富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
画像はクリックで拡大できます。

御城覆輪

2014年12月14日 | 覆輪




あれから2作。
派手柄の小さな木ですからいつも枯れそうで枯れない微妙な立ち位置にあるのですが
ここ2作で少し葉数と芽数が増えてきました。

ただし、この調子で大きくなってくれればとか
お願いしてはいけないところがこれまた微妙なところです。

思えば当ブログで初の紹介が8年前
棚で普通の御城から生まれて10年以上経っています。
その間、ぜんぜん大きくならないところを見るとやっぱりこの姿で固定しているのかも。

もっと暖かい気候のところで育ててもらったらどうなるかということはありますが
小さい以外たいした特徴もありませんから欲しい!って言う方はたぶんいないでしょうね。

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轡虫の縞

2014年12月13日 | 轡虫の縞




あれから7ヶ月。
弱くて小さい実生小苗ですから天葉が短くなると復活は困難なものです。
されどこの木は盛り返してきました。
なかなか見上げた根性の持ち主です。
近頃、富嶽柄の乗った豆葉はたくさん湧いてきて
もう目新しさは無くなってしまいましたが
これは鈴虫剣もある三芸品。
まだしばしの間はいけるかなと思っています。







小さな親木に仔沢山ではなかなか育ちませんが
夏に出た仔はヒューンと長い葉を伸ばしています。
しかも柄は入っていないし~~
そしてこれを見ただけでも葉の詰んだ小型木にはなりそうも無いことがわかります。
まあ、そっち系の縞ならお値段も更に跳ね上がることでしょうが。






それでも天葉の柄は適度に散ってイイ感じですし
なんというか鈴虫剣自体が好きな芸ですから見飽きることはなさそうです。






あとは増えるまで値段が維持できていればといったところですが
そっちのほうはそうなったら儲けものと思うぐらいでちょうど良さそうかも。


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黄金虫

2014年12月11日 | 黄金虫




あれから5ヶ月。
春から夏にかけて身に纏っていたアントシアニンを脱ぎ捨て
再び清楚な姿に戻りました。
豆葉の縞など多芸品が溢れる中でただの青物といえばその通りですが
このリズム感も愛おしさのひとつと感じます。
さて、ほとんど増えないことで定評の品種ですが今年の作から景色が変わり始めました。






もちろん春の仔はすくすく成長しましたが
花は咲いたことがありませんから当然葉元全部にアタリはある訳です。








そしてなんとそのアタリがこんな感じにどんどん動き出しています。
この分だと夢の大株も射程距離に入ってきました。
10本どころか20本立ちもそんなに先の話ではないでしょう。

しかし願わくばもう少し親木にボリュームが欲しいところ。
でも、こんなに仔沢山じゃ当分無理かも。
・・・・贅沢言い放題ですみませんです。
それにしてもピートモスっていうか腐食酸の効果なのでしょうがなにげに恐ろしいことですね。

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破天荒

2014年12月10日 | 破天荒



早々にすっかり雪景色となってしまいました。
今年も冬の訪れが早く風蘭にとっては長い冬眠期間となりそうです。
冬眠期間が長いと心配なのがアマミ系。
ちょっとした小春日和に反応して動き出すクセがあり
動き出してしまえばもう冬環境には戻せません。
戻せば確実に枯れてしまいますので・・・。
かといって別環境にして温度を入れ光を当てるにしても
あいにく日本海側の冬は太陽が顔を出しません。
LEDという手もありますがそんなに設備投資をしてもなんかあんまり楽しくなさそう。

ということで棚にはほとんどアマミ系はないのですが
なぜか買ってしまった破天荒はあれから半年。
とりあえず生育期間中はご機嫌だったようで
天葉2枚は倍近くまで大きくなりました。
いかにも小苗から育て上げているという感じがして喜ばしい限りです。






仔も知らない間にずいぶん大きくなっています。







そして附け付近の葉は軸の膨張圧力に耐えかねたのかひび割れてきました。
この分だと来年は更に大きくなるのかな
普通のアマミ並みの大きさに育ったらさぞ迫力のある姿かと・・・。
おっと、その前に無事冬が越せますようにっていう感じです。

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慶賀

2014年12月07日 | 慶賀





あれから一作。
長らく木炭植えにしていましたが今年はそれを変えてピートモス。
それまでは葉繰り1枚半でしたが今回は2枚出ました。
やはり水と栄養状態の改善があったということで木は正直です。

問題は柄で、栄養状態が良いと紺地が増えてしまうことを心配しましたが
今のところ上柄を維持しているようです。
糊を引いたような紺縞や松葉程度だけなら安心ですが
濃い紺縞がベタに入ってくるとちょっぴり危険信号。
いきなりその紺地の面積が増えてきたりします。
この仔達はその兆候は少し見えますが今のところまだ軽微です。

しかしこれを親木から外してしまうと一旦木勢が衰え
これではならじと紺地が増してくることは今までしばしばあったります。
ここらへんが慶賀とのお付き合いの難しいところで
早い話、あまりいじらずそ~っとしておくに限ります。

親木のほうはというととうとう縞が抜けて無地になってしまいました。
昔はきれいな覆輪柄だったのに~~。
ただこの親木を借景と考えてみれば
青をバックに白柄の仔がより引き立って美しく見えるという寸法です。
やはりユーレイみたいな柄ばっかりだったら植物として違和感ありますし~~
そうして親木の脛をかじりながらこの柄を維持しつつ
のんびりと箱入り娘のように育ってくれることでしょう。

コメント (2)
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紀州白王

2014年12月06日 | 紀州白王




あれから7ヶ月。
いつもだと夏を待たずに根先が白くなってしまうのですが
今年は半分以上秋口まで伸びていました。
何かを変えればそれなりの効果はあるのでしょう。

それでも墨を纏った派手柄の葉は寿命が短めのようで
たくさん葉が落ちてしまいました。

ただ、新根をたくさん持ちましたので
来年は持ち堪えてくれるかなと期待しています。

もう少しふんわりした姿がこの品種にはお似合いかと思うのですが
締まっていれば株になっても邪魔になりませんし
病虫害や寒暖に対する耐性も高くなる・・・様な気がします。
それでもいくらなんでもごつい姿になりましたから
来年はもう少し日弱にしてみようと思っています。

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針鼠

2014年12月05日 | 青物




あれから一作半。
びろ~んと伸びた葉をそのまま維持しております。
ただ、大きくなって木勢が付いたかといえばそうではなさそう。
親木は下葉がポロポロ落ちるし仔や根もあまり出てきません。
なんだか黄金虫萩宝扇に相通じる一筋縄ではいかない品種のようです。






それでも仔はがんばっているようで2本孫仔を上げています。
花茎まで伸ばしたのですが針葉品種にみられる花茎のみで蕾は退化していました。

この仔ぐらいの大きさでいてくれれば良いのですが果たして・・・。
それにしてもこの仔も生まれてから5年ほど。
まだ根は2本で割ることができません。

姿の良さでいったら萩宝扇はダントツですが
こうして針葉仲間が増えるのはうれしいことです。

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天晃殿

2014年12月04日 | 縞物



あれから一作半。
まずは順調に生育中です。






上の葉7枚は一目瞭然、自棚で出たものです。
葉丈が半分ほどになり締まった姿になりつつありますが
果たしてそれがこの品種に似合っているのかどうか。
とりあえず葉が全部入れ替わった姿を見てみたいと思います。







ところでこの木から最初にこんな感じの派手目上柄の仔が3本続いて出たりして
そんなものかなと特別有難がりもしませんでした。






しかしその後の仔は地味柄。
そういえば親も地味になったような気がします。
やはり縞物ですからこうなって当たり前ということはないのでしょう。
それでもまだコートメ上柄の範疇ですし仔出しは上々。
下葉が入れ替わる5年後にはお気に入りの一鉢になっているかも。

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富貴の光

2014年12月03日 | 富貴の光



あれからあれから一作。
強健な品種なのか前作が良かったのか
棚が変わっても姿は変わりなく育ちました。






ただ、柄は親仔共になんとなく中斑気味。
これは早く次の仔を出さなきゃと
あまりやったことのない下葉毟りをしてしまいました。







結果、一本恵まれました。
毟らなくても出たのかもしれないですが・・・。
柄は荒いながらも普通の縞柄でひとまず安堵です。

しかし、こっちは虎の子の一鉢なのに
富貴蘭讃歌さんはあんな柄の木が11鉢とは羨ましすぎます~。

とはいえこんなブログをやっていると比べるのはいつも過去の自分の木。
だんだん物欲がなくなっていくのは困ったことなのか喜ばしいことなのか。

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白妙

2014年12月02日 | 白妙
さて、早くも12月となりました。
昨日からの雨が明け方には雪に変わり10センチほど積もっています。
週間天気予報は先々まで雪マーク。
いきなり冬モードにスイッチが切り替わった感じです。

今まで4年連続大雪でしたから今年も降るものと思い
雪下ろし場所を片付けてすっきりさせたり
任意の場所に屋根の雪を下ろせるスノーシューターを作ったりと
自分としては珍しく準備万端。
・・・たくさん降らないかななんて思ったりしています。








白妙はあれから一作。
仔が更に1,2本出たりしていますが柄は芳しからず。
親木も上柄だった下葉の面影は影を潜めてしまいました。
ただ、一応現状維持は救いです。
育てているうちにまた上柄の仔に恵まれる時もあるかと期待するしかありません。









こちらは親木はまだ上柄を堅持。
この柄がず~っと続いてくれれば良いのですが・・・。







仔はこんな感じです。
他の縞物ならまずまずの柄といえるのですが
常に青くなってしまう不安が付きまとうのは
この品種ならではといった所でなのしょう。
しかし、一度最上柄の美しさを味わってしまったのが運の付き。
再現を目指して夢を見ることとします。

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