富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
画像はクリックで拡大できます。

剣龍

2016年01月17日 | 剣龍



あれから7ヶ月。
下葉も落ちずに夏を越して秋も過ごし
それなりの姿になってきました。
あの時のボロボロからは見違えるよう。
とりあえず葉数は9枚半。
この状態が維持できたらまずは御の字です。







とはいえ仔はユウレイ。
というか真鶴芸です。
親木はかなりの古木でようやく出た仔ですのに残念です。









こちらは新たな仔出しは無いものの
新根がたくさん出て力を付けてきました。








普通の品種なら割り頃の仔ですが
これは外したとたん派手気味の葉が速攻焼け落ちてしまいそうで躊躇しています。
親木に付けている分には多少派手気味でもスクスクと大きく育ちますので・・・。








こちらは親木の下葉が何枚か落ちて現状維持といった感じです。
紺地は同じくらいあるのですがどこか弱いところがあるのでしょうか。








それに伴いというか仔も小型のままで推移しています。
思うにこれは仔が付き過ぎなのかも。
親木は仔育て疲れなのかもしれません。
そうだとしても剣龍のこんな株立ちはなかなか見当たりませんから
贅沢な悩みではありますが・・・。









これは伯青龍から変わった三光中斑でない普通の剣龍。
このタイプは何度か枯らしていますがこれはどうなりますことか。

そういえば剣と名が付く品種は受け立ち葉が特徴となりますが
三光中斑タイプの剣龍はその柄の影響で姿が姫葉っぽくなってしまいます。
パッと見、御城覆輪に似てなくも無いような・・・。

でも、成長の過程で天葉が黄色に出てその後、白く冴える
というような幽玄な芸も見せてくれますので
それでつまらないということは全然無いんですけどね。








こちらは前回はイイ感じの姿でしたが
下葉がポロポロ落ちてちょっと間が抜けてしまいました。
最高の生育条件で育てているつもりですが
鉢数ある分、いろいろあるということで・・・。






ただ、仔は姿、柄共に良い雰囲気で株分けしてみたい気にさせられます。









そうそう、最後の極小木は葉が1枚増えていました。
下葉落ちず枯れもせず良くぞ育っているものです。
これが育つようなら上の株立ちでもバリバリ割れそうな気がします。
しかしまあ、調子に乗ったら痛い目にあうのが世の常ではありますが・・・。


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金牡丹

2016年01月16日 | 金牡丹



先月、役員会を兼ねて交換会に行ってきました。
秋田から大阪ですから交通費も結構な額になります。
手ぶらで帰ってそのまま持ち出しになるのもしゃくですし
何か落札できたらとがんばりましたがなかなか買えないものです。
欲しいのがそんなに出なかったこともありますが・・・。

そこで狙いをちょっとしょぼくて安くて
将来良くなりそうなのに切り替えてみました。
で、入手出来たのがこの金牡丹。








一見、消毒の跡で汚れていたり天葉の柄が冴えなかったり
ヤニが出て見苦しかったりしていかにも安そうです。







しかし良く見ると下葉にハッキリとした黄縞が結構入っていて
何年か後にもっと柄のある仔が出たら相当グレードアップしそうです。

というようなところを見ている人は見ているということで
実はそんなに安くは買えなかったです。

因みに落札価格は4万円。
それに交通費3万円も覚えておかなきゃ。
もし、商売するとなるとこれに儲けも入れなきゃいけないし大変ですね。
それでも仔に黄縞が上柄で出たりすると格安物件だったということになります。
と、相も変らぬ皮算用です。



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2016年01月09日 | 
正月早々、またまたご無沙汰してしまいました。
これでは今年の更新も先が知れるというものですが
ぼちぼちがんばっていこうと思っています。
こんなブログでも毎日たくさんの方のご訪問、ありがとうございます。

今年の正月は珍しく天候に恵まれましたが
その後もそれほど雪は降らずこの調子なら春の訪れは早そうかもと思っています。
灯油は安くなっていますがほとんど暖房を入れなくても
蘭舎内は凍らない程度の温度を維持しています。








12月のアタマから水遣りしていませんので
風蘭は寒さと相まって皺を引きつつありますが
引いたら引いたで心配な羆はあれから1ヶ月。
休眠期ですから柄は冴えもせず暗みもせず。







しかし天葉はペッタンコになりつつあります。
果たしてこのままにしておいて良いのかどうか不明ですが
とりあえず水遣りまでのこれから1ヵ月半
枯れたり痛んだりせずがんばって欲しいものです。









アタリに柄があったような気がして再度接写。
確かに白柄が見えます。







が、反対側は真っ青。
これではいわゆるハーフハーフといったところでしょうが
なんとか柄がどっかに逃げてしまわず
本芸を連れて戻って来てほしいと願っています。
行って来いの差はかなり大きく、その後にも影響しますから
結果が見えるまで1年は続くとっても素敵なバクチではあります。







反対側のアタリも生きていたように思っていたのですが
改めて見てみると花芽跡。
こっちは最初から外れくじだったんですね。

しかし、入手したばかりのこの品種にこんな呑気なことを言っている場合ではないのかも。
やはり当面は増やすことより棚慣れと根作りが目標となるのでしょう。
まずは生育期を楽しみにしたいと思っています。


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舞鶴

2016年01月01日 | 舞鶴
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお付き合いをお願いします。

世情は相変わらず騒々しかろうと思いますが
それを横目に風蘭三昧で行ければ幸せです。

今年は新たに蘭舎を建ててそれに伴い鉢数を増やすべく
思いっきり株分けを楽しみたいと思っています。
少しはリリースする体制を整えなくては。







さて舞鶴はあれから8ヶ月。
ほとんど姿に変わりはありませんがそれでも2枚の葉繰り。
それに木炭片をつっかえ棒にした軸の矯正も功を奏しました。
葉と違って軸を直すのには一作ほどの時間を要するようです。
こんな感じで少しづつ風格を増していくのでしょう。










どこから見ても一本一本見ても好ましい姿。
さすがは舞鶴、やっぱり豆葉として特級品ではあります。
・・・安くなっちゃいましたが・・・。
しかし、逆に誰でも姿作りに挑戦できるのは喜ばしいことかと。
数十年一鉢のままで大丈夫ですから
この舞鶴と共に自分史を刻んで欲しいものです。
冒頭に株分け宣言をしましたが
もちろん舞鶴は株分けして増やして楽しむ品種ではなくなりました。

ところでこんな増えない舞鶴に、昨年は仔が三つ付きました。






以前、てっぺんの元親に仔が出てから早5年






その仔から2本出ています。
しかし、根が邪魔くさそう。
うまい具合に株の間から顔を出してくれればよいのですが・・・。







そしてずっと下の木の更に下からから一本。
ミズゴケに埋まりそうですから果たして育ってくれるかどうかです。

こんな感じの増え方であればこそ
それぞれが素立ちのまま軸太く姿良く育つのでしょう。

今年も葉痛みさせずに育てたいものです。


ところで当ブログに英語版があるとか。
富貴蘭と戯れる日々はEvery day I play with Fukiranと言うんだとか
羆はたしかにBrown bearだわとか、たまに見ると面白いです。
ただしこの文章がアッチに通じているかは定かではありません。



コメント (2)
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