富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
画像はクリックで拡大できます。

神威

2017年05月31日 | 神威




先日の全国大会の交換会で蘭国さんの荷にこの神威がありました。
希望額に達せず引いていましたがそれを手に取って見せてもらい

綺麗だな~いいなぁ~いいなぁ~と言ったら
えっ、もしかして欲しいの
うん、欲しい、ちょうだい
う~ん、じゃあ、あげる
えっ、くれるの わ~い わ~い も~らった も~らった うれしいな

ということで我が家に貰われてきた神威の中斑。

さすがに芸が洗練されています。
美しいという以外言葉が見つかりませんです。








それに引き換え我が家の神威はというと
あれから1年。






どうやらこの仔も柄抜けのよう。








こちらは三光中斑が満遍なく入っているものの
木は古木に近いようで仔出しはしばらくお預けかも。

ただ、太い新根がたくさん出て機嫌は良さげ。
3枚も葉繰りしてくれたら空き家が出るのももう直ぐかもしれません。
中透け芸とまでは欲張りません、普通の芸の仔でもひょっこり出てきたら嬉しい限りです。
コメント (2)
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スーパー八千代

2017年05月30日 | 建国の縞



あれから6年。
2~5本位ずつ植え込んで様子を見ていますが
その後も芸の進展がないようです。
画像のような天葉の柄がせいぜい。

サーモンピンクに冴える根も見られないのは
しばらく続いた紫外線の少ない蘭舎生活のためかと
スーパー八千代専用の外棚を作ってみました。










山草棚の上に50%遮光のダイオミラーを張り
そのネットの下に釣り枠240鉢分を設置してみました。
もちろん、八千代はほんのわずかで大部分は道連れです。

でも、おかげで新蘭舎の釣り枠が無くなりスッキリしました。
これでどちらも作がよければ一石二鳥かも。

屋根のない天水栽培ですから紫外線が降り注ぎ
これで柄の色や根色が冴えてくれるかもしれません。
長雨が心配ですが中がピートモスですから乾きも良く大丈夫でしょう。

などと新しい作場はとかく気になるもので
まだ出して間もないのにしょっちゅう見てしまいます。









そしたらスーパー八千代の中にこんなのを発見。
ガシが顕著に入り込み芸としても面白そう。








もっとないかと探してみたらこんなのも。
本斑は初めて出たかもしれません。







次の天葉にも気配がありますから期待が持てそう。

株分けしても同一株なら同時期に同様な変化をすることがあったりします。
他にもシンクロしてないかと脚立を上り下りする日が続きます。
ひっくり返らないよう、気を付けなくては。

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Mさんの蘭(白牡丹)

2017年05月29日 | その他




全国大会で銀賞に輝いた白牡丹。
実は全国大会に出品してほしいとの希望で預かっていたものでした。
ありそうでない縞の揃った株立ちです。

私も昔、上柄を2鉢柄抜けにしていますので
紺縞のない真っ白で天葉が出る白牡丹のほうがリスクも少なく
人気なのは頷けるところです。

しかし、縞の状態で継続するのであれば紺縞とのコントラストも美しく
白一色の殺風景さもないこちらもありかなと思います。
もろもろのスリルも味わえますし~
しかも天葉から数えて5枚まで柄が残っています。
系統でしょうか。








ただ、贅沢なことですが仔が込み合って窮屈そう。










ということで株分け指令が出ましたので分けてみることにしました。
花芽が動き出した今の時期は株分けにもちょうどよさそう。
これが刺激となって次のアタリが期待できます。









こちらもようやく独り立ちしてくつろいでいる様子です。






この仔がチャームポイント。
天葉が真っ白で出ています。








これはまだ小さめでしたがポロリと外れてしまいました。
根が良かったのですぐ大きくなってくれるでしょう。
柄も最上です。

とはいえ、作はともかく柄のほうはちょっと不安。
早く持って帰ってくださいね~

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全国大会

2017年05月28日 | その他
全国大会では皆様にお声をかけていただきましてありがとうございました。
普段、こんなに人と話す機会はありませんのでとても刺激的な2日間でした。
交換会もそれなりに活発でなかなか欲しいのは買えませんでしたが
それでも何鉢かはゲットできまた楽しみが増えました。

大会期間中、家のほうは晴天続きで帰ってみたら鉢はカラカラに乾いていましたが
それでも枯れないのが富貴蘭の良い所。
大会の余韻に浸りつつ、また作に励みたいと思っています。

カメラも持っていきましたがやはりフラッシュ、三脚がないと画像はブレブレでした。
スマホのほうがまだましでしたのでとりあえずランダムに撮ったの並べてみます。































































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雪観月

2017年05月21日 | 雪観月



あれから10ヵ月。






ご機嫌そうではありますが親木の柄はこれだけになってしまいました。
柄抜けになれば雪山実生、そのギャップは大きすぎます。
下葉の柄が良かっただけに残念ですが運が悪かったと諦めましょう。







落ちてしまいましたがその最上柄の下葉のところから出た仔。
柄無しかあ~と思っていた処、ちょっぴり出ていました。
白虎と白縞の複合芸は分かり難いものです。
でも、これではちょっぴり役不足です。








一方、反対側から出た仔はそこそこの柄。
太縞だと白虎に負けない明瞭さがあっていい感じです。







仔沢山モードに突入しているらしくその上のアタリも膨らんできました。
親木はだんだん柄が少なくなっていますが
逆にこちら側の仔は上に行くほど柄の多い仔が出ています。
ということは順当にいけば最上柄の仔が出るかも。
と、ここで予言しておきます。
いや、マジで上柄の仔であれば嬉しいんですが・・・。


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真月

2017年05月20日 | 



あれから半年。
今年は新根がドバーッとたくさん出てくれました。
ある程度の株になれば株全体として葉数、根数、芽数が増え
それだけ水分、養分の貯蔵場所を得ることができますから
その余禄でさらに勢いを増すという好循環が続いているのでしょう。









花芽の付き難い品種限定なのでしょうが
株分けせずに我慢して育てればそこから先は増殖速度が倍増するようです。







さて、今年こそきれいな腰斑を出そうと日当たりの良い所に置いています。







秋ではないので軸こそ赤く染まっていませんが葉にも黄虎が出る品種だったんですね。
軸だけだと思ってました。








こちらの木も同じようなペースで順調に生育中。






並べて置いたらやはりこっちも葉に黄虎が現れています。
まだそれほど株が茂ってないので秋にはきれいな紅軸を見せてくれそう。

ところで最近娘が断捨離にはまり自分のことをミニマリストなんて言ってます。
そんな人たちの目で見ればお気に入りは一鉢持てばいいし
手入れだけが大変で碌に見ないものはいらないということに…。
それじゃ甘く見てもウチの棚の7割は不良在庫かも。

会社ならとっくに潰れているところです。

しかし富貴蘭の場合は自然に増えるものですし
たま~~に芽変わりなんかがポコッと現れたりするものですから
この恍惚感を一度味わっちゃうとなかなか整理はしきれないとしたものです。


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裏甲龍

2017年05月19日 | 裏甲龍
さて明日からは楽しみな全国大会です。
浜松はちょっとばかし遠いので今日から出発しますが
ブログのほうは予約投稿を続けたいと思っています。








裏甲龍はあれから7ヵ月。

実は仔に異変がありました。
下から出た仔のせいか水吸いが思わしくなくなり半分乾燥状態。
葉の皴は取れるどころか酷くなる一方でした。

そのままにしてたら枯れると思ってとりあえず鉢を開けたら
仔には短い新根が2本。
そこで外して別鉢へ・・・。

親木に付いたままでも皺くちゃなのに外したら枯れても不思議はなかったのですが








運良く水を吸い始め、無事生還したようです。







3号鉢植えですからこうして見れば裏甲龍では最小単位の苗木かも。

親木のほうもやりたかった深植えが出来ましたし
葉の下にアタリが何個かありましたから
突然、水苔の間から仔が頭を出したら嬉しい限り。

とんだアクシデントではありましたが楽しみは倍以上に増えた感じです。

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豊明殿

2017年05月18日 | 



あれからから3年半。
たぶん2枚目の画像の木がこれだったと思います。
それなりに芽数は増え








それとともに出る新根の本数も増えますから綺麗なものです。
ただ、葉の柄は冴えなくなったような気が・・・。
この品種は株立ちにすると柄が冴えなくなると言われますが
どうもそのせいばかりでは無さそうです。

やはり鉢数が増えて適材適所とは行かなくなったのが原因かも。
思えば7年前の豊明殿はきれいでした。
原点に返ってやり直したい気分ではあります。

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金牡丹

2017年05月17日 | 金牡丹





昨年、某ヤフオクで入手した金牡丹。







黄縞が各葉にそこはかとなく見え隠れし面白そうでした。
早速植え替えてみたところ異様に太い根。
本当に金牡丹と聞いてみたところ万田酵素を与えてたとのこと。
こんなになるんだったら自分もやってみようと思いつつ忘れてました。







そして春の生育期を迎えましたが
親木の天葉とその時付いていた仔は思いっきり膨らんではいるものの
さっぱり動き出す気配が見えません。







動いているのは新根と新たに出た仔のみ。

怖いですね。
野菜に効果はあるかもしれませんが
富貴蘭ではたぶん利き過ぎたのでしょう。
これでは売り物にならず逆効果です。
忘れていて使ってみなくて良かったです。
一つ勉強になりました。
コメント (4)
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剣龍

2017年05月16日 | 剣龍




先日、剣龍が2鉢も蘭国さんちに旅立ちましたので
ちょうどよく収まっていた枠にぽっかり穴が2つ空きました。
枠が空くと何となく落ち着かなくてほかの鉢を入れたりしましたが
どうもしっくりしません。

そこで思いついたのが伯青龍の株立ち
ちょっと役不足でもこれを入れればよいのではと思い早速植え替えてみました。
半日仕事と思いきや2鉢を丁寧にばらし20鉢に分けたら日が暮れましたから
今の時期、株分けはやるもんじゃないですね。

それで取り出したのが上の画像ですがいつまで維持できるかといったところ。








ついでのもう1本。
これでも昔はちゃんとしていましたが今は風前の灯火です。
それでも枠の空いたところを埋めることができて
何とか落ち着きを取り戻しました。









そういえばスーパーじゃないほうの普通の剣龍はあれから1年と4か月。
上から4株目の木です。
今の所、元気さがあり覆輪も維持していて三光中斑剣龍と同じような風情ですが






出る仔はこんな感じになります。







紺中通しがありませんから次の葉はユウレイになってそれでアウトでしょう。
剣龍に株立ちが無いわけです。
というか増えないとなると現状維持か木勢を損じて枯れるかのどちらかですから
普通の剣龍でも数が少なく伯青龍からの出物を待つのみといった感じなのでしょう。
















その点、三光中斑剣龍にはこんな小さなうちから紺中通しがあり
その後もしっかりと育ってくれます。

それにしてもこんな風にご紹介できるのも春に思い切って株分けしたればこそ。
素立ちの親木のアチコチから仔が出てきました。
花芽が付き難いこともありますし脛齧りから解放されたということもあるのでしょう。

親木の柄は良く出来た普通の剣龍と区別し難いのは確かですが
三光中斑剣龍は仔を出してみれば一目瞭然という木です。

それまでは果たしてどっちなんだろうということもあり得ますから
お手持ちの方は仔が出るまで楽しみに育てられてはいかがでしょう。
何も私のところだけの変化とは限りませんからね。
コメント (3)
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羆B

2017年05月15日 | 




あれから1ヶ月半。
親木には新根が2本出て新たな天葉も顔を覗かせています。






その天葉の柄は真っ白に冴えて出てきました。
実はこのまま柄の冴えない木だったら
風蘭三昧は偽物を掴まされたとか言われかねないと憂慮してましたが
それも杞憂に終わり一安心です。








それにこの仔。
本芸の仔はそんなに簡単にポンポン出るものではありませんから
自分的には値段の半分近くを占めているんじゃないかと思っていました。

ただ、来たときは稚葉は枯れてるし若干フリーズ気味の状態。
このままいじけて止まるのか動き出すのかでは天地の差です。

結果は元気良く伸び出しきれいな紺覆輪中透け芸を見せてくれました。






おまけに新根まで出ていますから勢いに弾みが付いてくれることでしょう。







この仔は今のところ羆の縞といった感じ。
紺地が多い分成長が早いようで柄の部分は純白です。
青に近い丈夫さでしょうから早く成木になって
本芸の仔をポンポン生んでほしいものです。

と、以上取らぬの皮算用に忙しいひと時を過ごしています。

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羆A

2017年05月14日 | 




あれから1ヶ月半。
棚慣れしたのか調子良さそうです。






仔には天葉が見え
親木の天葉の葉元も成長速度が増したせいか白冴えしてきました。
今年一作で外せないこともなさそうですが
できればこのままにして株立ちを目指したいところです。







それにしても新根の多いこと。







一本は紺地が当たったのかルビーと泥根のストライプ。
細胞の増殖速度が違いますので急カーブしています。
来年以降の元気の源になりそうなのでこの根は大事にしなくっちゃ。

しかしこれだけ元気だとつい調子に乗って
もう少し冴えた柄が見たいと日当たりの良い所に置きたくなりますが
そこも我慢のしどころ。

羆の扱いに慣れるまでは今の環境がベストと信じることにしましょう。

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建国殿No.1

2017年05月13日 | 建国殿No.1出




あれから1年と4か月。
昨年の秋頃でしたか。
どうも天葉に生気がないなあと思う間もなく
天葉から順にパラパラと葉が落ち始めました。

何か悪い菌が入ったのでしょう。
どこまで行っても舞い上がり~揺れ落ちる~の繰り返しのようです。

残ったのがこの仔ですが大丈夫でしょうか。
親譲りの良い柄ではありますがまた逝っちゃうかもという不安が付き纏います。








処で親木にはもう1本小さなアタリが付いていました。
短い根1本で生き残りましたがこれは日本一小さな建国殿かも。







とはいえこっちのほうが活気があって生き延びてやろうという雰囲気がありあり。
再び格好のブログネタとなりそうです。

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千代田獅子

2017年05月12日 | 縞物



あれから1ヵ月。
今は見る影もありませんが昔はこれでも獅子葉系はそれなりに人気種で
浪速獅子や穂波獅子、竜鉾、青龍獅子などそれぞれのキャラを楽しんだものでした。
特に浪速獅子にちょろっと縞なんか出ようものなら
嬉しくて気になって仕方なかったのを覚えています。
その当時は翁獅子なんて夢の品種。
千代田獅子は更に夢の夢の品種ではありました。

そんな昔を思い出しながらちょっと柄は派手気味だけどあまり冴えず
どうもパッとしないかななんて贅沢言いながら眺めていました。







ところが気温の上昇とともに伸びだした天葉の柄は真っ白。
かなり綺麗でいい線いってます。

初めて育てる品種ですからこうなることは想定外。
嬉しい出会いってあるものですね。
コメント (6)
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至楽

2017年05月11日 | 至楽




あれから1ヵ月。
ゆっくり成長を続けています。
というか、蘭舎内の温度を調べてみたら
最高温度は25℃位と変わりありませんが
昨年4月の最低温度は16℃、今年の4月は13℃。

それほど光量が多くない中で急速に葉を伸ばしても
組織が柔らかくなって暑さ寒さの耐性に欠けるかもしれません。
ということで今年はあまり温度を掛けずじっくり育ててみようと心掛けました。







それでも仔には次の天葉が・・・。







新根もようやく出てきました。







それほど日の強く当たるところには置いていませんが
そんな中でも5月は良い感じの日差しなのでしょう。
葉裏が赤く染まってきました。

やはり生育期は見ていて飽きませんね。
目は棚に釘付けです。

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