あれから3ヶ月。
仔を外してからこうなったのかこうなったから外したのか記憶が定かではありませんが
ともかく惨めな姿となっています。
柄の派手な葉は焼け落ちますからどうしようもないのですが
天葉は紺地を戻してきていますのでまだ望みは無きにしもあらずかも。
しかし、時間が掛かりそう。
それにしても葉が落ちるとアタリまで枯れてしまうんですね。
一方、外した仔のほうは下葉を落としたものの今の所柄は安定。
ただアタリはご覧の通りになり、やはり気難しさは変わりません。
ところでこちらの木。
痛み無く無事夏を越してくれました。
天葉は柄に薄緑の雲を浮かべ徐々に晴れていきますがその移ろう様子など美しさは格別。
仔は地味な三光中斑で出ていますから覆輪の性も良さそうです。
縞から変わった覆輪は普通は大覆輪で、三光中斑で出るものはほとんどありません。
もちろん、伯青龍から出る覆輪もほとんどは大覆輪。
その為、剣龍と名の付く木はそれなりにあってもまずは長く持たないのでしょう。
でも、完成形は同じように見えても元が三光中斑なら話は別。
当然、斑の構造が違いますから力強さもあり、それほど痛い目にあわずに末永く楽しめそうです。
ただ伯青龍をたくさん育てていても偶然に偶然を重ねなければ巡り合わないとしたもので
こんな木が棚にある幸せを噛み締めているところです。
なにしろその美しさ、気高さは棚の中でトップクラスですから。
三光中斑系ともなるとまず、お金では買えない木です。