富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
画像はクリックで拡大できます。

瑞昌

2005年06月29日 | 瑞晶
瑞昌は東出都や駿河覆輪の変わりとよく言われていますが、
全くの別種、独立した品種と伺ったことがあります。

その見分け方は一部の葉の付けに沿って出る紅隈
これが特徴で、東出や駿河に出ることはありません。
ここに注目すれば判別は容易です。

でもハデならなんでも瑞昌になっていますから
現状からの方向修正は難しそうですね。

この品種もこのタイプの覆輪にしてはハデ方向に進む傾向があり
株立ちに仕立てると花が咲いたように美しく鑑賞できます。
なかなか増えないということでもありますが。

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花芽その後・・・

2005年06月27日 | 萩宝扇
萩宝扇に付いた花芽が
一つだけ膨らんできました。
距の極短い小花が咲くのかな?
少し赤みが差しそうな気もします。

種を付けたら欲しい人がたくさんいるかも?
でも種は付けません。

花芽といえば翠扇にも大きいのが・・・。
今まで一度も見たことが無いので
今年は摘まずに咲かせてみようかと思っています。

樹海はぜひ花を見てみたいのですが
なんかそれらしきものが膨らんできました。
花芽だったら良いのですがどうでしょう?
それにしてもこの品種の姿には惚れ惚れしてしまいます。
コメント (4)
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太陽覆輪

2005年06月27日 | 覆輪
今日と明日は雨模様。
模様というか今は土砂降りで
こちらも梅雨に入ったようです。

湿度が高くなると素焼き鉢の表面には青ノロが大繁殖。
春出来なかった分の植え替えと鉢替えが待っています。

太陽殿は良く言えばふんわりした
悪く言えば締りの無いですが
これに覆輪が回れば一回り小さく
きりっとした姿に生まれ変わります。

白縞が入ると三光殿と呼ばれて珍重されていましたが
株立ちにするとどこかに出てくるもので
そんなに珍しくはないようです。
仔になり損ねた花芽が付いていましたが
こちらの現象のほうが珍しいかも?

コメント (2)
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仁摩錦

2005年06月26日 | 縞物
毎日晴れて暑い日が続きますね。
風蘭の為には大歓迎なのですが
人間のほうはちょっとバテ気味かも?

さて、画像は仁摩錦。
一昨年の冬はまだ萌黄縞だけの芸でしたが
多芸品種の定評通り、白縞が出て
墨まで流すようになりました。
おまけにこの仔は覆輪。

良く増え、変化も面白いので
明日は植え替えと株分けでもしようかと思っています。



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羆牡丹o(^-^)o生育中

2005年06月23日 | 羆覆輪
以前紹介させていただいた羆牡丹(仮名)。
(その後も何度か紹介しています)
ただいま順調に生育中です。

天葉は白地に紺散り斑
白牡丹か慶賀のような柄になって伸びています。
これが下葉で紺地を戻し、黄覆輪に変わるなんて
自分でもまだちょっと信じられない思いです。

あの仔は予想通りになっていますし
下の仔もまだ命の灯火は消えていないようです。

縞の仔は親と同じ様な柄。
次の葉にも紺縞が出てくれればよいのですが・・・。

この木を生んでくれた親木はこれ
また何か出ないかと見ていますが
増えた仔を見ても今のところ普通の羆覆輪。

やはり滅多にこんな変化はしないのかと
他の鉢を見ていたところ
変わった仔出ているのに気付きました。

考えてみると、ほとんど新月殿が出ない系統なので
それなりに兄弟木やら何やらがそこそこあるのですね。
たまに変化すると大きな仕事をしてくれる面白い系統です。

更に考えてみると今までヤフオクに出したのは
全部この系統でした。(汗)
まだお持ちの方は大事にお育てください。
20鉢まで増やすと面白いことが起きるかも?

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黒牡丹の仔

2005年06月21日 | 黒牡丹、金牡丹
ルビーさんに月笙の仔が見つかりましたので
クローズアップで紹介してみます。()
葉緑素がない澄んだ感じの芽。
金牡丹は要らないのですが(と、贅沢を言う)
その金牡丹になりそうな気配。
でも、上の子も伸びてきそうです。
反対側にももう一つアタリ。
三本出てくれたらヤッターという感じです。

黒牡丹にもアタリがひとつ。
黒々とした大きくなりそうな仔ですが
こんなに小さくても白縞らしい痕跡が見えますね。

富貴蘭は増えてくれると楽しいもの。
花と両方というのはやはり欲張りというものです。

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萩宝扇の花

2005年06月21日 | 萩宝扇
それぞれ花芽が動き出しましたが
これにはビックリ。
たぶんこの品種全部の中でも初花だと思います。

一見若々しい木のようですがそうではなく
4,5年前交換会で入手したときはこんな感じ
根がたくさんある老木でした。

その後、作場の環境の違いの為か
葉が下半分ほどばらばら落ち
枯れるかと観念しました。
そのときの画像です。
画像を探してみてもみてもこんなのしか残っておらず
しかも、いかにも枯れそうな雰囲気。
半分諦めていたんでしょうね。

ここから回復して若返ったのと
根の多いのが花芽の付いた原因かも?

なんだか咲ききらずに途中で終わりそうですが
咲いたらまた報告します。

ついでにこちらの萩宝扇。
仔に新根がごっそり降りたので
親木のスネをいつまでも齧っちゃいけないと
株分けをしてみました。

なかなか良い雰囲気。

一切の無駄を取り去った省の美というのでしょうか。
やはりこのタイプの中ではピカ一かも?


コメント (2)
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黒牡丹三兄弟

2005年06月20日 | 黒牡丹、金牡丹
6月に入って暖かい日が続いたせいか
花芽の動きがいつもより早く感じます。
花芽摘みにも精を出さなくちゃ

金牡丹と違って黒牡丹三兄弟は
今のところ至極ご機嫌。
今年の交換会で入手した黒牡丹
最初ぼけた縞に見えましたが
天葉で純白柄に出ています。
根は赤黒く怪しい雰囲気。
伸びが良く嬉しいことです。

こちらでも紹介させていただいた
月笙の縞仔は生長と共に天葉が
冴え渡ってきました。
あまり派手柄にならないよう祈っています。

派手といえばこの黄牡丹錦
反対側にも柄が回って
だんだん深覆輪になっていくかも?
中に紺地がありそうなので
しばらくは大丈夫そうですが
暗まない柄ですからなんだか不安になってきました。

特徴を整理しないと訳がわからなくなりそうですが
それにしても三種三様、それぞれ特徴があって面白いものです。








コメント (6)
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水晶覆輪Ⅱ

2005年06月13日 | 紫水晶
可愛い蘭さんのは微妙なところで花芽に振れましたね。
これは仔芽にな~れ仔芽にな~れと
おまじないを掛けていた水晶覆輪。
付けが見えますからようやく安堵です。

ぎりぎり仔芽に振れたものですから
しばらくは短い葉を多く出しながら
大きくなっていくことでしょう。

上からの仔は勢いがあること、
短い葉でもその数だけ芽があることなど
仔芽に変わると良いことがたくさん有りそうです。




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翠扇

2005年06月12日 | 翠扇
今日はお疲れ気味の娘と意見が一致し
栗駒山荘という温泉に行ってきました。

車での道中、
う~ん、温泉のにおいが近づいてきた~
なんてはしゃいでいましたが
娘よ許せ、それは私のおならだったのだ。

なんだよ~かよ~
を嗅がせたのかよ~
せっかく良い気分だったのに~

こんなお馬鹿な会話をしながらたどり着いた温泉。
さすが、雲上のいで湯といわれるだけあって
新緑の中、こぶしの花が点々と咲き乱れ
絶景の中での露天風呂は最高でした。

話は変わって今回は翠扇。
以前から憧れの品種でしたが
最高価格から丸が一つ取れたぐらいの
値段になってから入手したのが7年前。

それから三作してようやくここまでの姿なったのに
一本仔を残してお嫁に行ってしまいました。

それからまた二作。
昨年はこんな姿でしたが
木勢がついて今はこんなふうになっています。

ようやく一番良かった頃の姿に戻りましたが
嬉しいのはこの木はもう元を取ってタダになっていること。
いくら値段が下がってもどこ吹く風で
じっくり株立ちに育てられるというものです。





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鳳玉

2005年06月11日 | 青物
何度も偽物つかまえる
いろいろ考えてみたので捨てる勿体無い・・・。
これは下記参照です。

鳳玉って軸が太く堂々としていて
姿に品格があるものです。
見方によっては舞鶴と天玉宝の良いとこ取りと言えるかも?

品格の割には価格が安いので
交換会などで何度か買いましたが
結局ぜんぶ偽物。
値段よりも先に本物かどうかが問題なんですね。

これなど鳳玉にしては葉幅が足りないかなと思いつつ
何年も信じ込んでいました。

今回見てもらったら緑扇とのこと。
別に緑扇も棚に置いてあるのに
思い込みとは恐ろしいもので気が付きませんでした。
偽物を鳳玉で出さなかったのがせめてもの救いです。
みなさんの鳳玉は本物でしょうか?



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紅蛍

2005年06月10日 | 
嫁入り先で縞が出る
ハイッ!・・・いや、これはもうやめますね(汗)

その昔、パチンコしていた頃
散々突っ込んであきらめて帰った次の日
あの台、あの後爆発して止まらなかったよ
なんて、わざわざ教えに来る人がいましたっけ。
クッ、余計なことを・・・。

あの建国殿、良くなってきたよと
時おり報告をいただくのは嬉しい限りですが
口に出してこそ言わないものの
悔しい気持ちもどこかにあります。
環境が変われば不思議と木も変わってくるものですね。
確かにこっちにもかなり注ぎ込んでおります。

画像の紅蛍はクリッとした小振りな姿が愛くるしい。
ピンク花が咲くとのことですが
まだ花を見たことがありません。

それにしてもこのタイプの柄はいろいろ出ていますね。
こちらの実生はピンク根が美しいですし
軸まで透ける天の川実生
これから純白の葉を繰り出しピンクの冴えた根を伸ばします。

実生ですから個体差がありますし
今の時期は冴えの違いがわかりやすいので
ちょっとこだわって探してみるのも楽しいものです。

豊明殿は結局天葉が短いまま次が出てきました。
小さい木から育て上げるほうが思い出をたくさんもらえて
愛着もいっそう湧いてくるものです。
何も大株自慢だけが能じゃないなあと思っています。

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毘沙門天

2005年06月09日 | 毘沙門天
防犯装置に引っかかる
ハイッ! ハイッ! ハイッ!ハイッ!ハイッ!
早く棚を見なければとスイッチを切り忘れ
いつもアラームを鳴らしてしまうのは自分・・・。
家族が慣れっこになってしまうと困るのですが・・・。

今の時期ルビー根は本当に綺麗ですが
青軸青根もすがすがしく心洗われる思いです。

昔、自生地からの変わりに頼っていた頃、
青軸は貴重で、青王錦兜丸など
けっこうな人気でした。

今はもう一芸加わったような
寿光樹海なども入手しやすいですし
あくの強いこの種の芸の中で鍾馗
スッキリ、サワヤカに感じるのも青軸ゆえでしょう。

さて、画像の毘沙門天は12年前の
93年11月号のマニア園芸誌に九州の山出しとして
もうすでに紹介されています。

それなりに古い品種なのですが
ほとんど出回らないほど数は少ないようです。

卑弥呼、弁天など、一連のこのタイプの中で
唯一の青軸品種ですから
どこかで大事にされ増やされているのかもしれませんが・・・。

やや細身のスッキリとした雰囲気が
この品種の身上ではありますが
もう少しボリュームは付きそうな気もします。
コメント (3)
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羆②

2005年06月08日 | 建国殿
はかまと一緒に芽を毟る
ハイッ! ハイッ! ハイッ!ハイッ!ハイッ!
枯れたはかまと一緒に芽まで取ってしまうことって
良くありますよね(涙)
しばらく立ち直れなかったりします。

これとダブルパンチのこともありました。
いくら剥いても花がない
ハイッ! ハイッ! ハイッ!ハイッ!ハイッ!
今頃動かないのは花芽かなと植え替えついでに撥ねていますが
剥かなきゃよいのに皮を剥いてみると
小さな蕾が出てこないのです。
う~む、仔だったのか。やんぬるかな。
あんまり余計なことをしないのも
増やすコツといえるかも?

画像は撮りなおした建国殿羆。
親木の上のほうは中透けになっていますが
まだ下は縞だったのかなんと泥根が出てきました。
木に勢いが付く嬉しい嬉しい泥根です。
これでこの仔も元気に育ってくれることでしょう。
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薫風

2005年06月04日 | 縞物
大株したのに丸坊主
ハイッ!ハイッ! ハイッ!ハイッ!ハイッ!
お笑いさんの物まね(笑)
月も変わったことだし
しばらくはこのノリで行くかも。

せっかくの株が春を待たずにばらばらと葉を落とし
見る影もなくなることが時折あります。

特に奄美風蘭などは独特の癖があって
秋田では育て難い。
海王丸や笹の舞、また縞物など何回枯らしたことか・・・。

癖というのは晩秋、冬眠のために生育が止まった後
小春日和が何日か続くと
それに反応してまた根が動き出すのです。
その後の長い冬にはもう耐えられませんね。

画像は薫風。
吟風に墨が強く現れると薫風と名が変わるそうです。
この木、以前は墨も柄もない青でした。
育てているうちにだんだん墨を流すようになり
天葉には一本縞ですが柄まで出てきました。

だんだん墨が強く出るとしめたもので
それが晴れると黄縞や白縞が出、
白縞にはルビー根まで付いてくるという話を
伺ったことがありましたが本当は半信半疑でした。

でもこうして見ているとその予兆があるのかと
ちょっぴり期待もしています。

吟風はアマミの中でも特にボリューム感たっぷりで
また、葉繰りも良く見ごたえのある品種です。

どんなに良いものでもアマミと聞けば
簡単に諦められるのですが
この木は不思議に良く懐いてくれています。



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