘭鉢に植えていると衣装替えは自由自在。
こじゃれた錦鉢に入れて撮影してみました。
3本立ちのほうも下葉落ちることなく無事に越冬。
アタリも潰れていないようです。
こちらはドラゴン模様の鉢に入れてみました。
小さなポロリ木は意外にも健全な根がたくさんあって
今年は作上がりしそう。
仔出しまであるかも
それはともかくポロリから3作して倍くらいの大きさには育っています。
今年は暖かくなったら外棚に出そうと思っていますが
果たしてご機嫌が続くのか損ねるのか
ハラハラしつつ見守る季節が幕を開けました。
12月に入ったばかりというのに本降り。
一晩で20cm以上積り、外はすっかり銀世界です。
今朝は除雪車が来ましたので久々に雪寄せ作業で汗を流しました。
一晩で20cm以上積り、外はすっかり銀世界です。
今朝は除雪車が来ましたので久々に雪寄せ作業で汗を流しました。
そんな雪景色にも似合う剣龍はあれから8ヵ月。
三光中斑ですから柄の構造、姿かたちは御城覆輪に似ていても
すぐに同芸の仔ばかり出て株立ちになってくれるほど甘くはないようです。
この仔は下葉で良い柄でしたのに上で派手になってジ・エンド。
それとは逆に春に派手柄で出ていた仔は上で紺が乗ってきています。
それほど花芽の付かないことが幸いしてもう1本仔が出てくれました。
ただ、春からこれぐらいしか生長していませんのでかなりデリケートな品種ではあります。
極小の木は葉が1枚出て1枚落ちプラマイゼロ。
しかし普通の剣龍なら速攻枯れちゃうほど小さな木ですから
現状維持なら御の字です。
棚で一番大株の木は一枚も下葉が落ちませんでした。
紺の乗りも良くご機嫌そう。
アタリもたくさん付いてくれます。
一方、普通の深覆輪剣龍はあれから半年。
一番下の画像の木です。
下葉はバラバラと盛大に落ちてしまいましたが天葉の紺乗りは良くなってきた感じ。
でも、仔はこれからもこんなのばかり出ることでしょう。
それにしても普通の深覆輪剣龍と三光中斑剣龍はこんな仔が出たときくらいしか見分けが付かないのは
にゃんとも悩ましい所ではあります。
まあ、自分がわかっていればそれだけで十分に自己満足感は満たせますが・・・。
ところでこの品種はここ数年の通年蘭舎内栽培でうまく育ってくれたクチですが
これを来年外棚に置いたら果たしてどうなるのか
以前は日が強すぎて葉を焦がしてしまっていましたが
今回は西日を遮るなどの工夫をしていますからちょっと楽しみです。
先日、剣龍が2鉢も蘭国さんちに旅立ちましたので
ちょうどよく収まっていた枠にぽっかり穴が2つ空きました。
枠が空くと何となく落ち着かなくてほかの鉢を入れたりしましたが
どうもしっくりしません。
そこで思いついたのが伯青龍の株立ち。
ちょっと役不足でもこれを入れればよいのではと思い早速植え替えてみました。
半日仕事と思いきや2鉢を丁寧にばらし20鉢に分けたら日が暮れましたから
今の時期、株分けはやるもんじゃないですね。
それで取り出したのが上の画像ですがいつまで維持できるかといったところ。
ついでのもう1本。
これでも昔はちゃんとしていましたが今は風前の灯火です。
それでも枠の空いたところを埋めることができて
何とか落ち着きを取り戻しました。
そういえばスーパーじゃないほうの普通の剣龍はあれから1年と4か月。
上から4株目の木です。
今の所、元気さがあり覆輪も維持していて三光中斑剣龍と同じような風情ですが
出る仔はこんな感じになります。
紺中通しがありませんから次の葉はユウレイになってそれでアウトでしょう。
剣龍に株立ちが無いわけです。
というか増えないとなると現状維持か木勢を損じて枯れるかのどちらかですから
普通の剣龍でも数が少なく伯青龍からの出物を待つのみといった感じなのでしょう。
その点、三光中斑剣龍にはこんな小さなうちから紺中通しがあり
その後もしっかりと育ってくれます。
それにしてもこんな風にご紹介できるのも春に思い切って株分けしたればこそ。
素立ちの親木のアチコチから仔が出てきました。
花芽が付き難いこともありますし脛齧りから解放されたということもあるのでしょう。
親木の柄は良く出来た普通の剣龍と区別し難いのは確かですが
三光中斑剣龍は仔を出してみれば一目瞭然という木です。
それまでは果たしてどっちなんだろうということもあり得ますから
お手持ちの方は仔が出るまで楽しみに育てられてはいかがでしょう。
何も私のところだけの変化とは限りませんからね。
あれから1作。
下葉を落としながらも葉繰りは2枚半。
以前より一回り大きくなって機嫌は良さそうです。
ただ、いくら三光中斑芸とはいえ仔は真鶴ですから見込みなしでしょう。
思えば昨年夏の猛暑が下葉を落とす原因になってしまいました。
黒牡丹なんかもそうでしたが熱気というか熱風は蘭にもよくなさそうです。
今年以降はしっかりと対策を立てるつもりでいます。
さて、下葉を落としたりしたものの
前回の一番下のポロリの小さな木が枯れずに育ち
しかも天葉は作上がりしていることに意を決して
株立ちは全部株分けしてしまいました。
一番の大株がこの3本立ちです。
今まではもしかしたら枯れるかもという気持ちから
不格好でも割らずに親木にずっと付けていたのですが
三光中斑だから大丈夫という方に気持ちがようやく傾きました。
おかげさまでたくさんの鉢数になりましたが
全体を見回してもすっきりしてますし、それぞれが個性豊かな表情で面白いです。
同じ品種がたくさん並んで、まして覆輪ですから飽きそうなものですが
この剣龍は更にトキメキ感が倍増する不思議な品種ではあります。
あれから7ヶ月。
下葉も落ちずに夏を越して秋も過ごし
それなりの姿になってきました。
あの時のボロボロからは見違えるよう。
とりあえず葉数は9枚半。
この状態が維持できたらまずは御の字です。
とはいえ仔はユウレイ。
というか真鶴芸です。
親木はかなりの古木でようやく出た仔ですのに残念です。
こちらは新たな仔出しは無いものの
新根がたくさん出て力を付けてきました。
普通の品種なら割り頃の仔ですが
これは外したとたん派手気味の葉が速攻焼け落ちてしまいそうで躊躇しています。
親木に付けている分には多少派手気味でもスクスクと大きく育ちますので・・・。
こちらは親木の下葉が何枚か落ちて現状維持といった感じです。
紺地は同じくらいあるのですがどこか弱いところがあるのでしょうか。
それに伴いというか仔も小型のままで推移しています。
思うにこれは仔が付き過ぎなのかも。
親木は仔育て疲れなのかもしれません。
そうだとしても剣龍のこんな株立ちはなかなか見当たりませんから
贅沢な悩みではありますが・・・。
これは伯青龍から変わった三光中斑でない普通の剣龍。
このタイプは何度か枯らしていますがこれはどうなりますことか。
そういえば剣と名が付く品種は受け立ち葉が特徴となりますが
三光中斑タイプの剣龍はその柄の影響で姿が姫葉っぽくなってしまいます。
パッと見、御城覆輪に似てなくも無いような・・・。
でも、成長の過程で天葉が黄色に出てその後、白く冴える
というような幽玄な芸も見せてくれますので
それでつまらないということは全然無いんですけどね。
こちらは前回はイイ感じの姿でしたが
下葉がポロポロ落ちてちょっと間が抜けてしまいました。
最高の生育条件で育てているつもりですが
鉢数ある分、いろいろあるということで・・・。
ただ、仔は姿、柄共に良い雰囲気で株分けしてみたい気にさせられます。
そうそう、最後の極小木は葉が1枚増えていました。
下葉落ちず枯れもせず良くぞ育っているものです。
これが育つようなら上の株立ちでもバリバリ割れそうな気がします。
しかしまあ、調子に乗ったら痛い目にあうのが世の常ではありますが・・・。
あれから7ヶ月。
以前は枯れる寸前まで行った木ですが
近頃は柄、木勢共に安定してきました。
見栄えの良い10枚葉までもう直ぐです。
この株もすくすくと生育中。
こうして株立ちになってみると眩いばかりの白柄が更に目立ちます。
ところで昨日触れた根の形状ですがこれもそうなっていました。
昨年あたりから急に葉が焼けなくなり葉持ちが良くなったのは
細胞壁が丈夫になったおかげなのかもしれません。
そういえばこちらの株も
根は同じような形状です。
以前、葉焼けがひどかった時は
10鉢あったら一鉢くらいはましな姿になってくれるかもと思っていましたが
考えてみると一鉢だけ良く出来るなんてことはありえない話です。
やはり出来ない時は全部だめで出来る時は全部良く出来てるはずです。
葉焼けのない綺麗な葉だけの株が10鉢並べばさすがに壮観で
我ながら見ていてうっとりしてしまいますが
この品種が好きな方なら(たぶんいないと思いますが)こっちのほうがありえない光景と映るかも。
作のブレークスルーとはこんなことを言うのかもしれませんね。
ところで剣龍といえば伯青龍からの出物がほとんどで
大体は縞から変わった単純な深覆輪です。
そんな木は仔が出てもほとんどが派手柄。
プチッと動き出した時点で即効焼け焦げ枯れてしまいます。
株立ちがないのはそんな理由があってのことでしょう。
たとえばこれはあの時の割り仔ですがこれが普通の剣龍です。
一方、株立ちになるのは西出のような三光中斑タイプ。
見た目、大して違わなさそうですが実はピンキリの差。
こんな仔が付いていると西出芸で納得いただけるのではと思います。
伯青龍をたくさん作って観察していますが
普通の覆輪もなかなか出ないのに
三光中斑ともなると滅多に出会うものではありません。
手持ちの木を細々と増やすしかありませんが
株分けするのも怖い気がして・・・。
しかしそんな不安をよそに植え替えの際、
こんなのが手元からポロリとこぼれ落ちました。
小さすぎて今まではとてもじゃないけど枯れてしまう木でしたが
こんな植え方ではどうかと様子を見ています。
これが作上がりするようならしめたもの。
割り仔がたくさん作れそうです。
こんな割り仔がうまく育ったら愛おしさもひとしおでしょう。
さて剣龍はあれから5ヶ月。
紺地はしっかりしてきましたし新根もたくさん伸びましたので
来年は更に元気な姿を見せてくれることと思います。
おっと、久々に仔が出てきました。
出芽で三光中斑がこの品種のお約束です。
こちらの木はそれほど葉焼けもせず落ちもせず順調でした。
こっちも三光中斑から覆輪に変わっていきます。
時々変わらず派手なまま終わるのもありますが・・・。
こちらは一歩前進二歩後退。
下葉の葉淵は焦げやすく焦げるとまもなく落ちてしまいます。
しかし日に当てないとせっかくの剛直な姿が間延びして台無しに。
といった具合になんとも気難しい品種です。
でも、値段が安い割りに入手難で栽培困難、
出来上がった時はすこぶる美しい品種といったらこれぐらいしか思いつきません。
あまり高いのは買えないけれど作マニアというポジションに
ぴったりとフィットする感じではあります。
暑い日が続いていましたが明日からはようやく初夏らしいさわやかな気温になりそうです。
山も緑が濃くなり今は山菜の季節。
最近は採りに行かなくなってしまいましたが頂き物が食卓に並びます。
ワラビなどはマヨネーズに一味を振りかけ
醤油をちょっと垂らすといくら食べても飽きません。
そのマヨネーズがチューブに少ししか無くなったので
お尻を持って振り回すと出口に集まるという裏技?をやってみました。
そしたらキャップをパチンと閉じていなかったのでしょう。
・・・・・部屋中に飛び散りました。
最悪です。
山も緑が濃くなり今は山菜の季節。
最近は採りに行かなくなってしまいましたが頂き物が食卓に並びます。
ワラビなどはマヨネーズに一味を振りかけ
醤油をちょっと垂らすといくら食べても飽きません。
そのマヨネーズがチューブに少ししか無くなったので
お尻を持って振り回すと出口に集まるという裏技?をやってみました。
そしたらキャップをパチンと閉じていなかったのでしょう。
・・・・・部屋中に飛び散りました。
最悪です。
それはさておき剣龍です。
昨日の伯青龍で過去記事を探していて懐かしい画像を見つけましたので・・・。
あれから5年半。
そのまま育てていますがこんな風に生長していました。
もともとは8年前の木の下から出ていた仔を台切りしたもので
この3本は親仔ではなく兄弟木です。
伯青龍といえども5,6年でこの程度の成長かと言えなくもないのですが
小さな仔でしたししっかり手入れもしていましたのでかなり大きく育っています。
それに引きかえ剣龍はほとんど姿変わらず一本立ちのまま。
元親から姿を現して10数年経過していますので気の長い話です。
今まではアタリが動いても途中で潰れていましたが
今年はちょっと元気が良さそう。
何本かは育ってくれるかもしれません。
それにしてもこうして見るとつくづく剣龍は難儀な品種で
栽培を人にお勧めすることはとてもじゃないですが出来ない気がします。
それでなくても神気漂う雰囲気もありますから
売買の対象にしたら罰が当たりそうで・・・。
あれから7ヶ月。
焼けた下葉が落ち、すっきりした姿になりました。
それにしても柄が派手になって枯れかけた木がよくここまで持ち直すものです。
今年は新根がたくさん出て葉繰りも良くなりそう。
しかし紺地が増えたとはいえ今でも白い柄が眩しい木です。
逆にこんなに元気があるのが不思議な気さえします。
こちらの木は葉淵の焼けた葉は黄変して落ちてしまいました。
また作り直しと相成りますが今回はちょっと勢いが良さそうで
天葉は段付きで太く伸び出してきました。
今年の作は相当期待出来そうとか思っています。
こちらはあの時の一番下の画像の木です。
焦げた葉は全部落ちて意外にすっきりした姿となっています。
仔ものびのびと育って気持ち良さそう。
こっちも天葉の今伸びた分は段が付いて太く出ています。
この勢いが維持できれば秋ぐらいには惚れ惚れした姿を拝めるかもしれません。
まあ、気難しい品種ですから気に入った姿は10年に1度くらいしか拝めなくても
10鉢あったら毎年どれか一鉢は良くなっているかもと思いつつ育てています。
それでもやっぱり作が良くなってくれればと考えますので
木炭に植えたりピートモスに植えたりと訳のわからないことを思い付くのも
この惚れた品種が棚にあればこそなのでしょう。
いつも同じ事をしてたらその結果も同じく代わり映えしませんからね。
あれから4ヶ月。
この柄にしては結構生育旺盛で2枚近く葉繰りしています。
だんだん姿は良くなりつつありますが
まだこの格好ですから~
大好きな品種なのですが輝きを放つのは一瞬で
大部分は作り直しに費やしているような気がします。
その輝きを放っていたこの木は早くも途中の葉2枚が黄変。
天葉も少し派手になっているし仕切り直しです。
そこそこ増えますし伯青龍からも時折出るということで
常に10鉢ぐらいキープしていますからまだ余裕で見ていられるというもの。
もしこれが一本しかなくしかも物凄~く高価な代物だったら
胃のきりきりと痛む日々が続くかも
あれから8ヶ月。
更に焼けた下葉が落ちてしまいました。
それでももうだめかもと思うほど派手になった木が
良くここまで紺地を持ち直すものです。
まだ言うのは早いのですがこの復活力には感動です。
こちらはあれからの下の画像の木。
今のところ葉落ちもなくきわめて順調です。
白覆輪はあくまで神々しい白さ、葉姿も好きなタイプです。
この程度の柄でず~っと維持できれば良いのですが・・・。
こちらはあの時の中段の木。
まずは順調と喜んでいたら
裏っ側に付いていた仔がいきなりこんなことに。
どうにも油断のならない品種です。
あれから3ヶ月。
仔を外してからこうなったのかこうなったから外したのか記憶が定かではありませんが
ともかく惨めな姿となっています。
柄の派手な葉は焼け落ちますからどうしようもないのですが
天葉は紺地を戻してきていますのでまだ望みは無きにしもあらずかも。
しかし、時間が掛かりそう。
それにしても葉が落ちるとアタリまで枯れてしまうんですね。
一方、外した仔のほうは下葉を落としたものの今の所柄は安定。
ただアタリはご覧の通りになり、やはり気難しさは変わりません。
ところでこちらの木。
痛み無く無事夏を越してくれました。
天葉は柄に薄緑の雲を浮かべ徐々に晴れていきますがその移ろう様子など美しさは格別。
仔は地味な三光中斑で出ていますから覆輪の性も良さそうです。
縞から変わった覆輪は普通は大覆輪で、三光中斑で出るものはほとんどありません。
もちろん、伯青龍から出る覆輪もほとんどは大覆輪。
その為、剣龍と名の付く木はそれなりにあってもまずは長く持たないのでしょう。
でも、完成形は同じように見えても元が三光中斑なら話は別。
当然、斑の構造が違いますから力強さもあり、それほど痛い目にあわずに末永く楽しめそうです。
ただ伯青龍をたくさん育てていても偶然に偶然を重ねなければ巡り合わないとしたもので
こんな木が棚にある幸せを噛み締めているところです。
なにしろその美しさ、気高さは棚の中でトップクラスですから。
三光中斑系ともなるとまず、お金では買えない木です。