蘭の国から

富貴蘭を中心に我が家の植物栽培や自生地紹介等など

雪観月

2024年09月19日 | 富貴蘭(縞)


久し振りの更新です。


7~8月は、毎年恒例の銘鑑編成に明け暮れてました。
今年は大改定の年となりましたので、お手元に届くのを楽しみにしていてください。


大仕事を終え、やっと植え替えを本格的に始め、
ブログそっちのけで頑張って全体の2割近くまで進みました。


ただ、春に植え替えていない株をこの時期に植え替えると、
空中に長く伸びた根をバッサリ切ることになるため、てきめん下葉をふるってしまいます。
切らずに鉢底にとぐろを巻いても、ボキボキボキッと折れて切れてしまい、鉢底で腐ってしまいます。


それでも今植え替えないと春にまとめてはできないので、仕方ありません。



この派手な雪観月は、今植え替えるとパラパラっといってしまいそうな気がして、そのままにしてます。












親木は幽霊に向かってまっしぐら。


一番子はほぼ柄抜け(もちろん虎はあります)。


その後の子供はほぼ幽霊。


なんとかこの子供が覆輪になってくれないかと、
一縷の望みを持って眺めてます。






ただ、今のこの姿も儚い美しさで、捨てたもんじゃないなと、楽しんでます。




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太平丸

2024年08月12日 | 富貴蘭(豆葉)


玉金剛と大波青海の実生だそうですが、どちらが母親なのか、
F2なのか、単一の個体から増殖されたものなのか、情報がありません。


以前から比較的安価だった品種ですが、芸が中途半端だよなぁ、と思い、
棚入れしたことはありませんでした。


もう名前を聞いてもピンと来ないくらいでしたが、
昨年酒田くんが「太平丸のいい株があるけど、安いから作ってみない?」と声をかけてくれて、
あまりの安さに食いついてしまいました。














ルビー根と言われていますが、そのちょっと手前くらいのようにも思えます。





まぁ、元気によく伸びるルビー根ということにしときましょう。


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陽海

2024年08月03日 | 富貴蘭(豆葉)



暑いですね~


我が家の温室も初めて34℃を記録しました。
外気温が35℃ですから、どうしようもありません。



さて、姫青海の萌黄覆輪、陽海です。














地味ですね。


もう20数年前になると思います。
愛知の交換会に、姫青海の距が3本あるという個体が出品され
色めき立って見たところ、一見「どこに?」と思ってしまう程に短い距でした。


それでも想像だにしなかった変異ですから、買う気満々でいたのですが、
あれよあれよと値が上がり、途中で諦めたことでした。


しかし、帰ってきてからやっぱり欲しくなり、松ちゃんに注文しました。


そしたら「あれは姫青海にもやっとした柄があるとのことで、
堀内さんが『陽海』と名付けてお客さんに納めてた木だよ」とのことでした。


しかし、『ようかい』ではまず『妖怪』を連想してしまうと不評だったため、
その名はお蔵入りしたそうです。


この話を聞いて、さらに欲しくなりましたが、
変わり花が咲いたものですから、
今年は問い合わせが多く値段もかなり高くなっているから、
1年待つように言われました。


そして1年後にやってきたのが、この木です。
でも20年以上経つのに、我が家では1度も花が咲いてくれません。


花ものとして棚入れした品種ですが、今では柄ものとして楽しんでいます。


ちょっと気になるのは、当時は姫青海しか存在しなかった青海タイプの実生品種も、
その後樹海が登場し、今日では様々な交配品種が存在します。


その中にはこの品種と似たものが存在すると、想像に難くないです。


似たタイプの木をお持ちの方はこれを見て直ぐにラベルを陽海にしないでくださいね。

距が3本の品種として買われたものはまず間違いないでしょう。
来歴を辿ると堀内さんに行き着くものもまず間違いないと思われますが、
それ以外のものは陽海と断定するのは難しいと考えます。


まぁそんなこと言っても、最近はちょっと似てたら、
すぐその名前になっちゃいますけどね。






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南洲達磨

2024年07月28日 | 富貴蘭(豆葉)



忙しくて、撮影してから2週間経ってしまいました。


昨年棚入れした時のラベルはこれでしたが



南洲達磨ですね。



















もう、すっかり忘れてましたが、元々の名前は達磨でした。


30年近く前だったと思います。
大阪の棚から買い出す際に、命名者に名前を変える了解をもらって南洲達磨に改名したのを、
このラベルを見て思い出しました。


さて、緑宝などもそうですが、付けが月形の豆葉の花は特段変わっている訳ではありませんが、
フウランの花として、非常に鑑賞価値の高い花姿だと思います。



素敵ですよね。

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グロリオサ

2024年07月17日 | その他の草花



駐車場の隅で、グロリオサが賑やかに咲いてます。

















いかにも夏らしい、炎のような花です。


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