富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
画像はクリックで拡大できます。

雲龍滝

2014年11月27日 | 雲龍滝
更新しなければと思いつつ疲れた頭で晩酌やると寝てしまい
あっという間に時間は過ぎてしまいます。

外は冷たい雨。
この頃は蘭舎の温度も上がらず蘭は完全に休眠しました。
今年の作はなかなか良い傾向にありましたので
それを全部に波及させるべく来春の植え替えに思いを馳せているところです。






雲龍滝はあれから一作。
貧相な小苗状態でしたが根がたくさん出て幾分見栄えは良くなりました。
上柄の揃った株立ちの第一歩にはなりそう。
でも、仔の向きが良くないので一作で外すことになるかも。







上柄を揃えるのは難しいのですがこちらはまずまずの柄でまとまりそうです。
あと、姿に緊張感を持たせるには寄せ植えは解消したほうが良さそう。






こちら側は相変わらずユウレイと柄抜けの仔付きです。
でも、もう一本上から出た仔は柄が良さそうです。









これは初出ですが派手目の木を仕入れ何作かしています。
派手目な分、葉持ちはよろしくないのですが花芽も付かず
仔がポコポコと出てきます。










そしてその仔は親木と同程度の柄が半分、ユウレイが半分といったところ。
しかし、ユウレイと柄抜けを同格と考えれば見た目こっちのほうがきれいかもしれません。

それにしても後から冴えてくる柄って不思議だなあという最初の思いから抜け出せず
上柄を求めて買ってばかりの品種ではあります。


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建国殿

2014年11月17日 | 建国殿




あれから2ヶ月。
なんと葉は3分の2枚くらい生長しています。
秋口のこの生育振りは嬉しい限り。
やっぱりでかい親木って頼もしいものです。






それに付いた仔も負けず劣らず。






更にその仔達もしかり。









一方、こちらの木はぼちぼち。
上の仔のように脛を齧ることのできる大親のないのがつらい所です。









当然ながらその仔達も成育は良く言えばのんびり、
悪く言えば半分いじけちゃってます。
外して仔出しを促す初期目標は達成したものの
更にその先まで考えたらう~~んといった感じです。

知らなければこんなものかと思うところですが
比べる画像があると変なことまで気付かされてしまいます。

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国輝殿

2014年11月16日 | 覆輪




あれから一作。
相変わらず柄はこんな感じで推移しておりますが
葉繰りは2枚半と木勢はすこぶる良さそうです。
これもたくさんの古根と下葉の紺地のおかげなのですが
それで天葉の派手気味な柄に紺地が増すことも
良い仔が出ることもまずはなさそうです。

そうなると次の目標は葉姿。
もう少し短めで肉厚で葉幅引いたぐりぐりっとした姿にしたいものです。
そうなれば素立ちでも迫力満点。
大洞丸を超えるかも。

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美香登覆輪

2014年11月15日 | 覆輪




あれから一作。
こんなにハデハデなのにまだがんばって生きています。
ただし今年の葉繰り1枚半。
だんだんと活力は衰えつつあるのかもしれません。
それにしても棚から生まれて10年余り。
時々出る仔は派手ばかりでまだ一本立ちのままですが






今回の仔はちょっぴり紺地がありそうです。
この仔がどうなるのかはわかりませんが
いかにも富貴蘭の難物を栽培しているという感じが面白いと思っています。
例え枯れてもあ~あ枯らしちゃったで済む気楽さもまたいいですね。

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羆覆輪

2014年11月13日 | 羆覆輪




あれから7ヶ月。
一番上の画像の木です。
それぞれの木からもっと仔が出るかと思いましたが
出たのはこれぐらいのようです。
ま、羆覆輪ですからそんなに仔吹きが良いはずはありませんです。
ところで親木は下半分は葉が細く苗木状態ですが
上のほうでかっちりした姿となり本領発揮しています。
こうなればこの品種の魅力倍増です。

この品種が好きで昔たくさん買い入れたものですが
棚に残ったのは派手仔の出ない系統の増殖分だけです。
ただ、贅沢ですがそれだけではなんとなく退屈。






こうしてたまには派手っぽい柄が出てくれるとなんとなく浮き浮きします。
そのうち元の覆輪に戻ってしまうのでしょうが・・・。






仔は普通の覆輪ですね。










こちらは先日ヤフオクで売り損ねた木。
下葉からがっちりと出来ています。






柄は天葉のやや深い覆輪が刺激的です。
柄物ですから柄が綺麗に越したことはないのですが
派手になりそうでならずにそこで止まる絶妙な柄はありそうでなかなかないようです。
普通は派手気味になればいきなりそっち方向に走り始める品種ですから。

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羆覆輪

2014年11月12日 | 羆覆輪
近頃ずいぶん日が短くなって夕方5時前には暗くなり外仕事が出来なくなりました。
そういえば昨年の今頃はいきなり30センチ以上の雪が積もりあわてたものです。
4年連続で大雪に見舞われていますからもう雪は降るもの、積もるものと諦め
それを前提に冬に備えています。
週間天気予報を見ますと雪マークが出るようになりました。
蘭舎の温度も上がらなくなりましたからそろそろ水を切って
長い冬に備えさせなければと思っています。








羆覆輪はあれから一作。
大株は一部にしか光が当たらず撮り難かったのですがそれも解消されました。
ただ、姿はだいぶばらけてしまいました。
天辺の親木は勢いの良い仔に飲み込まれ
このまま作ってももう美術株にはなりそうもありません。
また最初から仕切り直しということで
来春の株分けを楽しみたいと思っています。
しかしいったい何鉢になることやら。
株分けしたばかりの木は姿がイマイチですから
作を重ねた5年後くらいが見頃となるのでしょうね。

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白牡丹

2014年11月10日 | 縞物




あれから9ヶ月。
だんだん柄が芳しくなくなった白牡丹。
また復活してくれるかもと淡い期待を抱いていましたが
天葉でとうとう柄が抜けてしまいました。
おまけにようやく出た仔も道連れに・・・。

確か下葉は上柄だったはずで、そこから出た仔が青ですから
またがんばって上の方から出しても可能性は更に低くなってしまいます。
柄物で相性の悪い木ってほとんど記憶に無いのですが
これはその数少ない中の一つといっていいのでしょう。
極めるのは諦めたほうが良さそうです。

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西鶴

2014年11月09日 | 西鶴



先日、というかもう少し前の話ですが富貴蘭の本を発刊するために
栃の葉書房の編集者さんがはるばる秋田まで撮影に見えられました。
その際のプロの撮影機材にいたく感動。
しかしフラッシュ等の照明機材は最低でも10万は必要とのことでした。
今まで間に合わせの貧弱なものでしたので
思わずヤフオクの売り上げで買っちゃおうとか思いましたが
カメラにまで道楽したら大変なことになりそうで何とか思い留まりました。
買ってもたぶん使い方がわからなかったりしそうですし・・・。
それでもいずれ何とかしなければと思っていましたのでこんなのを作ってみました。
ホムセンで角材を仕入れてボックスのようなものを作り
両側にLEDシーリングライトを設置。
シーリングライトは本来は部屋の天井に付けるヤツです。
12畳用がアマゾンで2個で1万5千円ちょっとでした。
その他、上と前方左右のLEDライトは以前から使っていたものの流用です。
なんか良さそうと早速一鉢持ち込んでみました。
これだけ明るいと前のようにフラッシュを使って白トビさせてしまう失敗も無く
パチパチ撮れますのでちょっとご機嫌です。








これは前方照明無しで撮ったもの。
天葉の柄がより引き立つ金牡丹の大株なんかはバッチシでしょうね。
・・・・持っていませんが・・・。








こちらは上にプラスして前方からの照明を片方だけ当てたもの。
影がある分、立体感は出てきます。









こちらは全部の照明を当てたもの。
単なる成長記録ですからはっきり全部が見えるのが
自分的には良いかもと思っています。

忘れるところでしたが西鶴はあれから1年と5ヶ月。
真鶴芸の仔は外してポイしてしまいましたが
その後出た3本の仔はしっかりと西鶴しています。
やはり木勢、仔吹き共に良い品種で
以前の面影があっという間になくなっちゃいます。
さて、これを機にまたブログの更新に精を出せるのかどうか。
というか今月は仕事が超忙しいんです~~。

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古都の雪

2014年11月08日 | 古都の雪



あれから2ヵ月半。
春からですと葉が1枚半くらい出た勘定になります。
秋口にもう少し葉が伸びるかと思いましたが
割り仔ですし棚環境が変わったばかりですからこんなものかもしれません。







柄は相変わらずの美しさ。
深い紺覆がイイ味出しております。








しかし、仔が2本も出たのは望外の喜び。
その仔も出始めは柄がないとか心配していましたが
さすがこの品種に限って柄狂いはなさそうで紺覆輪がしっかり見えています。
どこで育てても増えは良さそうですから
入手難が解消されるのはそんなに先の話じゃなさそうですね。


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建国の縞No.1

2014年11月07日 | 建国の縞No.1




あれから2作。
その後の生育も思わしくないのはどうしてだろうと思っていましたが
過去記事を見て納得しました。
春、蘭舎の中で生育を満喫していたところ外棚に出され
夜に冷え込んで機嫌を悪くしたと書いてあります。
どうもそんな1度の失敗が数年に渡って影響を及ぼすようです。

ある程度の温度差、乾湿差は必要ですが過ぎたるは及ばざるといったところでしょうか。
生長を始める前なら外に出しても大丈夫ですが
生長を始めてしまったら外と蘭舎内の温度差が小さくなるまで中に置いておいた方がよさそうです。
わずか数日のタイミングなのでしょうが気をつけなければと思っています。

ところで、この系統は良く株分けしますから
過去記事のあの時の木はどれだったかなと探すのも一苦労。
その点、この木は虫食い跡が良い目印になっています。
しかし、早々に下葉が落ちてしまいましたので目印ももうすぐ消えそうです。
ただ、今年は新根が結構出てくれましたから木勢復活となるのかも。
とりあえず上柄は維持できていますから来年は作のほうに期待しています。

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銀世界

2014年11月06日 | 銀世界

11月ともなるとさすがに早朝は冷え込みます。
しかし、締め切った蘭舎の中は最低10℃をキープ。
そして、お天気が良い日中は20℃設定の換気扇がフル回転しています。
こんな温度環境ですからまだ少しは生育している感じですので
下旬ぐらいまでは辛めの水やりを続けたいと思っています。







さて銀世界はあれから3年。
好きで集めたのになかなか増えないしめんどくさくなって一鉢にまとめ植え。
その心情を察してか下葉はぽろぽろ落ちるしその後も増えません。
しかも微妙にタイプの違う木の寄せ植えはなんだか見るに耐えないということで
今年は気分一新、1本づつ植えてみました。
ということでこれは良くある西出になりそうな木でしたが天葉で本芸復活。
この立ち葉が維持できれば立派な銀世界になりそうです。
芸を際立たせるにはやっぱり日を取りすぎないほうが良いのかも。







こちらは小型に出来た木です。
仔は芸的にイマイチですが親木は好みの姿で
小さな鉢に一本だけ植えたら小品盆栽的な雰囲気を味わえそうです。









これは深覆輪になった木。
いわゆる王冠タイプといったところでしょうか。
柄が柄だけに葉持ち悪い感は否めないのですが
綺麗ですのでちょっと注目して育ててみようと思っています。








こちらはなんとなく西出に戻りたそうな木ですが問題は柄のほう。
秋田では環境のせいか黄覆輪の黄金鶴でも普通の西出に戻ってしまいます。
しかし四国では西出が黄金鶴の柄になってしまうとチラッと聞いたことがありますから
そんなものかと思っておりました。








ところがこの木は源平状に黄覆輪と白覆輪が半々になっています。
う~ん、面白い。
永らく水をかけているだけの状態が続いていましたが
改めて銀世界を見てみるといろんな表情があって面白いものです。
そういえば外界ももう直ぐ銀世界になろうとしています。

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