富貴蘭と戯れる日々

富貴蘭の生長記録です。
画像はクリックで拡大できます。

銀世界

2005年10月31日 | 銀世界
グリングリンとした内反り葉がそろって
カッチリと締まった姿の4、5本立ちを手に持って眺めてみたいのですが
夢のまた夢と思い知りました。
これくらいからのスタートが楽しみですがさてどうなりますか?

この木も以前は上のような感じでしたが
日強く作ると平葉に近づいてしまい
思い通りにならずテンションが下がり気味。
もっとあった筈なのに気が付いたら銀世界の鉢数がだいぶ減っていました。

これは天を拝むように葉が内反りになっていて
これぞ銀世界と思ってがんばって入手したものです。
更にがんばって出させたがこれでは何を信じれば・・
幸い親木は以前のイメージに近く、下葉もだいぶ落ちたことだし
心機一転、来年は仔を全部はずして作り直しです。

そこそこのの木は仔吹きも良いのですが
親と同芸の仔はあまり出てくれません。

こちら銀鶴ながらも姿の良い仔が出て
更にそれに仔が四本
ところが四本全部が普通の真鶴の葉姿。
本当になんでこうなるのと思ってしまいます。

銀世界から外した西出都はこんな感じに寄せ植え。
普通の西出より粗末にしていますが・・・。
なんか銀世界に戻ってくれたのもありますね。

付き合いは長いのですが育て方が間違っているのか手こずっています。





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豆葉など・・

2005年10月26日 | 青物








ひところ高価だった円宰という品種。
親木?になったらあのころころとした
真ん丸い葉のイメージが消えてしまいましたので
玉金剛か何かの実生だったのかも?

付けの山形が特徴的ですがそれも一部分。
葉先の丸みも残っていますが玉金剛でもこれぐらいは有りそう。

着陸点はどこかと探す前に
もう墜落しているのかもしれません





淀の松と麒麟丸の株立ちは今年の植え替え出来ず(反省)





私の棚では作りにくい鈴虫です。
日が強いためか芯止まり→仔出しを繰り返し
ようやくひと塊になりました。
株分けしても姿の悪い木が沢山出来るだけだからしばらくこのままで・・・。




黒真珠は毎年花を咲かせているせいか
すっかり仔吹きが悪くなってしまいました。
今年も花芽がびっしりです。



小さな仔から育てたタダの夢幻
(ハイ、売った親木で元は取りました)
葉が積みあがってりっぱな姿になるまでには
もう少し時間が掛かりそうですね。



特にこれといった特徴もない万寿ですが
締めて作るとほのぼのとした愛らしさが出てきました
青軸青根です。

画像は溜まってましたがゆっくり文章を考える時間がなく
今日は手抜きのブログでした
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紅扇

2005年10月26日 | 覆輪
秋は紅葉。
紅扇もなんとなく色づいてきました。






葉幅引いて姿が良く
紅隈と合わせて縞っ気も多分に感じられる芸は
まだまだ進化しそうな感じもします。

ちょっと前の西出都と同じ値段に甘んじている品種ではないのですが
丈夫さも取り柄ですから数が増えすぎたんでしょうね。
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都鳥Ⅳ

2005年10月26日 | 都鳥




夏の終わりからどれくらい生長したか比べてみましたが
ほんの申し訳程度に伸びただけのようです。
今年の9月はこちらも暖かかったのですが・・・。
今更ながらちょっとショックです。
でも、まあ秋田ではこんなもの。秋はあきらめの季節です。






真鶴芸の白鷺はなかなか出てくれませんが、もう一本ありました。
でも、半分だけでした。
親木は凝ってしまって芯止まり。
その分、仔が沢山出てくれます。






他に何か面白いものはと探してみましたが
目にとまったのが都鳥の青。
完全に柄が抜けて八千代芸のようになっています。
西出の八千代芸は見たことがありませんでしたので
ここで出会うとは意外でした。
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青軸羆

2005年10月26日 | 中斑
交換会などでは申し訳ないぐらい安いのですが
芸はぴか一の青軸羆。

同じ仲間に狂い葉星光殿がありますが
青軸羆も親木になると狂ってくることがあり
どうも違いが良くわかりません。

それはともかく、この青軸羆という品種は
なかなか芸が安定しないようです。








この木は柄は良いのですが徐々に葉型が乱れてきました。
仔のほうもちょっと怪しい感じです。
珍しく黄縞が出ていますがなかなか続いてはくれないようです。





こちらも同じく・・・。
仔はまだ素直な形を保っていますが。




この木は親木の柄が少なくなってしまいましたが
良い柄の仔が一本出てくれました。
持ち直すのは珍しく、嬉しいものです。
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銀河

2005年10月18日 | その他の芸


飛び飛びの更新しか出来ないもので
今日はまとめていくつかアップしています。

友禅錦の青とか坪取りとか言われていますが
来歴が良くわからない銀河という品種。

それは別として墨好きにとってはこてこてとした感じがたまらない魅力です。
柄まで出そうな雰囲気もありますが今のところは期待薄

春にでかい芽を花芽と勘違いして毟ってしまいましたが
なんといじらしくも復活してきました
(というか復活したから仔芽であったのかと気付いた次第)
傷ついた稚葉を見るたび、すまなかったなあと手を合わせています。

黒牡丹と間違いやすいのですが
こちらのほうが葉艶が良いという微妙な違いで区別できます。
でも、並べて比べてみないとわからないかも?
もちろんルビー根は出ませんが・・・。




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紫玉

2005年10月18日 | 紫玉


あれから一ヵ月半。
新たに葉が一枚出た紫玉です。
取れそうな葉はまだそのままですが
その上の凝った葉黄ばんできました
黒々として頑丈そうな姿ですが以外に気難しいのかも?

一本出たも大きくなりましたが
更にその上にアタリが・・・

少しずつ大きくなってきていますが
こちらでは滅多にこれから花は来ないのでこれも仔芽かもとちょっぴり期待
から見てもそんなに膨らんでいるようには見えないし・・・。

でも、恵まれすぎると逆に不安になるもので
花芽と早合点して早々に欠かないよう気をつけなければと思っています。





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富士錦

2005年10月18日 | 縞物


葉はすこし艶消しの絹地合
目にも優しい乳白色の柄と柔らかに弧を描く姫葉が特徴の
お里の良さを存分に醸し出した品種です。

最近は上柄系統が幅を利かせるようになったのか
覆輪を交えた株も良く目にするようになりました。
片柄天葉で変わることも良くあるようです。
ただ、派手気味の覆輪は気難しく
長年育ててもこんな感じになることが多いようで
まともな覆輪で完成する木は少ないような気がします。

青に近くなった木からでも柄の仔が意外に出てくれますから
捨てずに大事にしていたほうが良いかもしれません。

中斑柄になったは最終芸でここからの変化がとぼしく
青の仔も多く出て粗末にしがちですが
中斑の広く入った木はが明るく美しいものです。

でも美しいといえば中斑をベースとしてそれに千筋柄の入る芸。
なかなかこれで全葉固定してはくれませんが
華やかさの中にわび、さびを感じさせる究極の芸かなと思っています。
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富貴殿と満月

2005年10月18日 | 富貴殿


ゆったりとした姫葉の姿が似合う富貴殿ですが
昔の栽培書で見た美を凝縮したような姿が忘れられませんでした。
何とか再現したいものと気に留めていましたが
ようやくそんな姿に巡り合えそうな気がしています。

三年前の姿でも満足なのですが一味足りないと改造計画。
締まった姿にするには単純に日を多く取ればよいのですが
意外に葉焼けしやすいので徐々に日の強いところに移動させました。
(三年掛けて・・・)

結果、葉肉の厚さ、葉幅はそのままに一回りコンパクトになりました。
直刃葉、立ち葉加減の姿になるとは以外でしたが。
もう10本以上仔を取った稼ぎ頭の古木ですがまだ若々しく
毎年のように新仔が出てくれます。


夫婦品種ということで連れ添って場所移動をさせた満月
これも三年前はまだ痩せた姿で柄も白っぽかったのですが
黄味が濃くボリュームも出て天橋に生まれ変わりました。

楽しみ尽された古典品種でもまだまだいろいろな楽しみ方があるものですね。

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黒牡丹三兄弟みたび~

2005年10月12日 | 黒牡丹、金牡丹
昨日も今日も快晴。
まだ生長は続いていますが
こちらでは下旬には止まってしまいますので
黒牡丹関連は今年最後の成長記録です。


まずは月笙の縞の仔。
から初夏を経て、そしてへと姿が様変わりしました。
気合の入っている木はなんか生育も違うような気がします

それはここにも現れ今年出た仔はなんと四本!
全部潰れずに育ってくれたのは
昨年根が良く出来たおかげかと思っています。

半分真鶴状態の仔とちょっと地味
どちらもこの品種としては上々でこれは楽しめそうです。

その上の仔は今のところ青。
やはり青だと生育が良く下の仔をもう追い越しています。

花芽予定地から出た今年の仔にも細かく縞が入っていて
これが一番良くなるかもしれません。

花芽にもなにやら柄がありそう。
でもまあ、四本仔が付いたのでここは余裕です

親木は金牡丹柄ですから当然ですが
白に近い柄で出て黄色になり
そして徐々に暗んでいく様がたまらないですね。
紺縞を伴っているほうがやはり丈夫で美しいものです。


次は白縞。
この木は月笙と違ってが黄色くならず
白縞に徐々にが乗って暗んでいくようです。
白縞に映える紅隈の鮮やかさが美点となっています。
全体のアントシアニンも見苦しくなく程よく出た感じです。

こちらも順調に仔が三本
うむうむ、良く増えてくれたものです。
下の二本も上の仔も目立ちませんがそこそこ柄がある感じ。
親木になってから柄が良く爆ぜるのかどうか観察の楽しみが増えました。
でも、鮮やかな柄の仔もほしいものです。

花芽は柄抜けのような感じでまずはホッとしていましたが、
その上に葉になにやら隙間が・・・。
ということで覗いてみたらピンク色の芽がありました
これも花芽なのでしょうね。


黄牡丹錦は黄縞で出て暗まない柄のタイプの黒牡丹です。
それでも下葉の柄は鮮やかさがなくなっていますので
少しずつは暗んでいっているのかもしれません。

まあ、これだけだったら他の縞物のほうがよっぽどマシなのですが
そこはそれ、金牡丹一族ですからルビー根やアントシアニン
また、ここから更にどんな変化を見せてくれるかなど
やはり期待度が段違いですね。
裏側にも細縞が出てきて徐々に良い柄行きになりそうです。

こちらは仔が二本。
親の柄と違ってずいぶん地味な仔です。
下の仔は今の所、柄ヌケのような感じ。
(稚葉にちょっと入っているかも?)
上の仔には柄の雰囲気はあるようです。

でも最大の見所はこの花芽
柄の仔が出る可能性は十分あるんだななんて強がり言ってますが
それにしても悔しいですね。
仔と花芽の順番が逆だったら良かったのに・・・
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建国殿縞

2005年10月11日 | 建国の縞
仕事の関係であまり暇がなくなりましたので
更新できるときはまとめてです。

建国殿縞から葉が一枚増えました。
青に近くなった仔の片側の葉にはうっすらと中斑が入りだし
次の葉はどうなのかなと期待度が増しています。
お楽しみは来年春までお預けですが。

あれだけクッキリと柄が出ていた稚葉ですが今は痕跡のみ。
それにしても良く暗むものです。
親木にまた仔が一本と仔にアタリが二つ。
仔の方こそ葉芽であってほしいのですがどうも花芽くさい感じです。
まあ、そんなに事はうまく運びませんね。

親木のほうはが少なくなった感じ。
下葉の上柄がカムバックしてくれれば良いのですが。
こんな一鉢でも天にも昇る気持ちになったり
心配でハラハラしたりと忙しいものです。



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建国殿白覆輪

2005年10月11日 | 建国宝
白柄のせいかはちょっとぼんやりした感じでしたが
今の時期になって天葉クッキリと冴え出してきました。
このように四季によって冴え具合が変化すると
意外に飽きずに長く付き合えるものです。

仔は地味な八千代芸になってしまうのかなとがっかりでしたが
天葉で親と同じ芸になり、やれうれしやです。
これでようやく新品種誕生一歩手前まで辿り着きました。
もう一本同芸の仔が欲しいのですが今年は全部花芽。
またしばらくお預けのようです。

初冠雪とか豊雪(汗)とか何か気の利いた名前を付けてみたいのですが
どうも名付けのほうはセンスのない私です。
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2005年10月11日 | 建国殿

度々出てきますが
いつまでも持っていられるとも限らないし
まあ、棚にある間、お付き合いください。

初夏の頃から更に葉が一枚増えて一段とボリュームが出てきました。
キャンパスが大きいと描ける景色も雄大になります。
とはいっても夏の頃は天葉の紺覆輪が細いし
仔も柄がなくなったかと心配でした。

でもそれは杞憂。
親木の次の葉は見た目もカッコイイ紺覆輪に戻り
一寸見える次の葉もなかなか良さそう。
仔の天葉にも太い中斑が入っています。
相変わらずハラハラさせてくれるものです。

それにしても入手した頃の姿とは雰囲気が大きく変わりました。
ここまで良くなるとは前の持ち主さんも思わなかったんじゃないかと・・・
当時の木はかなりの古木で下葉をバリバリ毟った後の姿でしたが
それでも当たり一個付いたのは大きかったと思います。

その後も古木ということで花癖が抜けないため
ご覧のようにその時の仔一本のままです。
アタリ一本付くといくらになるのかななんて考え出すと
貧乏性の私としては思わず信念を曲げそうになってしまいますが
なるべく下葉を毟らず、株分けせず
このままの状態で株立ちを目指したいと思っています。

ところで、柄が多いと良く見えるのですが
この品種は日が多く当る方向は柄が冴え
日の当らない側は沈み気味となるようです。
こちらは通年朝日が100%近く当る東側ですが
腰斑も出て良く柄が冴え渡っています。
こちらは西側、寒冷紗越しで50%以下かと。
仔の裏側は北に向いていて天葉も最上柄のはずですが
なんだか斑が入っているかどうかわからない位です。

日の弱いお棚でこの程度の柄の木が
羆の青なんていうことで出てきた暁には・・・
ウ~ン、速攻で買いですね。
まず、そんなケースはありえませんが。

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御世桜

2005年10月07日 | 青物
御世桜という名で入手しましたが
紀伊さんのとはすこし姿が違うようですね。



こちらは華泉をちょっと立ち葉にしたような風情。
もしかすればそのまんまかも?
花を楽しみに今年思いっきり咲かせましたが
見事に純白の標準花でした。

気を取り直して、華泉といえば虎斑の入る実生品種があります。


日強く作ってもそんなに虎が爆ぜるわけでもなく
ころころとしたかわいらしい姿に仕上がります。
増えがバツグンなのも嬉しいところ。

一方、同じ柄の金孔雀は派手になりすぎと
長い冬の相乗効果の為か何度か失敗していますので
ちょっと日陰で栽培を継続しています。


結果、あまり虎斑は乗りませんがこちらも良く増えるようになりました。
前作の消毒の跡がようやく目立たなくなって、まずはめでたしです。


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建国殿変わり?その2

2005年10月07日 | 建国冠
爪覆輪と徐々に冴えてくる中斑の複合芸は珍しいのですが
どうも姿にインパクトがないのは苗木風の姿のせいかなと
日作りにしてみました。



おかげでルビー根はたくさん出てくれましたが
冴えるお約束の下葉が黄ばんでしまいました。



二枚落ちましたが、もう一枚、落ちるかも。
前作で日弱く育てていると昨年の葉くらいまでは馴染んでくれるのですが
それ以前の葉は強めの日に対応できないようで
この木に限らず振るってしまうことが多いようです。

葉を振るうからといってこれはしくじったと日陰に戻すのは元の木阿弥。
ここは心を鬼にしてそのまま作り続けることにしています。
存分に光合成をしたせいか下から面白い柄の仔が出てきました。



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