あれから2年。
寄せ植えですが一旦バラしてまた組み直しましたので配列が違ったかも。
それでも上手に寄せましたっていう感じです。
思い起こせば十数年前のこじんまりした一鉢から始まっています。
柄が偏ると姿は乱れますしハデ木は当然枯れ落ちます。
これでも日作りしていますからそんな木は淘汰され
きっちり覆輪の回った木のみが残りました。
前後左右均等に覆輪の回った美しい姿の木は
探しても意外に見当たらないようです。
それをこんな寄せ植えにして粗末にしているように見えなくもありませんが
自分ではうっとりするほど贅沢な一鉢と思って楽しんでいます。
あれから4ヶ月。
植え替えついでに2鉢あったのを1鉢に合体させちゃいました。
こんな風にごちゃごちゃしてても内反りの立ち葉な姿ですから
並べても周りの鉢に迷惑を掛けないところなど流石ではあります。
本当は1本づつ植えて
きっちり正しく覆輪の回った木の株に仕立てたいところですが
それは次の植え替えの課題としましょう。
この品種はわりと派手方向に進みたがり
派手になれば斑に引っ張られて姿がよれてしまいます。
派手仔が出ない系統を選別して作りたいものですが
果たしてこの中にあるのかどうか・・・です。
あれから11ヶ月。
元親が枯れてしまうと仔は離散するのが世の常ですが
とりあえずは寄せ植えで我慢してもらっています。
ただ、それぞれの木はそれなりに覆輪が決まっていますから
スペースに余裕が出来たらまた1本から株立ちに仕上げたいと思っています。
こちらは覆輪も完璧で間延びというか木勢が付いて、でかくなっちゃいました。
こうなったらもっと大きく迫力のある姿にするのもありそうです。
有りそうで無い逆反りの覆輪で珍奇な姿ではありますが
妙に違和感がないのはネーミングがバッチリ決まっているせいなのでしょう。
あれから3年。
なんということでしょう。
ビフォアアフターの逆バージョンです。
派手になった木はすっかり枯れ落ちてしまいました。
見るに忍びなくもうバラバラにして植え替えるしかないのですが
ブログネタに使えるかもなどと思いつつ長い時が経ってしまいました。
御剣は斑と地合いの成長速度の違いから葉は逆反りとなりますが
その姿には珍しいというだけじゃない面白さを感じます。
正しい覆輪柄が続けば姿も整いますし
青軸青根の清楚さと相まって美意識をくすぐりますです。
この株もまだ使えそうな木は有りますから
いくらなんでも綺麗に整理して植え替えなきゃと思っています。
こちらはあれから3年8ヶ月。
下の方の株です。
予備に取っておいたものですが
今じゃこちらがメインとなっています。
始めた頃のこの品種に魅せられた余韻がまだ残っていますので
棚からなくなったら寂しいと思う木のひとつではあります。
あれから8ヶ月。
親木の天葉がついに完璧にユウレイになってしまいました。
この親木の初は7年前、長い付き合いですから残念です。
もっとも、元になった7年前の木の柄はそんなに褒められた物じゃありません。
やはり、最低限、元が良くなければいずれはこんな風になる定めかも。
株立ちを目指すならケチらず最初に完全柄を選ぶべきでしょうね。
あれから1作。
元気な仔を別鉢にしたりして遊んでみましたが
本体の親木は相変わらずハデなまま。
親木が倒れたら株分けして作り直すしかなさそうです。
内反りの整った姿は魅力的ですが、それも完全な覆輪になればこそ。
そんな株立ちを見てみたいものです。
別鉢にしていた予備は今のところ完全覆輪。
そんな夢を叶えてくれそうです。
その昔、大きなたらいに熱いお湯をたっぷり張って
代掻きを終えた牛を待ったそうです。
帰ってきたら顔から順番にお尻まで熱いお湯で洗ってあげたそうですが
その間、牛は目を細めてじっとしていたそうです。
今日、屋根の雪降ろしの後、お風呂に入ってその話を思い出し
牛の気持ちがわかったような気がしました。
お風呂は気持ちよかったけれど疲れました。
代掻きを終えた牛を待ったそうです。
帰ってきたら顔から順番にお尻まで熱いお湯で洗ってあげたそうですが
その間、牛は目を細めてじっとしていたそうです。
今日、屋根の雪降ろしの後、お風呂に入ってその話を思い出し
牛の気持ちがわかったような気がしました。
お風呂は気持ちよかったけれど疲れました。
話は変わってこれはあれから1枚の葉繰りです。
とうとう親木の天葉は派手になってしまいました。
以前、これからまた紺地が復活したことはあるものの
また今度もなんて考えるのは虫が良すぎるかも~。
でも、親木が倒れたら残念な株立ちになるのでしょうね。
昨年は三剣の当たり年でした~。
あれから8ヶ月。
親木の天葉は相変わらず半柄気味。
でも、この木は何度も覆輪に戻っていますから
まだ大丈夫と比較的安心しています。
なかなかかっこいい株立ちです。
株分けしたり寄せ植えしたりで植え替えを楽しみましたが
全体でなんとか200鉢ほど鉢数を減らすことが出来ました。
これはあの予備と合体させ、ひとつ鉢数を減らしたほうの組です。
ちょっと不自然さはありますがなかなか良い感じに仕上がりました。
でも、寄せ植えしたのは秘密ですよ~
とはいっても展示会に持って行ったらバレバレですね。
仔の柄は全体的に安定してきていますが
安心していた肝心の親木の柄がまたおかしくなってきました。
それに伴い下葉がポロリポロリと落ちます。
今まではここからしっかりした覆輪に復活を遂げてくれましたが
今度は果たしてどうなるのでしょう。
予備の木のほうが姿良くなって来ましたので
できることなら親木だけ取り替えたいところです。
大会から帰ったあと、ようやく風蘭を外棚へ搬出しました。
10個掛けの置き枠を二つ抱えて1階と2階を50往復。
手、肩、足がパンパンになりました~。
それまで暖かかったのでもっと早く出せたのに・・と思ったのも束の間、
ここ3日ほど寒い日が続いています。
最低気温は昨日が3℃、一昨日が5℃、その前が6℃でした。
堪らず半分ほどが蘭舎に逆戻りです。
もし、全滅したら立ち直れませんからね。(半分ならいいのかよ~)
きょう、それも二階の外棚に運び上げ、ようやく一心地つきました。
明日からは最低気温も10℃以上の暖かい日が続きそうです。
試しに外棚に残しておいた半分も根の止まる気配が見えずヤレヤレです。
思った割には寒さに強いのかもしれません。
これは弱そうなので蘭舎戻り組の御剣。
元は縞から出た仔を外したもので固定性がどうかと思っていましたが
意外にも最近では派手な仔も出ず、よい株立ちになってくれました。
貴母殿から生まれて10年くらい経ったでしょうか。
今までは行ったり来たりでしたが
これからは株が茂るのみという感じで楽しみです。
次は東出都・・・なんて言ったらガクガクガク~となりそうですから
ここは順当に御剣を・・・。
逆反りの葉姿の意外性で三剣と呼ばれていますが
その中でもこの品種はその特徴を最も良く現しています。
以前よりそれなりに仔は繁ってきましたが
親木の下葉はポロリ1枚、また1枚と落ちてゆきます。
なかなか姿が定まらないものです。
で、これも何の理由もなく予備を購入。
元は貴母殿だったのでしょうが、いとも簡単に覆輪に変わるもので
縞のほうが絶種になるかもと心配になるほどです。
とまれ、昔は三剣持つのがステータスでしたが
それは今の時代でも変わらないかもしれません。
入手する機会は多くなりましたが
それを自分の棚で美術株に持っていくのは容易なことではありませんから。
ここは順当に御剣を・・・。
逆反りの葉姿の意外性で三剣と呼ばれていますが
その中でもこの品種はその特徴を最も良く現しています。
以前よりそれなりに仔は繁ってきましたが
親木の下葉はポロリ1枚、また1枚と落ちてゆきます。
なかなか姿が定まらないものです。
で、これも何の理由もなく予備を購入。
元は貴母殿だったのでしょうが、いとも簡単に覆輪に変わるもので
縞のほうが絶種になるかもと心配になるほどです。
とまれ、昔は三剣持つのがステータスでしたが
それは今の時代でも変わらないかもしれません。
入手する機会は多くなりましたが
それを自分の棚で美術株に持っていくのは容易なことではありませんから。
このブログを始めた頃、富貴蘭の育て方などというものを書きましたが
今年は新たに植え方の新基軸を打ち出しました。
進化するというより少しでも楽したいからなのですが
意外にこれがなかなかの評判で(風蘭さん達からですが)
また付き合い方が大きく変わりそうな予感がしています。
例年ですと春に植え替えなければならない千に近い鉢を
冬の間中見続けるのが相当のプレッシャーでしたが
水苔がほとんど汚れていませんから今年はそれから開放されたこと。
これなら3年に一度の植え替えですみそうですから
植え替えも3分の一なら楽なものです。
毎年植え替えたほうが仔出しは良いと信じてきましたが
そろそろ苦しくなってきましたので
今度はこちらのほうを確かめてみたいと思っています。
画像は御剣。
春はまだ整っていましたが
太縞が出て姿が乱れてしまいました。
それでも子沢山は健在。
小さくて生育もとしていますが
まあ、画像ではいくらでも大きくできますから・・
仔が全部育ったらにぎやかな株立ちになりそうです。
やはり次は御剣でした
といってもこんなの一鉢しか持っていないのですが・・・
同じ木なのですが一昨年秋の画像とは姿が様変わりしています。
葉数が少なくなっていますが縞っぽい下葉は振るってセイセイ。
バランスよく覆輪が回って素直な姿になりました。
剣のイメージはこの品種が一番しっくり来るように思います。
花芽を忘れたように仔がどんどん上がっていますが
ユウレイが多いのは落ちた下葉が派手っぽかったからでしょう。
本来はこの品種の固定性が一番なのですが
昔は羆を持つより三剣を揃えるほうが困難でしたが
今ではその気になりさえすれば容易です。
ただ、やはりしっかりした上木でないと作が困難で
買っていきなり損することが多いような品種達ですから
ずっと維持して育てるという意味では昔と変わらないのかもしれません。