狼森の粟餅

ほとんど園芸日記です。

ナビ子

2012年05月17日 22時02分51秒 | その他
カーナビ、大変便利に使われている方が多いと思います。
最近は、スマフォをカーナビとして使用できるということで、ナビはドライブのおともに、仕事の相棒として、なくてはならない存在となっているのではないでしょうか。



さて。


うちの車にも、ナビがついています。
通称「ナビ子」。

うちのナビ子ほど、不幸せなカーナビはいないと思います。

なにしろ、目的地を設定されたので、張り切って道案内をすると、案内した道に対し、「だが、断る!!」と無視して自分の行きたい道をがんがん行く旦那。
案内した道に対し、「そんな道、つまんない!」と細い田舎道を選ぶ妻。
子供たちも声を揃えて「だが、ことわる!!」と真似し、「ナビ子って、ほんとにダメだよね〜」なんて生意気なことをぬかす。

案内を無視されて、別の道を行かれると、懸命に新しいルートを検索している間に、みんなで「考えとる、考えとる♪」とからかわれる始末。



報われないと思います。


ほとんど、道案内よりも、周辺の道路地図としてしか、自分の存在意義を認めてもらえないナビ子。


そのナビ子も、たまには日ごろのうっぷんを晴らすべく、復讐に出ることがあります。


高速を、ナビしたIC以外で降りると、延々と「Uターンして、最初に指定したところまで戻れ」と指示。
下道でもナビ子はUターンがお好き。
無視して別の道を行くと、どうしても最初のルートに固執して、「Uターン♪Uターン♪」と延々アピール。

初めて通る土地勘の無い道、珍しくナビ子の案内を頼りに行こうとする時に限って、「つ」の字のような、急で無体な、しかも右折を指示。


「…ナビ子の復讐や…」

たまには、わたしだって、やってやるんだから!
という、ナビ子の勝ち誇った顔が、目に浮かぶようです。


GWに、福井は勝山の恐竜博物館に行った時は、高速の福井ICあたりで地図が固定。全くウンともスンとも言わなくなり、
「ナビ子、とうとうお釈迦になったか?」
「帰りに下道の、風情の良さげなところを帰ろうと思ってたのに、いざという時に役に立たないな!」
「ナビ子、声は若いけど、結構トシなんやで」
「じゃあ、今、三途の川の、お花畑が見えてる状態なんちゃう?」
ぼろくそです。


帰り、良さげな道を諦め、行けば必ず帰れそうな大きなつまらない道を走っている最中に、急に息を吹き返したナビ子。

「…わたし、今、どうしてましたか?(おばあちゃんの真似)って、我に返った感じかな」
「お花畑に行かんで、戻って来たんやな」
「今まで、息してなかったんちゃう?」


高速道路走行中に、ナビがかたまって動かなくなる現象は、旦那が以前お客さんから聞いたことがあるそうで。


相変わらず、無視されまくりのナビ子ですが、やはり、地図として大事な存在だったことを、再確認した出来事でした。


「でも、いつか、また復讐してやるんだから!」と彼女が思っているかどうかは…定かではありません。
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落ち込んでいる時に

2012年05月02日 22時35分25秒 | その他



笠置シヅ子/ヘイヘイ・ブギー

笠置シヅ子さんの歌は、買いものブギーが有名ですが、30歳の若さで亡くなった父の弟が好きだったというのが、この「ヘイヘイ・ブギー」。

教師だった叔父は、学年末試験の採点疲れで、帰宅してガス・ストーブをつけて熟睡している間に、老朽化したガス管からのガス漏れで、中毒になって死亡した。
出張で立ち寄った父がドアを開けると、ガスの匂いが充満していて、慌てて換気して救急車を呼んだけど、昏睡状態から目覚めることのないまま、亡くなった。


戦争で祖父が早くに亡くなって、長兄の父は、二人の弟の父親代わりだった。叔父の葬式で、幼稚園児だったわたしは、父の泣きはらした目を、生まれて初めて見た。
また、結婚していなかった叔父は、新婚当時のわたしの両親宅に居候していて、生まれた初めての姪であるわたしを、目に入れても何とやらというくらい、溺愛してくれ、わたしも叔父が大好きだった。

昏睡状態になった時も、みんなに「お前が一番かわいがられていたから、お前が呼んだら、目を覚ますかもしれない」と言われ、必死で叔父の名を呼んだけど目覚めさせることができず、この思い出は、幼少期のトラウマのようになっていた。


学生時代に、ラジオで流れていたこのヘイヘイ・ブギーがおもしろくて、テープに録ってきいていたら、母が驚いて「おじちゃんが好きだった歌よ」と教えてくれた。


今日は、子供の家庭訪問で、少々落ち込み気味。
動画で見つけたこの曲を聴いているうちに、小さい頃、叔父と遊んだ時のことを思い出した。

男の子っぽい遊びが好きだったので、畳の縁を道に見立て、ミニカーをぶーぶー走らせて、叔父と出会ってすれ違う時に、にっこり笑いあって「また会いましたね!」と言うだけの遊び。
それを、延々と「また会いましたね!」「また会いましたね!」と、飽きずに続け、またそれに付き合ってくれた叔父。


今、生きていたら、相談にのってくれただろうかと、苦しいこと、悩み事がある度に、何度もそう思った。

わたしが結婚した時、子供を産んだ時、その度に、墓参りをした父が、墓にビールを注ぎながら、「あいつがね…」と報告してくれた。
今でも、父は花見がてら、紅葉狩りがてら、墓に詣でては、ビールを備えながら、弟と語りあっている。


そのうち、子供たちを連れて墓参りに行こう。
そして、ビールを備えて、「こんなにでかくなったよ」って話そう。
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着付け師の独り言 5 半襟

2012年04月27日 00時41分53秒 | 着物
下着の回に、アクセス数がぐんと増えてびっくりしたけど、色っぽい話題を期待していらした方は、がっかりしたろうなぁ



明日(もう今日だけど)、着付けのお友達と一緒に、着物を着て桂離宮に行きます。
前日に慌てて着る着物候補をリストアップし、手持ちの長襦袢のサイズと突き合わせて合うものを探し、消去法で着物と長襦袢決定
半襟をちくちく縫いつけ、先ほど準備完了。

前日の夜に半襟を縫いつけるのは、着付けを習い始めた15年前と、何も変わってないな〜
いつも旦那に「またですか」って、からかわれるんだ


でも、半襟を縫いつけるのは、面倒くさいけど実は嫌いではありません。
縫いあがって、ふっくら仕上がった衿を見ると、ほっこり幸せな気持ちになります



以前、成人式の着付けのお仕事の時に、ポリの、硬くてペラペラした半襟を付けて来たお嬢さんがいらして、衿元がきれいにならなくて、困ったことがあります。
なんて言うんだろう?ぴしゃぴしゃした、落ち着かない衿元っていうか…とにかく、肌にも着物にも添わない、かわいそうな半襟でした。

このお嬢さんなんて、半襟を付けてこられているだけましで、半襟を付けずに当日持ち込まれた方、付けるべき半襟すらお持ちじゃない方までも、いらっしゃいました



お母様も、きっと着物を着られないから、何をどう準備したらいいか、ご存じないんでしょうね

ホテルの着付けのお仕事をされている方は、半襟付けは別料金(3000円!)になるので、勝手に親切で半襟を縫いつけてあげてはいけないとおっしゃっていました。

着付けのバタバタした現場で、針を持つのは怖いし、いくらざっと縫っても時間がかかるので、本当に、半襟をつけたかどうかは、きちんとチェックしておいていただきたいのです



半襟は、必ずしもポリが悪いとは思いません。
わたしが愛用している半襟は2種類あって、一つは無地のポリのちりめん半襟、一つはウォッシャブル・シルクの半襟です。
これらは、多分購入する店舗や方法によったら、倍以上のお値段するかもしれませんが、いつもお世話になっているショップさんでは、とてもお安く入手できますので、多分、そんじょうそこらのポリの安い半襟くらい安いです






特にお薦めなのが、このウォッシャブルシルクの半襟。
お値段を見て、「安くないやん」と思われるでしょうけれど、上記は仙臺屋本店さんのお値段で、仙臺屋2号店の共同購入では、同じ商品が税込461円です
この商品は、2号店の共同購入に、コンスタントに出品されているので、本店価格の2079円で買ったことは無いです。
どういうからくりになっているかは謎ですが…
ただ、正絹だけあって、肌触りは絶品♪
光沢も滑らかさも、普通の正絹の半襟と比べて、何の遜色もありません。というか、普通のよくある塩瀬の半襟よりも、衿のラインが柔らかく仕上がる上に洗える、鬼に金棒な半襟です

本店トップページの右上に、2号店の入り口があるので、そこから入って、共同購入をのぞけば、だいたいこの半襟が出ています。


他にも、ポリの色半襟やら、自分の気に行ったハギレで作った半襟やら、半襟を選ぶ楽しさを持つと、針を持つのも楽しくなります♪
自作でのお気に入りは、以前アンティーク着物ショップで購入した、水玉のお召の生地で作った半襟と、大豆柄の手ぬぐいで作った半襟です
無地の色半襟なら、生成色が、真っ白の半襟よりも肌馴染みが良くて、おしゃれ着にお薦めです。



色半襟の美しさに目覚めたのは、実は時代劇の『御家人斬九郎』のヒロイン、若村麻由美さん演じる芸者の蔦吉の着物姿。
粋でしゃきっとした着物姿に、ほんのり薄紅色の半襟が、息をのむほど美しくて…。
薄紅色?淡い珊瑚色かな?
とにかく、勝気できっぷのいい芸者の、ちゃきちゃきした姿から、ちらっと垣間見える色気が素敵でした。

それ以来、時代劇見る度に、食い入るように半襟見てますが、蔦吉の着物姿ほどの美しい半襟の合わせ方は、残念ながら、未だ見当たりません。
あれは、刺繍とかない、シンプルな色半襟だから良かったなぁ。
いつか、あんな半襟の合わせ方、してみたいです。

家族がぎょっとしない程度にね
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『きのこの話』

2012年04月23日 14時41分56秒 | 読書
きのこの話 (ちくまプリマー新書)
新井 文彦
筑摩書房



春休みに、3年前に引っ越した娘の親友家族のお招きを受けて、松山のお宅にお邪魔しました。

3月いっぱいまで、卒業式の着付けと、それに伴うレンタル会社の倉庫での、着物と袴のセッティングや出荷準備作業、レンタルから帰ってきた着物の仕分けとメンテナンス、箱詰めなどのお仕事をぎっちりやって、月末にようやくその仕事が終了し、めでたく自由の身+失業。

で、その翌々日には、子供たちを連れて、夜行バスに乗って松山に向かいました。


去年は彼女の方が滋賀に遊びに来てくれたけど、久しぶりに会った二人、最初は言葉少なにぎこちなかったけど、そこは親友同士。あっという間に打ち解けて、昔のように楽しくおしゃべりに花を咲かせていました。
親同士も仲良かったので、とべ動物園行って、松山城行って、晩ご飯一緒に作ってビール飲んで、おしゃべり

楽しかったです。

翌日、また高速バスに飛び乗って、夜行の時にはいつどのルートで来たかもわからなかったけど、鳴門から淡路島通って、本州に帰って来ました。
鳴門大橋って、短いのね
ひょっとして、琵琶湖大橋と同じくらい??


夜行バスに乗る時、ちょっと車中でぱらぱらっと読める本が欲しくて、京都アバンティ地下街の本屋さんに立ち寄り、購入したのが、この『きのこの話』。


きのこにはまってから、山と渓谷社/天谷これ・著の『毒キノコが笑ってる』、永岡書店/小宮山勝司・著『よくわかるきのこ大図鑑』を、家族でうふふふと不気味に含み笑いをしながら楽しんでいます。
不気味な含み笑いの意味?
それは、やはり、形の美・不思議、生態のおもしろさ、死と背中合わせのスリリングな存在が、そういう微妙なえも言われぬ感情を醸し出すのですよ


一方、この『きのこの話』は、写真家の新井文彦さんが、昆虫目ならぬ「きのこ目」で撮った美しくも不思議なきのこの写真が豊富で、毒っ気のない読みやすい文章で、きのこの魅力が綴られています。

路線としては、昨今の「山ガール」「森ガール」「苔ガール」などの、自然に癒されたい女性のブームに近いものがあります。
本の中でもそういう記述はあって、きのこにはまる女性は「きのこガール」ではなくて、「きのこ女子」というのだとか。
若い女性向けのそういう本には、あまり興味が無いというか、「ディープな世界で、上っ面だけなでて、ファッション揃えて知ったつもりになって、軽薄な流行だわ」なんて、斜に構えて眺めているのですが、この本は、とにかく写真がいい!
きのこのみならず、著者がフィールドとしている北海道阿寒湖周辺の、四季折々の美しい風景、動物たち、粘菌、地衣類などの写真。
きのこと、それをめぐる自然を丹念に撮影する著者の、清々しい愛情が溢れる、素敵な写真がいっぱいです。

わたしがこの本の購入を決めたのは、P130の、粘菌コムラサキホコリの写真。
宇宙人か、『もやしもん』の水虫菌が、集まって顔を寄せ合っているような、不思議な写真で、娘もこの写真が大好きだと言っていました。


疲れた夜など、この本を眺めて、不思議なきのこの姿に癒されるのも、悪くないと思いました。
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着付け師の独り言 4 下着

2012年04月22日 21時04分47秒 | 着物
いきなり帯関係から話し始めてしまいましたが、ここいらへんで、基本の下着に戻ります


和装ブラジャーは、実は使ったことないのでよくわかりません。
なぜなら、わたしが極端な貧乳だからです

着付けのお仕事をしている時に、弾けんばかりの豊かなバストの方を着つけさせていただくことがあります。
出来れば、そういう場合はブラを取っていただきます。
着物を着る時には、ワイヤー入りのブラは避けて下さい。上からいろいろな紐や帯で締める場所ですので、痛いです。
特にグラマラスな方の場合は、お客様にご了解いただいて、晒を巻いてバストをおさえさせていただきます。
胸が大きいと、衿合わせがどんどん開いてきてしまって、着つけ終わった時点で、既に胸元が開いて崩れ始めているほどです。
だからといって、紐でぎゅーぎゅー締めつけると苦しいし、それでも開くものは開いてしまうので、晒を巻いた方が結果的に楽ですし、仕上がりも格段にきれいです。



さて、長襦袢の下には、ワンピース式の着物スリップか、肌襦袢と裾除けをつけることになります。


生地は、上半身は、ワンピース式のものも肌襦袢も、晒やガーゼなどの綿素材になっているものがほとんどです。
汗を吸い、通気性があって、肌にあたりが優しい、木綿以上の素材はないでしょう。最初のうち、ごわごわするようなら、一度洗濯すると、ぐっと肌馴染みが良くなります。
最近は、ポリウレタン混紡などもあり、より伸縮性に優れた商品も出回っています。
下半身は、裾さばきがいい化繊が使用されているものが多いです。正絹のとろんとした感触は他の素材では得られないし、静電気も化繊より起こりにくいので、正絹にこだわる方もいらっしゃいますが、肌に直接触れる部分が多く、洗濯しやすいという点も大切なので、リーズナブルならポリエステル、少し品質にもこだわるなら、ベンベルグ素材のものがいいと思います。

ちなみに、ポリエステルは石油系の化学繊維で、つるんとしているので裾さばきが良く繰り返しの洗濯にも強いですが、静電気がひどいです。静電気防止スプレーを使うなどすれば、だいぶマシです。価格が安いのと丈夫なのが魅力。
ベンベルグは、パルプなどのセルロース(植物繊維)を原料とした再生繊維で、キュプラとも言い、肌触りがなめらかで静電気が起こりにくく、洗濯にも耐えるので、品質の良い裾除けに使われています。濡れると強度が低下するという欠点がありますが、普通にネットに入れて洗濯する分には、支障はありません。ポリ製品より、若干お高いです。


ワンピース式とセパレート式とでは、それぞれに良さがあります。
ワンピース式は、洋服のスリップのように着られて手軽で簡単。
セパレート式は、衣紋の抜きを調節しやすく、裾除けの折り上げた余り部分が補正にもなるという利点があります。



リーズナブルな、裾部分がポリのワンピース式。



こんなかわいいのもありますが、上半身部分も化繊なので、吸湿・放熱性がどうなのかな?



花嫁用ということですが、ベンベルグ素材のものを探していらっしゃる方にはおすすめ。
衿のくりが大きいだけで、普通に着物スリップとして使えます。
ベンベルグ素材のものを探すなら、花嫁用のものを検索するといいかもしれません。

裾や袖口がレースのものもありますが、裾さばきを考えると、余分な装飾は無くていいと思うんですよね〜。
装道のユニペッチも、本当にワンピース状になってて、スカート部分のギャザーが邪魔なような気がします


セパレートタイプの、肌襦袢。


綿素材で、リーズナブル。レンタル業界では、こういうタイプは、レンタルして下さったお客様に、プレゼントという形で差し上げます。ワンピース式でも、下着は新品を差し上げて、「どうぞ、浴衣下などにもお使い下さいね」と申し添えて差し上げています。


裾除け。


ポリエステルの、がんがん洗える裾除け。女性は、生理のことも考えて、下着は洗える素材が安心です。



ベンベルグ。レース無しの、シンプルなタイプ。



テイジン製。お値段は張りますが、品質は安心。



ワンピース式とセパレートタイプ、どっちでなければならないということはなく、お好きな方を選ばれたらいいと思います。
ワンピース式の方が、初心者の方には着やすく、浴衣下にもお使いになれるという点でも、最初に揃えられるなら、ワンピース式の方がいいかもしれませんね。



この他にも、肌襦袢の襟を、襦袢と同じようにして、袖をつけ、裾除けと組み合わせて、二部式の長襦袢として使用できるものもあります。
それについては、また長襦袢の時に。



ついでにご報告。

卒業式シーズンを終え、季節労働者の着付け師は失業状態で、就活していたのですが、先日、アンティーク着物ショップでバイトが決まりました

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着付け師の独り言 3 帯板

2012年04月12日 23時46分33秒 | 着物
帯関係の続きで、帯板いってみましょう♪


帯板には前板と後板がありますが、まずは前板から。

前板には、大まかに言うと、ベルト付きとベルト無しがあります。




最初の着付け教室で買ったのは、このゴム付きの方。




こちらは、ゴム無し。


最初のうちは、帯を体にぐるぐる巻きつけながら、帯の二巻き目に帯板を挟み込むのが難しいので、ゴムベルト付きは便利です。
でも、慣れてきて、さかさか帯を巻きつけられるようになると、かえってベルトは邪魔になるし、ちょっとかさばって、お相撲さんのまわしのように太く見えることも
美容室などで着つけする時もベルトは邪魔になるし、ベルトを使わずに、普通に帯にはさんで使用しますが、帯は唐織とはいかなくとも、絹糸で織り出した模様の部分に糸が渡っていてひっかかりやすいので、なるべく金具は使いたくない…



それから、素材で、メッシュ素材、薄いプラスティック、プラスティックやボール紙の芯に布が貼ってあるものなとあります。
上記のベルトありとベルト無しは、両方とも布で包んであるタイプ。




このメッシュ素材は、浴衣向き。通気性が良いので、夏の着物にもいいかと思いますが、帯に皺が寄ったりふにゃふにゃするのが嫌な人には、下記のプラスティック製がいいかも。




この商品も浴衣用とありますが、同様な素材の装道の前板は礼装にも使用しますので、お好みによってはこちらをメインに使ってもいいと思います。
真夏の浴衣用には、ちょっと蒸れるかな?


後のことを考えると、ベルトは無い方がいいし、素材では、布貼りは境目が帯の表面に響くと言われる方もありますが、帯に挟んだ時に、プラスティックは滑りがよいので動いて前中心からずれてしまうこともあります。その滑りの良さを利用して、一巻き目に挟んで、前結びした後に後ろに帯をくるっと回す時にはいいかもしれません。

わたしは、ベルト無しのベーシックな布張りのものが、ずっと使えていいと思います。
娘に振袖を着せる時にも使っていますが、特に表に響くこともありませんでした。



後板は、振袖の帯結びの際に、一巻き目に挟みこみます。
これを使うと、後ろ姿がとてもきれいになりますので、お仕事の際には、なるべく使わせていただきます。お客様がお持ちでない場合は、段ボールで自作した後板を用意しておき、それを使用しています。

これにも、つるっとしたプラスティック製と、布貼りのものがあります。



【着付小物】後板

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価格:380円(税込、送料別)




どちらでもいいですが、個人的に、つるっとしたプラスティックむき出しの小物って、馴染みが悪い感じがして、あまり好きではないのです…

後板はお安いものですが、無理に購入しなくても、段ボールや下敷きを切り抜いて自作しても、全然問題ありません。
着付けをする人間は持っていた方がいいですが、振袖以外では使用しないので、一般の方はどうしても無くてはならないものではありません。お持ちじゃなければ、着付け師の方で何とかしますので


いつか、自分の好きな布をボール紙に貼って、自分だけの帯板も作ってみたいな〜なんて、またまた手作りの虫がうずうず
出来たら、またupしようと思います♪
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着付け師の独り言 2 帯枕

2012年04月08日 21時06分24秒 | 着物
帯結びの必需品に、帯枕があります。
用途、年齢などによって、いろいろな形がありますが、だいたいの帯結びに対応できるものを一つ持っているといいと思います。


着付け教室でも、「硬いものがいい」「柔らかいものがいい」と、意見は様々です。
わたしが最初に習ったところは、ベーシックな硬めの枕に、化繊の紐がついているものを薦められました。





現在ついている先生が薦めるのは、中の芯がウレタンで柔らかく、紐の代わりに晒やガーゼで包みこんであるものです。



硬い方は、お太鼓結びにいいと思います。一番、持っている方が多いのが、このタイプだと思います。
柔らかい方は、たいていの帯結びに使えます。

比較した感じ、硬い方を振袖の帯結びに使うと(前の教室ではそうしていましたが)、羽根が多くボリュームのある帯結びだと、枕が浮いてしまって、背中にしっかりつけにくく、帯結びが時間と共に下がってくることがあります。柔らかい方は、多少ぽっこりしていても、それを包み込むように押さえることができるので、背に添いやすいです。
また、硬いタイプはたいてい枕の裏との間に紐が挟んであって、使っているうちに、綴じてある糸が切れたりすることがあります。
紐を前で結ぶ時も、紐が細い方が、着物と帯の間に収まりやすいような気がしますが、実際には、押し込んでも戻ってきてしまいやすいように感じます。
ガーゼの方が、一見かさばって使いにくそうですが、摩擦があるので押し込むと上に上がってきにくく、また、しっかり下に押し込むと、後で帯揚げを始末して納める場所ができて、後の処理がしやすいです。


なので、わたしは、若い方には、振袖の帯結びにも使いやすいよう、ウレタンのソフトタイプの帯枕で、綿ガーゼで包んであるものをお薦めしたいと思います。


一つ要注意なのは、「ガーゼ」と書いてあるものの中に、素材がストッキングのように伸縮性がある化繊のものがあることです。
こちらは締めようと思ったらいくらでも締められる感じがあり、ちょっと痛いかもしれません。結んで帯の中に収める時も、綿ガーゼより収まりが悪いです。


中には、振袖用の帯枕として、このような「はまぐり型」の物を見たことがある方もいらっしゃるでしょう。



正直言って、個人的には、このはまぐりタイプは、必要ないかな…

年輩の着付け師さんにうかがうと、一昔前、成人式といえばほとんどが「ふくら雀」だったという時代があったそうです。
今は非常に振袖の帯結びが多様化して、様々なタイプの帯結びがありますが、以前はそれほど多くなく、はまぐりタイプはその頃の、ふくら雀などのお太鼓系代わり結びに向いた帯枕なのです。

振袖を着る回数は限られているし、それならば、二重太鼓や名古屋帯のお太鼓結びに使いやすい帯枕にした方がいいかな、と思うのです。


実は、お太鼓結び用にも、厚みが厚いものは若い人向き、薄めのものは年輩の人向き、などありますが、一番売れ筋の厚さのものを選んでおけば、問題ないと思います。

ちなみに、仕事の時に、お客様が帯枕をお持ちでない時にどうするかというと、タオルを丸めて、晒やガーゼで包んで代用したりします。
タオルと晒・ガーゼは、いろいろな場面で使えるので、少し多めに用意しておくと、何かの時に大活躍するのです♪



今日は、市内某所の神社で、桜のライトアップ・コンサートがあり、子供たちがお茶席のお運び、親たちは後ろでアライグマでした
先日の十三詣りと今日のお茶席と、連続で娘に振袖を着せ、それ+で、親は明日の中学校の入学式と今週の施設でのお茶席のボランティアのお手伝いと、着物を何回か着る機会があります。
人に着つけるのはそこそこやっても、自分で着るとなると、もたもたして手間取ってしまうところは、まだまだ青二才だなぁと、反省反省
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着付け師の独り言 1 三本仮紐

2012年04月05日 22時19分16秒 | 着物
わたしは、着物の着付けのお仕事をさせていただいています。
ほとんど季節労働者で、成人式、通し矢、卒業式がメイン。一月から四月初旬までにお仕事が集中しています。

今年は、成人式で5人、通し矢で9人、卒業式で40人ほどのお客様を着つけさせていただきました。

レンタルをご利用のお客様だと、レンタル業者が必要なものを一式揃えてくれているので、心配ないのですが、お客様のご自前のお持込みだと、最近は親御さんも着物を着られない世代なので、何が必要かご存じでなく、中には肌襦袢や着物スリップなどの下着が無かったり、振袖に袖の短い普通の長襦袢を持参されたり…などの、困ったケースが見られます。

そこで、着付けのお仕事をさせていただいていて、こんなものがあれば安心だとか、これは必要だとかいうものを、少しずつご紹介させていただきたいと思います。

着付けの現場では、お持ちいただいたもので着つけさせていただくのがプロですが、より良いもの、便利なものをお持ちいただくと、着付けの仕上がりも格段にきれいに仕上がりますので、ご参考になれば幸いです。


さて、まず、第1回は、三本仮紐について。


昔、通っていた着付け教室では、あまり便利なグッズに頼らず、腰紐、伊達締めで着る着付けを習いました。
振袖の飾り結びをする際も、腰紐をクロスにかけたりしていました。
現在ついている先生は三本仮紐(三本ゴム紐)を使用して飾り結びをし、お仕事の現場でも、できるだけ三本仮紐を使い、懇意にしていだたいている美容室では、お持ちでないお客様にはご説明の上購入していただき、三本仮紐を使用しています。


この三本仮紐の利点は、三本のゴム紐に羽根を作って挟みこんでいくので、一つ一つゴムをかけるより帯の痛みが少なくてすむこと、全ての羽根をぴったり背につけることができるので、ずり落ちにくいこと、前にくる紐が一本ですむので、お客様の負担が少ないことが挙げられます。


三本仮紐もいろいろな商品が出ていますが、特におすすめしたいのは、前で結ぶ紐部分が、織りの綿テープのようになっているものです。



前で紐を結ぶ時、織りのテープだと、滑らずにしっかり結べるので緩みにくく、着つけていて使いやすいです。


一方、同じ三本仮紐でも、使いにくいタイプがこちら。



こちらのタイプは、紐部分がつるつるしたポリエステルで、結ぶ時に滑って結びにくく、緩みやすくて、同じタイプのものを持っていますが、練習で敢えて使いにくい道具で特訓する時以外は、使いません


お値段もだいたい同じくらいなので、これから購入される方で、迷われたら、最初にご紹介したような、織りのテープの紐タイプのものを選ばれることをお薦めします。

着付けの先生からうかがった、飾り結び以外での便利な使い方で、一結びしたりねじり上げたりしない、折り上げるお太鼓結びをする場合、仮紐にこの三重仮紐を使うと、緩みにくくていいそうです。


わたしは、あまり特別な道具を使うのは好きではなく、家にある、オーソドックスなもので着つける方が好きですが、この三重仮紐は、特に若い方は飾り結びの際には、是非お持ちになることをおすすめ致します。
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冬至

2011年12月23日 01時19分17秒 | 子育て
今日は、カボチャを炊いて食し、お風呂に柚子を入れて柚子風呂に入りました。

子供たちと3人で一緒にお風呂に入り、ちび太がモンハンのおともアイルーになりきって、ニャーニャー言いながら、柚子で腕や背中をこすってくれて、心なしかお肌もツルツル?


久しぶりにゆっくりお風呂で子供たちとおしゃべりしている時、ちび太が突然、「あ!思い出した!」。

何を思い出したかというと、幼稚園の頃、ちび太は自分の影は女の子で、名前は「えりこちゃん」だと言っていたのです。
心理学的に非常に面白いなぁと思いました。


日頃、好みも男の子らしく、女の子っぽいところはありません。
お姉ちゃんと一緒に遊ぶから、女の子と合わせて遊ぶことはできますが、基本的に、小学校の休み時間は外で走り回り、仮面ライダーのカードやビールの王冠集めなどが趣味。

でも、どんな人にも、魂の半身といえる女性像が、心の中にある…というのが、ユング派の心理学の本に出てきます。


はからずも自分の影に「えりこちゃん」と名付けたちび太。


あまり、賢いといえないし、どちらかというと、物事を深く考えないタチのこの子が、何の気なしに口にしたことですが、それだけに、意外と心の中の真実をついているのかも…などと思います。


ちび太と一緒に成長する「えりこちゃん」が、思春期にはどんな女の子になって、ちび太の生き方に影響を及ぼすのかなぁなんて思うと、わたしもえりこちゃんのお母さんにもなったような気がします。


さぁて、お姉ちゃんの方は、心の奥底に、どんな男の子が潜んでるのかなぁ?
こっちはまだ姿を見せませんが、楽しみでもあります。
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数寄屋袋

2011年08月30日 00時40分05秒 | 手芸


お茶事を明日(既に今日)に控え、数寄屋袋を持っていなかったので、今更ながら、ちくちく制作。

冬用は、先日ヤフオクで箱で落とした端切れの中で、羽織に使われていたらしい絞りの布の洗い張りを利用。
夏用は、某平和堂のリサイクルショップで掘り出した麻の端切れ。

作り方は、
  chikuchikuhappy blog
    http://chikuchikuhappy.seesaa.net/article/104228549.html
  一より習ひ
    http://ichiyorinarai.jugem.jp/?eid=179
を参考にさせていただきました♪

本当はマグネットボタンを付けたいところですが、草津のDIOワールドで探してもわからず、やむを得ず普通のスナップボタンにしました。

さてさて、お茶事、どうなりますことやら
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