あれから1年。
下葉2枚落ち天葉は1枚の葉繰りでした。
ううっ、だんだん葉が無くなりそう。
ただ、柄はしこたま綺麗です。
何しろ黒牡丹のくせに柄は至楽ですから。
何れは枯れるにしてもなるべく長く見ていたいものです。
でも仔は稚葉を落とすことなく成長しています。
もしかしたら出来るのかも~。
昨日に引き続き黒牡丹縞(A)ネタです。
あれから3年半。
一番下の木です。
派手木2本は枯れ地味柄な木は芯止まりになってしまいました。
ここまでは散々ですがその後
柄抜けと上柄の仔を生むという経過を辿っています。
それにしてもこの柄は期待度満点。
まだ極小の木ですが徐々に作上がりする楽しみと相まって
栽培の醍醐味を満喫しているところです。
さすがに売り物にもならなくて棚に取り残された木でしたが
残り物に福とはこのことを言うのでしょうね。
あれから7年。
今見ても当時の姿と柄はピカ一でした。
しかしこれだけ斑が多いと相当に弱体で
気息奄々今に至ります。
それでも昨年頃からちょっと元気が出てきたようで
ようやく初めて仔も付きました。
ただ、新根はいつもこれぐらいで止まってしまいます。
今人気の墨の無い大型金牡丹の対極にあるような木ですが
これが儚い夢を追うマニア心を思いっきりくすぐってくれるんです。
とりあえずこれからも枯らさないよう
そろそろ植え替えなどのお世話をしなきゃと思っています。
あれから4ヶ月。
頼りなさげで下葉2枚落ちたらアウトな雰囲気でしたが
どうやら立ち直ってくれたようです。
これでこそブログネタにした甲斐があったというものです。
仔も潰れずに育ってくれてしかも柄まであります。
しかしここから昔の株立ちまでもっていくには長い年月が掛かりそう。
それまでの間、いろいろと楽しませてくれることでしょうね。
あれから2年半。
月日の経つのは早いもの。
メインの木はお嫁に行ったり派手な木は更に派手になったりしましたが
そんな中でいつしかこの木がポツンと残り光を放っていました。
下葉は派手柄だったようで落ちてしまいましたが
上の方で黒々ピカピカな葉に生まれ変わっています。
柄行きもまずまず。
葉数が少ないので根も細く、短いままで止まりそうですが
そんな中でアタリは盛りだくさん。
1本ぐらい育ってくれれば御の字かも。
ブログネタになった木は枯れないというジンクスがありますから
この木にも頑張ってもらいたいところです。
あれから4ヶ月。
斑の部分が多くなると生育もゆっくりになるようです。
それに猛暑の弊害で少し葉焼け気味。
暑さに弱いタイプのようです。
しかし葉陰になっている今年出た派手仔はすんなりと生長し
新たにもう1本仔が出てきました。
こちらは地味柄で愛嬌良く育ちそう。
墨がそこそこ多い小型木ですから少し弱体のようで
紺地の多い地味柄のほうが幸せになれそうです。
というのも春に外したこの木が夏の合間に急ブレーキ。
少しくらい紺の松葉が乗っても間に合わないのでしょう。
残念です。
こちらは更に青息吐息。
地味柄の仔がなんとか屋台骨を支えているのかも。
しかし地味とはいえそれなりに理想柄で
よくぞこんな仔が出たものと感心しきりです。
あれから1ヵ月半。
初夏は風蘭の好きな気候なのでしょう。
生育に弾みがついてきました。
親仔とも相変わらず惚れ惚れする柄です。
その上から出た仔は何やら真っ白。
金牡丹の範ちゅうではありますがこのタイプは栽培困難気味。
でも、頼まれなくてもしょっちゅう出てくるようになりました。
今は伸び悩んでいますが花芽予定位置からの仔ですから
ホルモンが関係しているのでしょう
その時期になれば花茎が伸びるようにぴゅ~っと伸び出してきます。
こちらはゆっくりと暗む柄だけあって生育はやや難攻気味。
まだ痛む気配はないものの天葉の伸びはちょっとだけです。
こっちはとうとう下葉が枯れてしまいました。
出る葉より落ちる葉が多いと最後は無くなっちゃいますね。
それでも青勝ちの仔は元気ですし
その上の仔はこんな小さい時から
いかにも金牡丹白縞的な上品な雰囲気が漂っています。
育ってくれたらうれしいのですが・・・
しかし良く見れば今年外した上の木とこの木の生育速度は同じくらい。
ということは上の木もこの道を辿るのかもしれません。
それでももののあはれを感じるというか
滅びゆく命に寄り添うのもなかなかおつな物ではあります。
あれから1ヵ月半。
辛気臭いので最初の画像はやはりこれにします。
葉は少し成長し新根もたくさん出てきました。
2本の仔はどちらも次の天葉が出ようとしています。
天葉が覗いてから少しの間は成長が早くなったような気がして見飽きないものです。
ふと見るとその上に新たなアタリが・・・・。
でも金牡丹や黒牡丹は割と不定期に花芽が付きやすく
付いたと思ったら休眠をせずに伸び出す場合もよくあります。
動き出しているから仔だと思ってそのまま忘れ
開花間際に気付くこともしばしば。
これはもうちょっと様子見です。
春に外した仔のほうはようやく天葉の付けが見えてきました。
新根も出てるし、ちょっとずつ成長はしているようです。
こうしてやや暗みつつある柄は覆輪芸らしく見えるのですが
それを頼りに外したのですからなってもらわなきゃ困ります・・とか。
でなければ以前の二の舞となりますから。
普通の全斑ですと最初はちょっと調子良かったのですが
いったん機嫌を損ねると一気に弱体化するようです。
縞最上の親木のような株は見ていて気持ちの良いものですが
こうなっちゃうとどうせなら早く枯れてくれないかと思ったり。
健気にまた派手な仔が出てきましたが
これからの発展を思うと地味柄な仔のほうが面白そうです。
のんびりしてたらあっという間に3月も半ばに指しかかろうとしています。
お天気はまだぐずつき気味ですが雪解けは進んでいます。
晴れ率というのがあるそうで1位の香川県と
最下位の秋田県とでは90日強の差があるとか。
ただ、春から秋の生育期は梅雨は短いし台風もあまり来ないし
それほどお天気が悪いというイメージはないです。
考えてみると冬の秋田はほとんど雪か曇りで
太陽が顔を出すのは珍しいくらいですから
その90日は冬の差といえそう。
そして冬はもうすぐ終わり楽しみな春はそこまで来ています。
お天気はまだぐずつき気味ですが雪解けは進んでいます。
晴れ率というのがあるそうで1位の香川県と
最下位の秋田県とでは90日強の差があるとか。
ただ、春から秋の生育期は梅雨は短いし台風もあまり来ないし
それほどお天気が悪いというイメージはないです。
考えてみると冬の秋田はほとんど雪か曇りで
太陽が顔を出すのは珍しいくらいですから
その90日は冬の差といえそう。
そして冬はもうすぐ終わり楽しみな春はそこまで来ています。
黒牡丹縞(A)はあれから5ヶ月。
姿に変わりはないのですが冬の間皺を引いて
水をやって戻してというセオリーは踏んでいます。
しかし、天葉2枚は良いとして
下葉に皺を引いた置き土産が残ってしまいました。
なにやらまた酷い目に会いそうな予感が・・・。
昨年の仔は潰れていないようでほっとしています。
親木は植え替えついでに株分けしちゃいました。
たくさんの根が堅く絡みついて今じゃなきゃほぐせないものですから。
残った仔は伸び伸びと生育してくれることでしょう。
惚れ惚れするような柄で3本揃っています。
外した大仔は2本仔付き。
これぐらいまでになれば外したショックも無く育ってくれることかと。
一番上の木があんなですからどうしようかと散々迷いましたが
これも外しちゃいました。
今までの生育環境とは違うことと、この木はまるっきり派手じゃなく
紺中通しの見えることが決め手です。
果たして今度こそ順調に育ってくれるのか見物ではあります。
植え替え、株分けも着々と進み
ブログネタにするようなイベントも増えてきました。
少しがんばってしなきゃ~とか思っています。
あれから2ヵ月。
昨年の悪夢と比べたら正に夢のよう。
あのまま枯れても不思議じゃなかったのですが。
とりあえず無事に夏を超し天葉も少し成長しています。
地味柄の仔も親木に声援を送っているのでしょうか。
そしてびっくり、この病み上がりの親木がまた仔を上げています。
一個じゃ物足りないのかもう一つのアタリも膨らんで頑張ってくれています。
この木が復活するようなら同じ環境下にある
他の黒牡丹、金牡丹の生育にも弾みが付きそうなものですが
確かにそんな兆候は窺えます。
今の生育環境がドンピシャのようでこれは来年以降が楽しみになってきました。
柄の進展が著しい品種群ですがその前提は仔出しですから・・・。
こちらはさすが大株だけあってにぎやかになってきました。
ハデ仔は稚葉も枯れずに元気一杯です。
下葉で徐々に暗むセオリーを踏まえてくれるなら
素立ちでも生育するはずですが外すのはまだちょっと怖すぎます。
今の環境では行けそうな気もするのですが・・・。
こちらの仔は天葉で柄が良くなってきました。
派手仔と地味な仔が2本。
もう外し頃なのですが
外すとバランス的に反対側の仔も外したくなり微妙な情勢ではあります。
と、ハデ仔ばかりに目を奪われていますが気が付くと上の若木も最上の柄。
親木は下葉に白縞を残しますし
墨が多く締まった姿で大きくならないのに仔が良く出て増えるという
何拍子も揃ったすんばらしいタイプではあります。
黒牡丹も今では何やら実生が混じってきているかもしれませんが
それに足を引っ張られることなく人気を維持してほしいと願っています。
あれから2ヶ月。
とりあえず天葉は半枚ほど生長しています。
ただし下葉の葉の表面は白墨を流したような
水分を失いかけているような表情が窺えます。
なんか昨年のことを思い出させるような悪い予感。
ただ、ここで踏みとどまってくれるのであれば
環境的に蘭舎での夏越しが正解だったことになります。
全鉢とはいいませんが金牡丹、黒牡丹の行く末がこの木の肩に掛かっています。
重圧に負けずにがんばって欲しいものです。
どちらが鳶でどちらが鷹かといったところですが、ひとまずこの仔は元気そう。
生き延びてくれるでしょう。
こちらはさすがに株立ちだけあってパワーが違います。
日が強いとか寒いとか暑いことに耐える力は十分にありそう。
それでもってほど良い環境に置くわけですから
今後どんな風に育つのかちょっとワクワク物です。
この仔は親木に付いていますので状態はきわめて正常です。
このまま長く付けておくのが正解なのはわかっているのですが
上の木が復活したらまた株分けに挑戦してみたくなるかも。
こちらは地味柄だったのですが天葉で最上柄に変身してきました。
それに伴い仔の天葉も柄最上に。
こっちの仔は更に派手柄になったようです。
やはり柄は連動しているのかも。
それにしてもこんなに最上柄が続くとついこれが当たり前と思ってしまいますが
元は10年前のこんなちっこい木から始まってますから
やはり運なんでしょうね。
全国大会の興奮の余韻も覚めやらぬまま早くも6月となりました。
会場では皆様にお声を掛けていただきましてありがとうございました。
また、持って行った即売品もお買い求めいただき感謝です。
会場で撮った作品の画像はまだ未整理の為、後ほどということで・・・。
会場では皆様にお声を掛けていただきましてありがとうございました。
また、持って行った即売品もお買い求めいただき感謝です。
会場で撮った作品の画像はまだ未整理の為、後ほどということで・・・。
黒牡丹縞(A)はあれから3ヶ月。
本当は派手な親木は無残な姿で、仔がなんとか生き延び・・・と予想していたのですが
意外にも元気に生育しています。
派手でも下葉で少し紺を戻しそれが元気の源のはずが
その肝心の下葉を振るったのでだめかと思ったのですが。
地味な仔はもう大丈夫ですね。
この木の出た親木は株だけあってしこたま元気そう。
この仔は上の木と同じような柄ですがやはり親の脛を齧っていると下葉も枯れ込まないようです。
地味目の仔には早くも仔が二本。
ところでこの木勢が維持できるなら植え替えの必要はないかと思っていましたが
上の派手木が持ち直したのはコンポストがフレッシュなことが原因ではとこれも植え替えてみることに。
鉢を開けて根の記念撮影。
思い通りに根が出来ていてうれしい限りです。
しかしこれを植え替えたりして今以上木勢が良くなったら
いったいどこに行ってしまうのかといった感じですが
現状に満足せずまた別の世界を垣間見てみたいと思ったりするんですよね。
あれから5ヶ月。
更に下葉は一枚落ち~・・・
しかし休眠中で皺引いてますがこの辺で踏み止まってくれるでしょう。
これ以上落ちたら無くなっちゃいますので。
とりあえず無事に冬を越したようです。
ところで落ちた下葉の跡にはアタリの卵がずらりと並んでいます。
ここから仔が出るようなら下葉を毟る手間が省けたとか言えるのですが
力不足ですからとてもそんな陽気ではないでしょう。
とりあえず今年の目標は枯らさないことです。
それにしても美しい柄を持った木ですから
これが復活するようなら
こちらの親木は磐石。
しかしこの仔は羹に懲りて膾を吹く気持ちで
自然に外れるまでこのままにしときましょう。
こちらは天葉が地味になりましたが
全体的に派手になりたがるようですからそれもまた良し。
皺が伸びるのももうすぐでその後新根が動き出す楽しみな春がやってきます。
あれから1ヵ月半。
はらりはらりと下葉は落ちてゆき
来年は3枚半からの再スタートとなりそうです。
それでも下でいくぶん紺が戻ってきていますし天葉も生長しています。
仔は片方青でしたが天葉をみると良さげな縞柄が・・・。
今まで風前の灯でしたが親仔共に俄然希望の光が見えてきました。
一方、こちらはまずまずの生長振りです。
ただ、親木の次の天葉がいきなり派手になってしまったようです。
つい先日まで最上柄で喜んでいたのに~
それでも普通の縞物でしたらがっくりと肩を落とすところですが
こちらは何しろ黒牡丹。
しかも墨が多い小型木ですからポジション的には金紗墨系といえそうで
派手になっても極上の金紗墨として楽しめそうです。
こちらの仔はやや偏った柄ですが紺地が多いせいか元気そう。
早くもアタリが出てきました。
こちらは相変わらず全斑ですが下葉で少し紺を戻します。
まだ稚葉さえ枯れずに残っていますからさすが親木に付いていれば元気さが違います。
ところで黒牡丹に後暗みの縞(金牡丹柄)で黒牡丹縞なら
それにプラスして下葉にも残るのは黒牡丹縞の縞ともいえそう。
似ているようでもものすごく乖離しているように思えます。
今年の仔も結構な上柄。
柄が柄ですから木勢が強いような弱いような絶妙といった感じで
花芽が一つしか付きませんから残りは空き家になるという寸法です。
これを維持していけば毎年仔が見られるかも。
こちらは親木がちょっと地味柄。
しかし天葉には芯絡みで太白縞が現れました。
将来、ここら辺から仔が出たら楽しみかも。
最上柄の仔は相変わらず最上柄。
青勝ちの子育て上手な親木に守られて
何の不安もなく育ってくれることかと・・・。
墨を目一杯含んでさっぱり大きくならないこの仔に縞らしきものが。
・・・と拡大してみましたが墨か縞か判然としませんでした。
それでもこの仔が縞を織り交ぜながらくりくりと生長した姿を妄想すると
わくわくして夜も眠れなくなります。
それにしても状況が刻一刻と移り変わる黒牡丹。
やっぱり黒牡丹っていいですね~~
あれから1ヵ月半。
やっぱりこうなってしまいますか~~
元気なうちは下葉で柄に紺を戻すのですが
天葉の柄がそのまま冴えっぱなしになると危険信号。
弱体化したから柄が暗まなくなるのか、はたまたその逆なのかは不明ですが
いずれ風前の灯といった感じです。
それでもまだ少しは生長しているようですし
仔は紺地十分で元気な様子。
親仔共々支えあって生きながらえて欲しいものです。
一方、こちらの株は元気いっぱい。
特に親木の天葉は細かい縞をたくさん流す最上の柄になってきました。
上と同じ柄の仔も親木に付いている限りは大安心です。
せめて孫仔が当たるまではこのまま脛を齧らせなくちゃ。
今年出た仔も柄良し勢い良しといった感じです。
こちらの木の仔には次の天葉が出てきました。
相変わらず惚れ惚れするような最上柄。
上から出た仔で勢いはありますし
滅多に出会いのない柄ですから末永く楽しみたいものです。
こっちの仔は少し柄はあるもののほぼ青。
それに墨っ気が抜けてしまったのか相当でかく育ちそうです。
その下に付いた仔は見るからに墨をたくさん含んでいて
生長は遅々としたものです。
これが大型小型に分類されていくのでしょうが
元は同じ木からですから面白いものです。
そういえばあの時のこんな小苗からスタートして早10年。
その後の進展は見る目が有ったというより単に運が良かっただけなのでしょう。
しかしその記事には枯らした金牡丹黄縞の画像も載っていますね。
2度あることは3度あるってそれだけは勘弁して欲しいものです~。